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トマトがトメトなく出てきてトマトっちゃうな
不死身の爬虫類VS緋色の鳥 近日公開予定!
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: すべてのSCP-XXX-JPはサイト-81██の低危険度物品収容倉庫内に設置されたパスワード付きの冷凍庫の中に保管されます。新たなSCP-XXX-JPが発見された場合はすべて焼却処分してください。
説明: SCP-XXX-JPは外見的、遺伝子的には一般的に流通しているものと同様のキャベツです。現在財団では8玉のSCP-XXX-JPを記録用に収容しています。
加熱した状態のSCP-XXX-JPを40g以上、人間が摂食すると、被験者の腹腔内にチンパンジー(Pan troglodytes)の受精卵1個が現れます。加熱せずに摂食した場合にはこの異常性は発揮されません。出現した受精卵は大腸に着床し、そこで胎盤を形成します。その後、受精卵は異常な速度で成長を遂げ、最長で7日間で発達の最終段階にまで発育します。特筆すべき点としては発育に使用される栄養の量はその急激な発育速度に反比例するかのように極めて少ないことが挙げられます。発育が最終段階まで達した被験者は帝王切開による胎児の摘出が必要となります。
SCP-XXX-JPの影響により誕生したチンパンジーは、通常のチンパンジーと比べてなんら異常性を持たないことが確認されています。実験により誕生したチンパンジーは現在サイト-8169にある大型動物収容房で█頭が飼育されています。
SCP-XXX-JPの最初の確認例は██県██市において、「4人家族の全員が救急車で病院に搬送され、入院先の病院でチンパンジーを出産した」という情報が当時██市の医療センターに潜入していたエージェントから報告されたことにより、その存在が発覚しました。調査により、一家の母親が無人直売所でSCP-XXX-JPを購入していたということが判明し、収容に繋がりました。その後、すべての関係者にBクラス記憶処理が施され、『集団食中毒』のカバーストーリーが適用されました。母親がSCP-XXX-JPを購入したとされる██市の無人直売所に当時陳列されていたキャベツの全てを、財団が回収したところ、そのうちの██玉がSCP-XXX-JPであることが確認されました。
陳列されていたSCP-XXX-JPには「カナムラ」と記された生産者名を表すシールと3対の目を持った人型実体の顔の抽象的なイラストのシールが貼られていました。近隣農家に聞き込みを行ったところ、「カナムラ」という人物は周辺地域には存在していないという答えが返ってきました。SCP-XXX-JPが陳列されていた無人直売所には監視カメラの類は設置されておらず、SCP-XXX-JPを無人直売所に置いた人物が何者なのかは未だ不明であり現在も捜索中です。
補遺: 事案-XXX-JP
SCP-XXX-JPが財団の収容下に移ってからの約6ヶ月後に、██都、███県などの複数の県において類似した事例が相次いで確認されるようになりました。
これらの報告を受けて、新たなSCP-XXX-JP並び未確認のオブジェクトの発見に備え、日本全国の無人直売所に監視カメラが設置される試みが財団主導で行われています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Safe Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはその動向を常に監視される必要性があります。SCP-XXX-JPの活性化が確認された場合は周辺道路を全て封鎖し、民間人との接触を阻止して下さい。必要に応じて「道路工事」などの標準的カバーストーリーを適用してください。回収されたSCP-XXX-JP-Aは、原則としてサイト8181の低危険物収容ロッカーに保管してください。
事案SCP-XXX-JPを受け、現在地点Aには機動部隊ね-14(“ブロック崩し”)が駐屯し、危険性を示すSCP-XXX-JP-Aが落下してきた場合の対処に当たっています。
説明: SCP-XXX-JPは千葉県████市の海岸に設置されている異常性を示す消波ブロックの一群です。SCP-XXX-JPの製造元、並びに製法は一般に流通している█████社のものであることが判明していますが、なぜ████市の消波ブロックのみが異常性を示すのかは判明しておりません。
おおよそ30日の周期でSCP-XXX-JPは活性化状態に移行します。それ以外の期間では通常の消波ブロックと変わらずなんの異常性も示しません。活性化状態に移行したSCP-XXX-JP一群は████市沿岸沿い約5kmに位置する廃校になった中学校の校庭(以下 地点Aと呼称。現在サイト-81██の私有地として確保されています。)を目指して約3km/hの速度で移動を行います。これらの移動は主に夜間にかけて行われます。
地点Aに到達したSCP-XXX-JP一群は1時間30分の間、跳ねるような動きをしながら円の軌道を描く移動や、互いに激しくぶつかりあう、無作為に積み上がるといった動作を行います。この際SCP-XXX-JP自体にも相応の損傷が発生します。
SCP-XXX-JP一群はこれらの動作を終えた後、1時間の間はその場に留まり続けますが、夜明けまでには元々配置されていた場所に帰還し、非活性化状態に戻ります。
SCP-XXX-JPの一連の動作が行われた後にはSCP-XXX-JP-Aの発生が起こります。
SCP-XXX-JP-Aは地点Aの上空より降り注ぐ物体の総称です。物体はいくつかの異常性を示すこともありますが、基本的にはこれといった特異性は見られません。
観測されたSCP-XXX-JP-Aのリストからの抜粋
番号 |
説明 |
補記 |
XXX-JP-A-1 |
███社のナッツ入りチョコレート24箱 |
成分等に異常は見られなかった。 |
XXX-JP-A-2 |
1時間に120mm相当の水 |
およそ8時間にかけて降り続けた。上空に雨雲は見られなかった。 |
XXX-JP-A-5 |
1000円紙幣5枚 |
通常の1000円紙幣と異なり森鴎外の肖像が描かれていた。 |
XXX-JP-A-6 |
ボーリングのピン266個 |
不明なメーカーのロゴが刻まれていたが、それ以外に異常な点は見られずなかった。 |
XXX-JP-A-9 |
生きた9匹のコモドオオトカゲ |
地点Aに落下直後は生存していたが27秒後に死亡。 |
XXX-JP-A-10 |
幕の内弁当12個 |
5年前に潰れた████市内の個人経営の弁当屋のステッカーが貼られていた。 |
実験記録XXX-JP-01 - 日付20██/██/██
実験内容:活性化状態のSCP-XXX-JPの進路を障害物により封鎖、地点Aへの移動を妨害する。
結果:押し寄せたSCP-XXX-JPにより、障害物は破壊された。
実験記録XXX-JP-02 - 日付20██/██/██
実験内容:非活性化状態のSCP-XXX-JPを強化ワイヤーで固定する。
結果:活性化と同時にワイヤーは切断された。ワイヤーには████KN以上の負荷が掛けられたと推測される。
実験記録XXX-JP-03 - 日付20██/██/██
実験内容:非活性化状態のSCP-XXX-JPの一つに爆薬を仕掛け、破壊させる。
結果:通常通りに破壊され、そのまま異常性を示すことはなくなった。
実験記録XXX-JP-04 - 日付20██/██/██
実験内容:非活性化状態のSCP-XXX-JPの一つに爆薬を仕掛け、活性化中に爆破させる。
結果:通常通りに破壊されたが、破片の状態で地点Aへの移動を再開。他のSCP-XXX-JPとは異なり、地点Aに留まり続け、その後は異常性を示さなくなった。
実験記録XXX-JP-05 - 日付20██/██/██
実験内容:SCP-XXX-JPが設置されている海岸に、新たにSCP-XXX-JPと同様の形状の消波ブロックを設置する。
結果:既存のSCP-XXX-JPと同様の異常性を獲得した。
実験記録XXX-JP-06 - 日付20██/██/██
実験内容:SCP-XXX-JPが設置されている海岸に、新たに木製、発泡スチロール製、鉄製のSCP-XXX-JPと同系の消波ブロックを設置する。
結果:いずれも既存のSCP-XXX-JPと同様の異常性を獲得した。
実験記録XXX-JP-07 - 日付20██/██/██
実験内容:SCP-XXX-JPが設置されている海岸に、新たにSCP-XXX-JPとは異なる形状の消波ブロックを設置する。
結果:既存のSCP-XXX-JPと同様の異常性を獲得した。
実験記録XXX-JP-08 - 日付20██/██/██
実験内容:SCP-XXX-JPが設置されている海岸に、新たにSCP-XXX-JPと同じサイズ、同じ材質の円柱を設置する。
結果:円柱はなんの異常性も獲得しなかった。
メモ:どうやら消波ブロックと見なされる形状をしていなければ駄目らしい。- ███博士
20██/██/██、SCP-XXX-JPの活性化の結果、地点AにSCP-███-JPとSCP-███-JPの2つのオブジェクトがSCP-XXX-JP-Aとして落下しました。2つのオブジェクトが干渉しあった結果、大規模な[削除済み]が発生し、これによりSCP-XXX-JPのSafeからEuclidへの再分類が提案、承認されました。