Ainel-Sophia:闇に潜ませた脅威
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の中脅威度物品保管ロッカーに保管し、ロッカーは常に施錠して下さい。保管ロッカーを解錠する場合(オブジェクトの収容時を含む)、最低一人のレベル3職員の許可をとり、その立ち会いの下で解錠して下さい。許可のない人物がオブジェクトを中心とした半径500m以内へ侵入することのないようにしてください。SCP-XXX-JPのロッカー外への持ち出しと使用は原則として禁止です。実験を希望する場合、その目的と手段、そして責任者を明確にした上でサイト管理官に申請して下さい。

説明: SCP-XXX-JPは日本の映画会社が制作したホラー映画を記録したDVDで、タイトルは[編集済]です。2009/02/██以降に散発した変死事件がきっかけとなり収容に至りました。それ以前当オブジェクトはTATSUYA████店で新作DVDとして貸し出されていました。同タイトルのDVDが他に3本貸し出されていましたが、それらに異常は確認されていませんそれらも同様の異常性を持っていたため収容されました。とある変死事件の被害者が借りていたDVDが警察によってTATSUYA████店に返却され、それを借りた者が変死体として発見されるという一連の事件にエージェントが気付き、████県警に働きかけることで財団が押収しました。
SCP-XXX-JPの異常性は、オブジェクトに記録されている映画を直接、再生が自動で停止するまで視聴した場合に発揮されます。それ以前に視聴を中断した場合異常性は発現しませんが、視聴した者は「最後まで見たい」という欲求を覚えます。この欲求は記憶処理の他、同タイトルの別のDVDを最後まで試聴することで解消することができます。カメラなどを通して間接的に視聴した場合や別の媒体にコピーされたものを視聴した場合、特に異常な効果は見られません。SCP-XXX-JPを最後まで視聴した者(以下、被害者)は、見通せない暗がりや曲がり角の奥、物陰などに脅威となる"何か"が潜んでいるのではないかという疑念を抱くようになります。その脅威は被害者によって様々です。
被害者はある時点において、不可視の力によって殺害されます。この死因は様々で、Dクラスを用いた調査の結果被害者が"脅威"として感じているものが関連していると判明しています。詳細は実験記録を参照して下さい。被害者が死に至るタイミングは様々で、法則性は発見されていません。しかし、日中に死に至ることはないため、少なくとも夜間に限定されていると考えられています。
SCP-XXX-JPは同じタイトルのDVDに感染し、感染したDVDは同様の異常性を持つことが確認されています。現在財団は██枚のSCP-XXX-JPを保管しています。DVD以外の媒体に記録された同タイトルの映画には感染しないことが確認されています。


 
補遺:上記実験以降、施設内で変死体が発見されました。調査の結果、死亡した職員の私物の中にSCP-XXX-JPと同じタイトルのDVDがあることが判明。実験の結果、これをSCP-XXX-JP-2として収容。収容以降に発生した変死事件に関して徹底した調査を行ったところ、TATSUYA████店で貸し出されていた3枚を含む7枚の同タイトルのDVDが押収され、それぞれSCP-XXX-JP-3からSCP-XXX-JP-9として収容。SCP-XXX-JPは再生された場合、周囲に存在する同じタイトルのDVDに"感染"する性質を持っていることが判明しました。今後SCP-XXX-JPが発見された場合、その周囲に存在する同タイトルのDVDは押収されます。感染範囲は半径500m程度であると推定されています。更なる感染を防ぐため、SCP-XXX-JPの実験とサイト内への同タイトルを記録したDVDの持ち込みは禁止されます。
どうしてもこの映画が見たいなら、新しく出たBlu-ray版を持ち込むように。―██████博士