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下書き:ポータル産道
アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-4までのアイテムはまとめて、直射日光の当たらないように施錠できるロッカーに保管してください。
・SCP-XXX-JP-1はベビーパウダーを塗布し、密閉可能なビニールパッケージに保管してください。
・SCP-XXX-JP-2からSCP-XXX-JP-4のアイテムは、それぞれ一般的なビニールパッケージに保管してください。
実験で持ち出す際は、レベル3以上の職員の許可が必要です。実験対象以外の遺伝子情報が混入する事態は絶対に防いでください。
意図的に改変した遺伝子情報で実験を行う場合は、その場に武装した警備員を2名以上待機させてください。
実験対象から想定される個体ではないSCP-XXX-JP-Aの排出が行われた場合、速やかに担当職員はSCP-XXX-JP-Aの出どころを突き止め、解決しなければなりません。
その場合SCP-XXX-JP-Aの出どころと関係する医師、看護師にBクラス記憶処理を施してください。
実験後はSCP-XXX-JP-1全体を25度以下の清潔な水で洗浄し、清潔なタオルで脱水を行ってください。

説明:SCP-XXX-JP-1からSCP-XXX-JP-4までのアイテムで構成されています。
これらの外観は█████社が販売している非貫通型のオナホール(█████████████)と同じものです。
素材・外観ともに一般に流通している同商品ものと同様の構成です。

SCP-XXX-JP-1:本体
熱可塑性エラストマーを主成分とした一般的なオナホールです。流通品と同じ外観をしています。
異常性はSCP-XXX-JP-1を本来の目的で使用した後、1時間放置すると発現します。
SCP-XXX-JP-1に注入された実験対象の遺伝子情報(血液、精液、毛髪など)を読み取り、近似した遺伝子情報を持つ胎児(以下:SCP-XXX-JP-A)を排出します。
代わりに、SCP-XXX-JP-Aを身ごもっていた母親の胎内からSCP-XXX-JP-Aは消失します。消失の際に痛みは伴わないようです。
また、SCP-XXX-JP-1の使用後1時間以内に遺伝子物質の排除を行うと異常性は発現しません。
他の同商品には異常性は見られず、この個体のみの異常性ということが研究により判明しました。

SCP-XXX-JP-2:パッケージ
一般的な紙箱です。国内で人気のキャラクター(██████)に似たイラストが「ぜんぶ搾り尽くしてやんよ!」というセリフとともにパッケージに描かれています。
パッケージの成分や文字に異常性は見られませんでした。

SCP-XXX-JP-3:パウチ入り潤滑液
一般的な10mgの潤滑液です。パウチに入っており、パウチと潤滑液に異常性は見られませんでした。

SCP-XXX-JP-4:下着
一般的なライトグリーンと白のストライプ柄の女性物のパンティです。分析の結果100%ポリエステルの繊維で構成されており、異常性は見られませんでした。

SCP-XXX-JP-1の由来は未だに不明です。
排出された後のSCP-XXX-JP-Aは通常の出産に問題ない状態であれば、問題なく正常に発育します。
ただし、出生に問題がある(未熟児、通常の先天的な疾患を持つ胎児)場合は通常と同じように生存率は低いものとなります。
遺伝子の近似した存在であれば年齢問わずSCP-XXX-JP-1から排出されるという仕組みではなく、必ず胎児でなければならないようです。
出生直後の新生児は排出の対象ではないようです。
メカニズムは不明ですが、胎内から一時的に直接SCP-XXX-JP-1につながっていると考えて間違いないようです。

人間以外の哺乳類だけでなく、鳥類や昆虫など遺伝子が存在する全てのものに対応しているようです。
対象が卵生である場合、卵殻内部の内容物を排出します。