不死のカリスマ

SCP-XXX-JP 不死のカリスマ
Object Class: Euclid

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取扱方:
SCP-XXX-JPは現在6×4mの個室に収容されています。レベル2以上の職員がこのSCPと接触する際は、いかなる状況にあっても会話をしてはなりません。食事や、リクエストされたアイテムを支給する時にSCP-XXX-JPに話しかけられますが、応答する事は禁止されており、最短で済ませなければなりません。いかなる人間もこのSCPと会話してしまった場合は精神鑑定の後、異常が見られればクラスBの記憶処理が行われ、他のプロジェクトに異動となります。また、このSCPは銃などの武器を見ると嫌悪感を示す為、個室に入室する際は全ての武装を解除しなければなりません。SCP-XXX-JPの部屋には現在下記の事物が含まれます。

液晶テレビ
PlayStation3、WiiU
ゲームソフト22点
コミック117冊(アクション物を好みます)
2m×1mの本棚
折りたたみ式のシングルベッド一つ

SCP-XXX-JPが追加でリクエストするアイテムはレベル3以上の職員による認可を必要とします。

概要:
SCP-XXX-JPは■■歳の細身で身長166cm、年齢より少し若い中性的な男性の外見を持ちます。
腹部と背中に虐待を受けた痕があり、終了実験で様々な外傷を受けさせましたがあらゆる傷は一瞬にして完治したのに対し虐待の痕は消えませんでした。
様々な面において通常と変わらないように見え、また人間が生物学的に必要とする全ての事物(食事、排泄、睡眠etc)を取ります。
このSCPには、月に一度クラスDの女性職員を入室させ会話を行わせる必要があります。
SCP-XXX-JPはどんな方法を用いたとしても終了させる事が出来ません。

説明:
SCP-XXX-JPは、日本の兵庫県で20■■年■月■■日に連続[削除済]殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑囚となった後財団のDクラス職員となりました。
SCP-XXX-JPはSCP-173の清掃を他Dクラス職員含む3人で担当し、3人が同時にSCP-173から目を離し全員が首を折るなどされて死亡しました。遺体の回収に向かうと、SCP-XXX-JPだけが生存しているのが発見され、SCP-XXX-JPとして隔離されるに至りました。

SCP-XXX-JPはいかなる敵対的行動を見せる事は無く、そして職員に対し非常に友好的です。また、若く容姿の整った健康的な女性を好み、頻繁に女性の入室をリクエストします。以下は、女性Dクラス職員(以下女性職員)を個室に入室させ、観察を試みた経過の報告書です。

1:女性職員とSCP-XXX-JPはすぐに打ち解け、親密な関係になった。
2:終始笑顔で対話が行われ、二時間が経ち退室時間になると女性職員は名残惜しそうにしていた。
3:インタビューの結果、心の底から安心し夢のような一時だったと報告を受ける。
4:翌日、女性職員自ら、SCP-XXX-JPとの面会を要請されたが却下した。
5:SCP-XXX-JPはまた女性の入室をリクエストし、女性職員が入室。
6:また笑顔での対話が始まり、SCP-XXX-JPが女性職員に愛の言葉を囁いた後、彼女を素手で撲殺した。

以上の観察の結果、このSCPは会話するだけで心を許させてしまう強烈なカリスマにより、対象に精神汚染と思われる現象を起こす事が分かりました。
また、撲殺する際に恍惚の表情を浮かべており取り押さえた後に身体検査を行うと下着に[削除済]がこびりついている事が分かりました。この結果、SCP-XXX-JPは暴力を振るう事により性的快感を得る性的サディズムの傾向がある事が判明しました。
以下は女性職員殺害直後のインタビュー記録です。

[記録開始]

■■博士:いくつか質問をさせてもらってもいいかな?SCP-XXX-JP。

SCP-XXX-JP:もちろんいいですが、私の事は[削除済]と呼んで下さい。

■■博士:それは出来ない。質問に移る。どうして女性職員を殺したんだ?

SCP-XXX-JP:私は彼女を愛していたんです。だからです。

■■博士;話が見えてこないな。

SCP-XXX-JP:あなたにとって、相手に愛している事を伝える方法はどんなものがありますか?

■■博士:質問しているのはこちらだ。どうして彼女を殺した?

SCP-XXX-JP:たとえばそう。口づけをしたり抱擁したり頭を撫でたり。色んな方法がありますよね。私は別に彼女を殺すつもりなんてなかった。ただ、彼女は私の愛を受け入れきれなかった。それだけなんです。

■■博士:つまり君は、彼女を殴る事で愛を伝えていたということかね?

SCP-XXX-JP:私に出来る愛情表現はそれだけなんです。きっといつか、私の愛を受け止めてくれる女性が現れると信じています。

[記録終了]

また、このインタビューを行った■■博士もSCP-XXX-JPの虜となり、クラスBの記憶処理を行われた後、異動となりました。
性別を問わず、会話した相手を無条件に虜に出来ます。

補遺:

実験記録XXX-JP-1
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被験者:SCP-XXX-JP
実験環境:財団地下の5m×5m×5mの実験室。実験中は部屋の中心に椅子を設置し、SCP-XXX-JPを着席させる。コップに注いだ水と青酸カリの入ったカプセルをビタミン剤と説明して渡して飲ませ、観察する。

結論:カプセルを飲んで1分後、胸を抑えて苦しみだして椅子から転げ落ちた。職員が脈を計ると脈は無く、死亡を確認した。はずだったんだが、前触れなく起き上がりピンピンしながら奴は怒り出した。

実験記録XXX-JP-2
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被験者:SCP-XXX-JP
実験環境:SCP-XXX-Jを鉄板の上に寝かせ、両手首、両足首を拘束。頭上からゆっくりと鉄板を押し付け、圧死させその経過をハイパースローモーションカメラで撮影し観察する。

結論:内臓や骨まで全て確実に潰れ、鉄板を撤去すると平たくなった肉や骨の破片、大きな血溜まりが出来ていた。すると奴は瞬きした間にもとの姿に戻ったんだ。信じられるか?しかも、録画映像を見てみると死体の状態から健康な状態に戻る過程の映像は映っていないんだ。まるでカットされたように一瞬で元に戻り、こちらに抗議の声をあげやがった。

実験記録XXX-JP-3
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被験者:SCP-XXX-JP
実験環境:SCP-XXX-Jを収容している個室内。720時間の間食事や水を一切与えず、経過を観察。

結論:みるみるうちにやせ細って、694時間が経過した時ポッキー食べたいと呟いた後餓死した。脈も確実に止まってた。なのにまた一瞬にして肉付きを取り戻し、お菓子を要求してきやがる。どうなってんだこいつは。

実験記録XXX-JP-4
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被験者:SCP-XXX-JP
実験環境;SCP-XXX-JPを収容している個室内。クラスD職員を入室させ、SCP-XXX-JPの話を一切無視させ、その影響を観察。

結論:あの野郎、まるでカウンセリングでもするみたいに話しかけてやがった。本当は無視したくないんでしょ?私と一緒にゲームしようよなんて甘い言葉を囁いて一切手を出さずにクラスDの口を割らせた。すぐにクラスDを退室させて、クラスBの記憶処理を行った後異動させた。
短時間無視することは出来るようだが、長時間やつの言葉に耳を傾けると会話するのと同じような効果が発現するようだ。

この後実験を行った博士は、自身がSCP-XXX-JPの虜になってしまっているのではないかと疑問を持ち、自らクラスBの記憶処理を行った後異動を申請しています。