Huirituwabuki
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Euclid Neutralized

特別収容プロトコル:当該オブジェクトは極めて強い拡散力を持つために、それ自身を鍵付きの箱に収めたうえでサイト████の鍵付き金庫に保管され、実験以外での持ち出し、鑑賞等は禁止されます。実験に使用する際はクリアランス3以上の職員の許可が必要になります。当該オブジェクトは事案:XXX-1aの後、現在特異性の消失が確認された為、サイト-8123の一般収容ロッカーにて保管されます。

現在SCP-XXX-1には本来録音されていたものとは別の曲が録音されていますが、念の為に当該オブジェクトを再生することは禁止されます。SCP-XXX-JP-2は実験後速やかにBクラス記憶処理を施したのちDクラスとして再雇用されます。

説明: SCP-XXXーJPは、外見上特に異常な個所の見られない録音用のCD-Rです。また実験中に研究員が不注意で付けた傷がそのまま残り続けているため材質も通常のCDーRと変わらないものと思われます。

このCDの異常性は当該オブジェクトに録音された歌を最期まで鑑賞した人間に与える影響です。この曲はSCP-XXX-JP‐1と呼称されます。

この曲には様々な国(日本語も含まれています)の言語が用いられており、解読可能な単語の多くに「海」を意味する単語が確認された為、当SCPのナンバー以外の便宜的な呼称として「海の唄声」という名称が与えられました。

SCP-XXX‐JP-1を最後まで聞き終えた対象をSCP-JP‐2と呼称します。SCP-XXX-JP-1の鑑賞を中断した対象に異常性は見られませんでした。

SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の鑑賞の後5~20分程度の時間軽い頭痛や吐き気等を訴えます。その後SCP-XXX-JP-2は『SCP-XXX-JP-1を完全に記憶し、完璧に歌い上げることができる(SCP-XXX-JP-2が歌う歌をSCP-XXX-JP-3と呼称)』能力を獲得し、『SCP-XXX-JP-1を歌いたい、または他者にSCP-XXX-JP-1を歌って聴かせたい』という強い欲求を訴えました。この欲求は日数経過でより強まり、1週間以上経過すると、SCP-XXX-JP-2は本人の意思とは無関係かつ不定期ににSCP-XXX-JP-3を唄うようになります。この段階までであれば記憶処理により無効化が可能です。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]