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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

説明: SCP-XXX-JP は、身体に植物の特徴を持った人型実体です。 SCP-XXX-JPの外見は主に10~12歳ほどの人間の少年に酷似していますが、緑白色の肌と植物繊維で構成された毛髪を生やし、両手首から先が20~30本の伸縮する蔓状の突起となっています。通常この両手は蔓自体が丁寧に編み込まれ人間の手と同じ形状を取っていますが、 SCP-XXX-JP-1を精製する際は蔓が展開し用途に応じた様々な動きを人の手より遥かに精密に行います。SCP-XXX-JPは定期的に手首付近の蔓の根元の網目からSCP-XXX-JP-aに分類される花粉を散布します。この花粉は一般的な樹木類の花粉と同様に風などにより広範囲に拡散されますが、他のどの植物に花粉が接触しても一切反応は無く、人間が花粉を吸いこみ体内にSCP-XXX-JP-aが取り込まれた際、特に吸い込んだ対象が1█歳未満の少女に限り特異な影響が現れます。

SCP-XXX-JP-aを吸い込んだ人間(以下、対象と表記)はおよそ10分から30分経過すると、花粉の発生源であるSCP-XXX-JPの現在地を認識することが可能になり、無意識にそこへ行きたいと感じる様になります。対象にSCP-XXX-JP-aの影響が現れるとほぼ同時に、SCP-XXX-JPもまた何らかの認知能力により対象の現在地を把握し、SCP-XXX-JP-1の作成を開始します。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPが生成する植物を材料とした装飾品です。主に野草等の草花で編んだ冠や指輪と言った簡易的な工作品で、SCP-XXX-JPが両手を展開すると同時に手首の付け根付近から原材料とされる植物が生え、同時に蔓によって素早く装飾品の形に編み込まれます。完成したSCP-XXX-JP-1は即座に活性化します。
活性化状態のSCP-XXX-JP-1は淡い黄色い光を発し、瞬時に対象の周辺、又は目の前に移動します。活性化したSCP-XXX-JP-1を対象が視認した場合、対象はそれを身に着けたい衝動に駆られ、身に着けると黄色い光はゆっくりと対象の体全体を覆い、おそよ30秒ほどで完全に対象を包み込むとSCP-XXX-JPの元へ対象を一瞬で移動させます。対象が光に包まれる前に対象からSCP-XXX-JP-1を取り外せば移動を阻止する事が可能です。対象から離れたSCP-XXX-JP-1は非活性となりこの状態であれば物理的に分解、破壊は簡単に可能です。しかし、その後も不定期に活性化しおよそ3分程度で再生し、再び対象の元へと移動します。不活性化状態に熱による焼却を用いれば完全な破壊が可能ですが、現時点で活性化状態での破壊、対象への移動を完全に隔離出来た例はありません。分解したSCP-XXX-JPを分析した結果、材料となった植物は既存で存在する野草と変わりは無く、遺伝子的にも一切異常性は確認されませんでした。

対象がSCP-XXX-JPの元へ到着した場合、SCP-XXX-JPは友好的な仕草と言葉で対象を迎え、およそ1時間から3時間ほど対象とスキンシップを取ります。内容は鬼ごっこを始めとした一般的な子供が行う遊びや、対象の家族や友人関係などに対しての雑談、SCP-XXX-JPの腕から生成された花から分泌される蜜を対象に振舞うといった行為が確認されています(蜜の成分を分析した結果、通常の花の蜜やそれから精製される蜂蜜等より糖度、栄養価が優れており、人体に有害な物質、または依存症を引き起こす成分は見受けられませんでした)。スキンシップを終えるとSCP-XXX-JP-1が再度活性化し、対象は元々いた地点、または対象の実家の近辺へと移動させます。
実験を終えた対象となった被験者へのインタビューでは、大多数がSCP-XXX-JPとのスキンシップを楽しかったと感じ、SCP-XXX-JPが通常の人間ではないことを認識しながらも恐怖はあまり感じなかった、また遊びたいと証言しました。

現在、SCP-XXX-JPは収容に対し協力的な姿勢を見せており、職員に対しても従順な反応を示します。しかし、最初の確保当時の行動、及び当時のSCP-XXX-JP周辺の状況から考え、

インタビューログ

補遺1:

補遺2: 20██/██/██、事件記録XXX-JPにより、SCP-XXX-JP-1の活性化、SCP-XXX-JP-bの特異性は全てSCP-XXX-JPの任意のコントロールによって行われていることが判明しました。

事件記録XXX-JP

・この時点で既に説明が長いしくどい・・・