jit_dou
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPはその位置、および性質により抜本的な収容は不可能です。
財団の担当職員は世界の全天文台と連携し、常にSCP-XXX-JPを監視し続けてください。ただし直接SCP-XXX-JPを目視するのはDクラス職員、あるいは許可を得た財団職員に限定されます。
SCP-XXX-JPに僅かでも異変が見られた場合、その規模の大小に関わらず直ちに財団の科学者、及び上層部に報告する義務があります。
各国で発行される宇宙に関する雑誌、論文、インターネット上の記事等はすべて財団による検閲を受けます。SCP-XXX-JPに僅かでも関連しうる情報はすべて規制され、即座に掲載を中止されます。

説明:
SCP-XXX-JPは19██年に████座方面に発見された円盤銀河です。
それまでに████座方面の観測は幾度となく行われてきたにも関わらず、SCP-XXX-JPが事前に発見されることはありませんでした。現在ではSCP-XXX-JPはその光が地球における19██年に届く時期に未知の方法で出現したのではないか、と推測されています。一方で銀河という巨大な質量が出現した際に発生するであろう周囲の天体、空間等への多大な影響は一切観測されていません。
その後の研究を通じて、SCP-XXX-JP内部の脈動変光星の周期より、SCP-XXX-JPは地球よりおよそ██光年の位置に存在しているとされました。しかしながらこのことは天文学的見地より甚大な矛盾を抱えているため、その妥当性については現在も財団内部の科学者達により協議中です。
これら二つの結果より、一部の財団職員からはSCP-XXX-JPは一種の幻影に近いものではないかという指摘も行われています。
SCP-XXX-JPの見かけ上の自転周期は一般的な銀河と比べて非常に短く、およそ█年であることが確認されています。SCP-XXX-JPの全体の大きさについては通常の円盤銀河の範疇に入りますが、形状は正確な円であり、地球より見て左側の上部にはもう一つの小型の銀河が存在しているように見えます。また、SCP-XXX-JP内部においてはきわめて不自然な現象が頻発します。その実例はすべて観測記録として保管され、担当職員への申請により自由に閲覧することが可能です。以下にその内の幾つかを例示します。

観測記録:

[SCP-XXX-JP-01観測記録]
観測日時:19██年█月█日
内容:SCP-XXX-JP内にて超新星爆発が観測された。

[SCP-XXX-JP-02観測記録]
観測日時:19██年█月█日
内容:SCP-XXX-JP内にて2つの超新星爆発が同時に観測された。なお、この事象はSCP-XXX-JP-01観測記録よりちょうど1年後に発生した。
追記:以降19██年まで13年間に渡り、同時に観測される数を1つずつ増しながら毎年同一の日に超新星爆発が続きました。その翌年には白色矮星の超新星爆発が、またさらに翌年には白色矮星と通常の超新星爆発が一つずつ観測されました。本来超新星爆発に伴い発生するはずのガンマ線は地球上において一切観測されることはありませんでした。

[SCP-XXX-JP-04観測記録]
観測日時:20██年█月█日
内容:SCP-XXX-JPより投射される光のスペクトルに複雑な変化が認められた。
追記:以降20██年までおよそ███回に渡ってスペクトルは定期的に変化しましたが、その理由、あるいは意味について現在結論は出ていません。
この事象に関する情報はセキュリティクリアランスレベル2以上のすべての財団職員に解放されています。閲覧を希望する職員はSCP-XXX-JP-01記録文書を参照してください。

[SCP-XXX-JP-09観測記録]
観測日時:20██年█月█日
内容:SCP-XXX-JP全体が突如消失した。その約8時間後に再び出現。以降█年間に渡って不定期に出現と消失を繰り返した。
これは点灯と消灯を繰り返すことによるモールス信号とよく似た情報伝達法ではないかと推測されたが、地球上のいかなる言語とも対応、あるいは暗号法による解読の兆候も見られなかった。

[SCP-XXX-JP-11観測記録]
観測日時:20██年█月█日
内容: SCP-XXX-JPを直接観測していた全財団職員が同時に昏倒した。この際、SCP-XXX-JPを写真や映像を通じて閲覧していた職員には同様の症状は見られなかった。
彼らはおよそ2時間意識を取り戻さず、そのあいだほぼ一様に立方体、アメーバ、散文詩、[データ削除済]などの単語を繰り返し唱え続けた。
回復後も中度の混乱が見られたためBクラス記憶処理が実施され、現在では全員が回復し業務に復帰した。
以降特別収容プロトコルが改正され、SCP-XXX-JPを望遠鏡等の機器を通じて目視するのは原則として一定以上の知能を有するDクラス職員に限定された。

 

補遺:
SCP-XXX-JPの特性の内容およびその形状から、ゴールデンレコード1との関連性が指摘されました。
ゴールデンレコードはレコード全体を16と2/3回転することで世界各国の音楽や音声を聴くことができるよう設計されています。
このことからSCP-XXX-JPが16と2/3回転を迎える日時、すなわち20██年に何らかの特異な事象が発生するという予想が立てられ、現在警戒が強められています。