あなたはとある大手企業に勤務するanexus61251。あなたは自分がどのような機関の最末端に属しているのか、一生知ることがないだろう。 http://shindanmaker.com/471129
「面白い個性的なアイディアというのは足し算よりも引き算やひっくり返すことで生まれる事が多い」という提言を見かけましたのでちょっと考えてみる。
(問題点:陸自小銃ネタという一点のみにおいては完全なネタかぶりであるわけで、ただし異常特性は完全に異なるものであること。発想上陸自の小火器である必然性はあると思い込んでいるのだが、果たして根本的に必然性とは何なのだろうか…)
(課題:財団がテキストの「汲み上げ」に執心してしまうことをどのように位置づけ、どのように仄めかすのか)
(薬莢受けを使うについて危険物が出た場合の矛盾点があり、銃そのものを破壊しかねないから考慮する)
(よくありがちなオブジェクトが破壊不可能である事例についても考えよう)
アイテム番号: SCP-xxx-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: サイト81██の武器収容ロッカーに、財団の標準武器管理プロトコルに従って保管されます。使用にはレベル-4以上の財団職員の許可が必要です。なお、実験以外での使用は予期せぬ損害をもたらす可能性があるため推奨されていません。※この部分は仮に065-jp参考なので再チェック
射撃実験は標準実験射場を改造し側壁面を強化した専用の射撃実験室を用います。可能な限り薬莢が飛散しないよう、適合する薬莢受けを装着したうえでライフルベンチに固定し、遠隔装置を設置して連続的に撃発させます。実験に際しては多弾数の必要性から、純正品の弾倉の他に互換性のあるNATO標準のSTANAGマガジンを用いて構いません。機関部側面の排莢口を高速度撮影して異常物体の生成を監視・記録して下さい。実験XXX-32における事故の結果(or精神影響を鑑みて)、射手が直接保持した状態での射撃は禁止されています。射撃実験の弾数は設計上想定された機関部の命数から逆算して決定され、月2~3回を目途に実験スケジュールを組んでください。射撃実験後は劣化を避けるため、標準的手順でクリーニングした後に保管して下さい。
過去の実験結果の蓄積から、使用する弾薬の種類は結果に影響しないことが推定されています。武器としての一般的安全性および過剰な弾頭由来廃棄物の発生を鑑みて、制式ブランクアダプターと安定的な排莢を企図して専用に製造した実験用空砲の組み合わせ使用、またはフランジブル弾の使用を推奨します。
SCP-xxx-JPは現在6個体が確認されています(A群、-A01~-A06)。異常性の発現が製造時からのものであるか否か明らかではありません。新たな異常の発現を想定して、カバーストーリー「製造メーカーによる年次定期点検」により部隊配備中の通常個体を定期的に監視する必要があります。新たな個体は発見され次第速やかに収容されます。同モデルの小銃は就役中に新たに異常が発生した場合に備え、公式に新規調達がない場合でも完全退役まで製造ラインが秘密裏に維持されます。
SCP-xxx-JP-B群は各異常特性にあわせてA群とは別に保管されます。実験で得られたテキストの閲覧には内容に応じてレベル-4以上のクリアランスが必要な場合があります。詳しくは…を参照してください。一見して異常のない薬莢であっても後に異常性が判明しB群とされる例が報告されました。そのため、排出された薬莢は別に定める期間、保管して下さい。
説明: SCP-xxx-JPは██式5.56mm小銃です。シリアルナンバーから各個体の製造時期は様々であることがわかっています。
※共通する特徴:レシーバー裏面の特定の図像刻印。製造メーカーに記録なし、工程に異常なし
刻印を██紋と設定し、伏字とする。██の小銃と同じ紋章。
正常に組み付けした状態の外観からはわからない尾筒内部のどこかに発生して一定ではない。
この「吹き出物」の発現で判別できる。
射撃性能等は同モデルの自動小銃に比して標準的な偏差内に収まっており異常性には関与していない。
異常性の発現には部品の欠品や故障があってはならず、そのうえで実用性に問題なく調整され正確に動作する必要がある。
射撃時におよそ0.0██%の低確率で、装填されていたもとの5.56×45mm弾薬に由来しない薬莢状の異常物体を排出します。もとの薬莢に類似した形態のものから、全く薬莢に関係しない材質のものまでさまざまですが、一部の事例を除いてサイズは5.56×45mm弾薬に使われる薬莢と一致しています。薬莢受けを装着しない状態での観測では、もとの薬莢と明らかに質量・重心が異なる物体が排出された場合においても作動不良を起こすことなく飛翔し、多くは通常の排莢とほぼ同様の放物線軌道を描くことが確認されています。また、機関部内の薬室・抽筒子・抽出子等を精密検査した結果、通常の弾薬に使用される物質(発射薬・雷管由来の生成物、薬莢の黄銅)以外の痕跡は確認されていません。以上のことから、薬莢が排莢口から右側面外部への飛翔を開始した瞬間に異常性が発現するものと推定されています。この異常を起こす条件については現在特定されていませんが、実験日時と異常頻度やその内容ははある程度まで月齢との相関関係を示唆しています。
実験で得られた異常排莢物体は、
なお、発射後回収された弾丸については異常の兆候は見られていません。
※発見された契機(必要に応じて省略するか、一部を他に組み込む)
○各地の駐屯地で回収された使用済み薬莢に異常があるという報告が数年来相次ぐ、
次いで演習時の不可解な事故報告(放射線被曝など)、
○精神影響の場合は使用・携行者の異常行動。
表現:「関係省庁に配置された財団要員」?
発見者への記憶処理、(防衛省・メーカー)との連携
※異常排莢物体の案:基本的にオリジナル薬莢と同等のサイズ・形状
(-B01~-BXX)
薬莢底部刻印についての記録をそれぞれに折り込む。
1 ラッカー塗料によってピンク色に着色されたもの、材質に異常なし
2 非活性の圧縮された低感度爆薬。
3 高濃度放射性物質のペレット(人類が製造できないもの)
3a 減損ウラニウム製の物体。薬莢受けを破損したことから、実験用の強化薬莢受けを製造。
4 外見上は通常の5.56mm薬莢で材質にも異常はないが、薬莢内面に異常なテキストが刻印されているのが発見される。
底部刻印「」
5 刺激性・揮発性の液体(例外的ケース1)。
6 羊羹。美味である。
7 × AWCYが刻印されたもの(底部刻印?)
8 クレヨンを薬莢形状に形成したもの。連続で7色が出現した。
9 薬莢に細かく巻いた紙片が詰まっていて個人的なメッセージが書かれている。
10 笛。薬莢に切り込みがあり雷管を欠く。ネックから吹くと鳴る。(市販に類似品)特定の周波数、異常
11 金属小破片が爆発的に散布される。検査の結果、もとの薬莢が正確に0.02mm刻みに分割されたものと判明(例外ケース2)
12 高速の金属物体が排莢口から飛び出し異常な軌道で実験射場のコンクリート製壁面を破り隣接実験室で発見される。
物体はもとの薬莢とほぼ同質量の黄銅で出来た弾丸状の物体で、高速度の圧力で自己鍛造したものと推定される(例外A)
13 刻みたばこを詰め、紙巻き煙草のフィルターで封をした薬莢。
たばこ葉、フィルターともに市販の[銘柄名]のものであることが判明。フィルターからは唾液と細胞片が検出され、DNA検査の結果[編集済]
※フィルター側面に██紋?
14 通常の使用済み薬莢より外見上明らかに黒ずんで風化しており、放射線年代測定法はXXX年の経過を示した。底部刻印の痕跡はあるが判読不能。
15 外見上は弾頭がついたままの未使用の実包であるが、通常の発射薬の代わりに銃用雷管用の雷酸水銀(II)が詰められている。底部刻印は見られない。
※雷酸水銀は標準的な軍用5.56mm×45弾薬用の雷管には使われません。
補遺:
※テキストが内面に刻印されている薬莢の発見により、薬莢を切り開く事後の工程を実験プロトコルに組み込むことをなるべく後半に記述。