Central_ECH

どうぞよろしくお願いします。

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 財団内部で新たな申請書式を作成する場合、それがどのような手続きであっても必ず新規書式承認プロトコルによるチェックを受ける必要があることをレベル2以上財団職員に教育し徹底させます。
SCP-XXX-JPは現在収容されておらず、今後も収容は困難であると推測されます。しかしその出現範囲が財団内部に限定されること、外部への影響が極小的であることから現状を維持しています。SCP-XXX-JP-1についてはカバーストーリー"記入例"を適用し、非資格保有者への情報漏出を防ぎます。

説明: SCP-XXX-JPは財団内で使用される申請書類に対して発生する異常現象です。何らかの事由により申請書式が作成された場合、即座に「SCP太郎」なる人物(以降、SCP-XXX-JP-1と呼称)により手続きが行なわれ、実際にその効力が発揮されます。新規書式承認プロトコルにより財団内での手続きは原則として「開始申請」と「終了申請」が対となるため、SCP-XXX-JPによる被害が発生することは稀です。
SCP-XXX-JP-1実体は現在までに確認されたことは無く、これまでにその特性を利用した収容作戦が展開されていますが、いずれも成果を得られていません。記録が全て正しいとした場合SCP-XXX-JP-1はそれぞれ矛盾する複数の経歴を持つ上、複数の収容施設や非公開オブジェクト情報へのアクセス権を有するなどレベル5に匹敵する極めて強力な権限を所持している可能性が指摘されています。


 
 
 
 
 
 
 
■お蔵入り。そのうちやります

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1は事案XXX-JP-Cで発生した収容違反事件の際に実体と異常性を喪失したため現在は収容されていません。SCP-XXX-JP-1の代理としてSCP-XXX-JP-2が収容されていますが、その特別収容プロトコルはSCP-XXX-JP-1に準拠することに注意してください。

説明: SCP-XXX-JP-2は身長170cm、体重66kgの日本人男性らしき外見的特徴を持った人間型オブジェクトです。SCP-XXX-JP-2は事案XXX-JP-Cの際に負傷したエージェント・三橋の代理としてSCP-XXX-JP-1を再収容しましたが、その後の[データ削除]でSCP-XXX-JP-1の実体と異常性が恒久的に失われたため、その代わりに収容されることになりました。SCP-XXX-JP-2は事案XXX-JP-Cの時点で山本██と名乗りましたが、その証言通り██県██市に全ての特徴がSCP-XXX-JP-2と一致する3█歳の男性が居住していたことを確認しています。

SCP-XXX-JP-2の異常性は現実改変能力と認識災害の2つに分類され、それにより次の4つの段階を順に発生させます。

段階1 偶発的な事故により、SCP-XXX-JP-2の視界内で進行している事象Xに1名の欠員が発生します。この“欠員”は必ずしも対象者の死亡を意味せず、負傷や装備品の故障により事象の継続が困難となるケースも含みます。発生する偶発的な事故は現実改変による確率操作が原因と考えられますが、SCP-XXX-JP-2が事象Xを任意に選択することは出来ないと推測されます。
段階2 認識災害が発生し、欠員の補充人員としてSCP-XXX-JP-2が指名されます。SCP-XXX-JP-2が欠員の代行をする事について周囲の関係者が疑問を抱くことはありません。
段階3 SCP-XXX-JP-2が事象Xに加わり欠員の代行を行ないます。発生した欠員が何らかのサービスを受ける立場だった場合、その全てをSCP-XXX-JP-2が代わりに享受します。 段階3は基本的に事象Xの当初の予定に準じた日程で進行します。
段階4 事象Xが終了条件(これは課題の達成や期間の満了など個々の事象に依存します)を満たします。SCP-XXX-JP-2による代行が完了し、その異常性が非活性状態へと移行します。この非活性状態は最低1時間から最大167時間継続すると推測され、一定時間経過後に別の事象Xに対して新たに段階1を発生させます。

現在の収容状態は段階3に相当します。これまでのところ段階1~4の進行中に更に段階1が発生した事例は確認されていませんが、新たに段階1が発生していないかの監視を怠らないようにして下さい。

インタビュー記録XXX-1 - 日付19██/██/██

対象: エージェント・三橋

インタビュアー: 小林博士

付記: 事案XXX-JP-Cで負傷した際、SCP-XXX-JP-2を代理に指名した事についての聞き取り調査が行われました。

<録音開始>

小林博士: [会話]

エージェント・三橋: [会話]

<録音終了>

終了報告書: 事案XXX-JP-Cの直前の検査ではエージェント・三橋の判断力に異常はありませんでした。未知のオブジェクトの影響下にある危険性があり、無関係の民間人を巻き込んだことについての処罰は慎重に行うべきです。

インタビュー記録XXX-2 - 日付19██/██/██

対象: SCP-XXX-JP管理責任者

インタビュアー: 小林博士

付記: 事案XXX-JP-Cとその再収用後でSCP-XXX-JP-1が失われた際にSCP-XXX-JP-2を代わりに収容した事について聞き取り調査が行われました。

<録音開始>

小林博士: [会話]

管理責任者: [会話]

<録音終了>

終了報告書: 過去の定例検査ではこの管理責任者に異常は見受けられませんでした。エージェント・三橋同様、未知のオブジェクトの影響下にある可能性が考えられます。民間人をオブジェクトの代理として収容してしまうという行動に対する処罰は慎重に検討されるべきと進言します。

インタビュー記録XXX-3 - 日付19██/██/██

対象: SCP-XXX-JP-2

インタビュアー: 小林博士

付記: 山田██氏がSCP-XXX-JP-1の代理として収容された後、聞き取り調査が行われました。

<録音開始>

小林博士: [会話]

SCP-XXX-JP-2: [会話]

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JP-2は、偶然にも財団に収容されるべき異常性を保有するオブジェクトです。現在の収容プロトコルを継続し、保護する必要があると判断します。

補遺1: 20██/██/██現在、SCP-XXX-JP-2の体温が35℃を下回る事例は発生していません。SCP-XXX-JP-2が“忠実な代役”の遂行のためにSCP-XXX-JP-1の異常性を獲得することは無いようです。このためSCP-XXX-JP-2に適した特別収容プロトコルへの更新が提案されましたが、却下されました。