アイディアは勝手に持ってって綺麗にして下さい。
◎個人的疑問
・記憶処理(記憶処置)はA>B>C?C>B>A?Aが一番上でいいやなんかもう。
・補遺とかのアレは「-JP-A」?「-い」?「-甲」?いっそ「表記揺れ」で-Jでも作るか
◎SCPの要素チェックシート個人用まとめ
・読み直してないか
・ワードにぶち込んで置換したか
・タグ入れたか
・数字と単位の間に半角スペース入れたか
・一晩置いてないか 印刷してデータ消してもう一度打ちなおしたか
・(オリジナリティを危うくし得る)カブりネタがないか
・誤字脱字文体形式に問題はないか
・説得力があるか
―↑最重要↑―
・無駄な設定を付けて冗長になっていないか
・単なるfineで終わってないか
・関連した道具や事件のwikipediaは参照したか
・文の順序は適切か/シャッフルしてみたか
―↑重要↑―
・読んでてめんどくさくないか
・取り扱い方に明らかな不備はないか
・ストーリーラインは分かりやすいか
・迷った「から」[削除済]してないか
・実験に/経緯に/収容方法に無駄な情報はないか
・会話の内容は「言わせたいだけ」ではないか
―↑意識する↑―
・「理由」が理解しきれないか 常識的な判断から離れているか
・自己犠牲系格好いいキャラはSCP報告書の引き立て役に徹しているか(その上でめっちゃ書きたい)
・時事じゃないか
・本家の焼き直しじゃないか
・安直な日本風ホラーじゃないか
・肉や血や死や永遠や夜や腐敗や人体や猫や正六面体や神話に頼ってないか
・収容方法・概要・アイテムの起源・補遺・財団(のエージェントや研究員)(などの外部団体)にはある程度一貫した何かがあるか(ストーリーメイン)
・理解できない理由理屈によって社会・生活を脅かしているか(アイディアメイン)
・否応なく保存しなければならないか、そしてこちら側の手段が限られていてもそれなりに有効に工夫ができるか(用意されたような対処方法をただ実行「させられている」だけではないか)(アイディアメイン)
・身近に連想し恐怖を煽ることができるか
・オブジェクトクラスをとりあえずSafeからEuclidに動かしてないか
・「ふと」や「偶然」に頼ってないか
・悪意は上品か
―↑個人的な趣味趣向↑―
・SCP-2000の一位とか二位とか見てると、やっぱり既存のSCP Foundationとの連携が非常に上手なものが多い気がする。SCPクロスはヘタするとダメだけど、積み上げられた歴史を活かせるなら素晴らしいというか、大風呂敷広げるならそれしかないというか。
・SCP-1958とか、SCP-496-JPとかは、ストーリーがSCPの存在そのものとリンクしているのがすごく良いのだと思う。
・SCP-1537とか、SCP-1983とか、SCP-1796は、脇役がめっちゃくちゃかっこいい。普段アレなUIUの活躍とか、GOCのキャラの掘り下げとか、特にD-14134は主人公すぎる。読み返してみたらかっこいいの厳密にはD-14134じゃない?
・日本風ホラーとSCPの相性は正直どうなんだろう。日本の小説家方向だとやっぱり小林泰三さんのが一番近いと思う。特に『本』とか。他に似てる作家いないかな。
・SCPで一文だけ選べって言われたらSCP-1032のこれしかない。
うん、予測にやみくもに従うのはすごく生産的だとは言えないな、特にただ変更を元に戻すだけの場合は。けど、もし我々が降格させなきゃこいつをKeterにせざるを得なくなる何かが起こるんだとすれば、この方法はうまくいってるわけだ。針に対してできる事が十分あるってのは本当にありがたいね。-エジソン博士
・あと、ダッシュや三点リーダは二回ずつ使われやすいとか、閉じカッコの句読点は省略されやすいとかの小説における一般的な形式はどうすべきなんだろうか。報告書の様式はそれ自体に意味があるから遵守されてしかるべきだとは思うし、小説の形式は逆にそんなに重要な意味はないと思う。
キャッチーな全自動作問機
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在サイト8181の研修用オフィスに隣接した収容室に保管されています。常にレベル2警備員二人によって監視を行い、SCP-XXX-JP-甲の出力を行う場合には、事前に担当のレベル2以上の職員の許可を得て行ってください。
発行されたSCP-XXX-JP-甲には併設してあるGPSタグを必ず接着させてください。利用後はコピーも含め、完全に焼却して廃棄してください。外部への持ち出しは懲戒の対象になります。
説明: SCP-XXX-JPはヒトの頭部を模倣した、およそ2m四方の機械です。SCP-XXX-JPには『口』と後頭部の四角い穴のほか、内側を露出する部分はありません。『口』は基本的に閉じられていますが、何らかの紙媒体を近づけると『口』を開けます。判別方法は不明ですが、情報が記されていない紙については反応しません。
『口』の中に紙媒体を挿入すると、『口』は咀嚼するように紙媒体を破壊し、飲み込むように動きます(SCP-XXX-JPに首から下の部分は存在しないため、実際には嚥下していません)。およそ数分後、後頭部の四角い穴から異なる紙媒体を排出します(SCP-XXX-JP-甲)。この紙媒体は挿入した紙媒体の情報を確認するような問題が印字されています。その問題は元になる紙媒体の情報を『テスト』するのによく適していることが確認されています。
SCP-XXX-JPには認知機能があることが確認されています。『口』に紙媒体を挿入する際に、別途の用紙に『製本したい』等の旨を書き入れ、同時に挿入すると、咀嚼を長引かせるものの、要望を一定程度反映した物を排出します。この時、SCP-XXX-JPは挿入した以上の紙媒体を排出したり挿入していない塗料を使用したりしますが、これらは一般的に使用されているものと同一であることが確認されています。しかし、その起源を完全に特定することには成功していません。
実験記録SCP-XXX-JP-1 - 日付20██/██/██
対象: ████の中学歴史教科書 260ページ
結果: 2分間咀嚼。5分後出力。タイトルは『これでわかれ! 中学歴史』で、191ページ。市販された教科書準拠の問題集と似通った問題集。表紙のデザインは元の教科書に似通ったもの。
実験記録SCP-XXX-JP-2 - 日付20██/██/██
対象: ████の高校日本史教科書 354ページ
結果: 4分間咀嚼。5分後出力。タイトルは『日本の歴史がこれ一冊でわかれ!』で、212ページ。日本の歴史を中心とした理解重視の問題集。一部記述にミスが存在するが、元となった教科書にあるミスと対応している。しかし、誤植の部分には『?』という小さいマークが確認される。
メモ: SCP-XXX-JPは論理的整合性の不自然さを認識していると考えられる。 ――███博士
実験記録SCP-XXX-JP-3 - 日付20██/██/██
対象: 一見論理的構成が認められる、デタラメのアルファベットの羅列 1ページ
結果: 12分間咀嚼。咀嚼したと思われるものをそのまま前方に吹き出す。目の前の███研究助手が軽いケガを負った。
メモ: ムカつくなぁ ――███研究助手
補遺: 研修用の教材を作る手間が省けたのはいいが、この古臭い表紙はなんとかならないのか? ――███博士
ぶちこむものよてい
小学生向け教科書・高校生向け教科書・センター試験問題集・大学論文・週刊雑誌・資本論・天狗の詫び状・ヴォイニッチ手稿
SCP報告書をぶち込むとなんと研修教材に!
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アイテム番号: SCP-181-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-181-JPはサイト8125のsafeクラス保管用ロッカーに被覆して保管されています。実験の際には担当レベル2職員の許可を得てください。SCP-181-JP-1はDクラス職員以外によって視認されるべきではありません。 20██/██より、実験を含むSCP-181-JP-1の視認は許可されていません(補遺-181-乙を参照してください)。
説明: SCP-181-JPはB0サイズのポスターです。全体として白地で、上部に大きいゴシック体で「あなたの視力、落ちていませんか?」という記述があり、中央にSCP-181-JP-1が印字されています。右下部に、「視力回復は、███会の視力回復センターへ!」という記述と、連絡先と思しき住所が記載されています。これらの団体は確認されていません。SCP-181-JP-1を除いて、異常な特性は見受けられません。
SCP-181-JP-1はランドルト環と認められる何らかの記号です。直径はおよそ7cm、太さは1cmと推測されています。このランドルト環の切れ目を確認する試みは、現在まで成功していません。
SCP-181-JP-1は、本来であれば切れ目を判読できる距離から判読できる視力で視認された場合、視認した者の視力を「判読できない」ものにまで低下させます。この近視は永続的なものであり、至近距離からSCP-181-JP-1を視認すると、著しい近視・弱視に陥ります。これらの視力低下は軸性近視によるもののため、急激な眼球の変形により網膜剥離などの病気を併発する危険性があります。カメラなど焦点を合わせる機構が存在するものでSCP-181-JP-1の撮影を行うと、その機構部分が破損します。破損した状態では完全な撮影が行えないためか、写真によって写されたSCP-181-JP-1に異常な特性はありませんでした。
SCP-181-JPは通勤中の財団職員が███████駅において発見したものです。当職員は良好な視力を持っていましたが、SCP-181-JP-1を接視しようとしたため、現在も完全な回復に至っていません。SCP-181-JPはすみやかに回収されましたが、このポスターの存在について情報を知るものは確認されませんでした。回収される前にSCP-181-JPの影響を受けたと思しき市民(現在判明時点で6名)については、簡易の治療とAクラス記憶処置が行われました。
補遺-XXX-甲: SCP-181-JPに印字された住所を調査したところ、パチンコチェーンの店舗のみが確認されました。これらの店舗に異常は見受けられませんでした。
補遺-XXX-乙: SCP-181-JP-1に影響を受けた職員が当該住所を訪れたところ、「『███会』と書かれた病院が確認できる」と発言、店舗に近づいた瞬間に消失しました。所有していた携帯電話のGPSも消失したままで、現在も職員は発見されていません。SCP-181-JP-1を撮影したカメラによって該当パチンコ店を撮影したところ[削除済]、撮影者の両腕は切断されました。現在SCP-181-JPを用いた実験は許可されていません。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト8125のsafeクラス保管用ロッカーにて、2800gが100g容器ごとに保存されています。SCP-XXX-JPをSCP-XXX-JPそのものの実験目的で使用する場合は、担当レベル3職員の許可を得てください。ただし、それ以外の用途についてはレベル5の職員へ申請を行ってください。また、実験等により生成されたSCP-XXX-JPは同様に保管してください。また、SCP-XXX-JP-aは現在39錠が同一ロッカーにて保管されています。
説明: SCP-XXX-JPは赤い粉末です。79%が[編集済]であり、残りは未知の成分によって構成されています。これらは経年による劣化の様子を見せていません。SCP-XXX-JPは循環系を持つ生物によって摂取されない限り、異常な特性を示すことはありません。
SCP-XXX-JPを21g以上摂取した生物は、摂取時点の状態・意識が維持されるようになります。摂取した動物の行動は肉体の破壊以外の方法によって阻害されません。行動を阻害するような肉体的反射・危機回避的な思考も欠落することが認められています。知性体によって摂取された場合、接種時点の目的を実行するための行動を取るようになります。その行動は元々の知的能力に依存しますが、別途の薬剤と併用することで、効果を高めることは可能です。
SCP-XXX-JPを摂取した動物は、一定時間を経過すると体内に存在する血液が同量のSCP-XXX-JPに置換され、即死します。その時間は動物の体躯によって変化するようです。実験の結果、接種後からの心拍数が[編集済]回目になると置換が発生することが確認されました。置換した後の死体は、SCP-XXX-JPが損傷によって体外に流出しない限り、腐敗・損耗する様子が見られません。
SCP-XXX-JPは██県の山中にある旧████研究所にある死体から抽出されました。死体が一切腐していないことから、当初は死体がAnomalousアイテムとして収容されましたが、検死の際にSCP-XXX-JPが発見されました。その後の調査により、旧████研究所において興奮剤と合成されたSCP-XXX-JPの錠剤(SCP-XXX-JP-a)が見つかりました。
以下は実験記録の抜粋になります。
実験記録SCP-XXX-JP-3 - 日付████/██/██
対象: ハツカネズミ 二ヶ月 雄
実施方法: SCP-XXX-JPを混ぜ込んだ餌を摂取させる。接種時点から攻撃を加える。
結果: 聴覚破壊に十分な音響装置、視覚破壊に十分なレーザー発生装置を使用しましたが、被験体はそのまま餌を食べ続けました。約二分後に死亡が確認されました。
実験記録SCP-XXX-JP-6 - 日付████/██/██
対象: D-XXX-JP-01
実施方法: SCP-XXX-JPを接種させ、肉体に攻撃を加える。
結果: 屈曲反射を含むあらゆる侵害反射が認められませんでした。刃物の眼球への刺突、熱湯への曝露などに対しても、D-XXX-JP-01は反応を示さず、ただ手持ち無沙汰に座っていました。攻撃については「痛いし見えないし、やめて貰えませんか?」とだけ答えました。約七分後に死亡が確認されました。
実験記録SCP-XXX-JP-7 - 日付████/██/██
対象: D-XXX-JP-02
実施方法: クロスワードパズルを解くように指示してから、SCP-XXX-JPを接種させる。その後、肉体に攻撃を加える。
結果: 銃撃によって両腕が筆記不能になるまでの間、クロスワードパズルを解き続けました。D-XXX-JP-02は銃撃に対し「痛いからやめてくれ」と落ち着きながら返答しました。肉体に対する痛みよりも、血液によってパズルが汚れることに不快感を示しました。約7分後に死亡が確認されました。
実験記録SCP-XXX-JP-9 - 日付████/██/██
対象: D-XXX-JP-03
実施方法: SCP-███に██████するよう指示してから、SCP-XXX-JPを摂取させる。
結果: D-XXX-JP-03はSCP-███を目視した時点で恐慌状態に陥り、指示を拒絶しました。そのままSCP-XXX-JPを摂取させたところ、D-XXX-JP-03は恐慌状態のまま逃亡を測りました。約4分後、█████████終了されました。
メモ: スーパーマンになれるわけではないのだから、当たり前の結果だ。―██博士
補遺: SCPの収容につき決死隊が必要となるケースに、SCP-XXX-JPを使用する方法が考えられています。捕食等、収容の対象によるSCP-XXX-JP摂取のおそれがないと判断されれば、申請は許可されます。
付録 XXX-JP-A:以下は、発見場所である旧████研究所のファイルから確認された文章です。
[判読不能]だが、求められたことはやった。言われた通りにやる奴が欲しいんなら、こっちも言われた通りのものを作るまで、だ。
こんなので[判別不能]とは思えないけど……勝てるものも、勝てなくなるんじゃないのかな。
[編集済]日 日誌担当:向井
完成した[判別不能]錠は、[判別不能]に40錠が出荷されました。
[編集済]日 日誌担当:中山
便利グッズすぎる……突撃錠ってこんなのだったよね
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト8125のsafeクラス保管用ロッカーにて、2800mlが100ml容器ごとに保存されています。SCP-XXX-JPをSCP-XXX-JPそのものの実験目的で使用する場合は担当レベル3職員の許可で足ります。それ以外の用途についてはレベル5の職員へ申請を行ってください。また、実験等により生成されたSCP-XXX-JPは同様に保管してください。
説明: SCP-XXX-JPは透明で低粘性の液体です。92%が[編集済み]であり、残りは未知の成分によって構成されています。これらは経年による劣化の様子を見せていません。SCP-XXX-JPは循環系を持つ生物に経口で摂取されない限り、異常な特性を示すことはありません。
SCP-XXX-JPを21ml以上摂取した生物は、短期間の間摂取時点の状態・意識が維持されるようになります。摂取した動物の行動は肉体の破壊以外の方法によって阻害されません。行動を阻害するような肉体的反射・危機回避的な思考も欠落することが認められています。落ち着いた人間によって摂取された場合、落ち着いた状態が持続することになります(実験記録SCP-XXX-JP-7を参照)。
SCP-XXX-JPを摂取した動物は、一定時間を経過すると体内に存在する血液が同量のSCP-XXX-JPに置換され、即死します。その時間は動物の体躯によって変化するようです。実験の結果、接種後からの心拍数が[編集済]回目になると置換が発生することが確認されました。置換した後の死体は、SCP-XXX-JPが損傷によって体外に流出しない限り、腐敗・損耗する様子が見られません。
SCP-XXX-JPは██県の山中にある旧██研究所にある死体から抽出されました。死体が一切腐していないことから、当初は死体がAnomalousアイテムとして収容されましたが、検死の際にSCP-XXX-JPが発見されました。
以下は人体に使用した実験記録の抜粋になります。
実験記録SCP-XXX-JP-7 - 日付████/██/██
対象: D-XXX-JP-02
実施方法: クロスワードパズルを解くように指示してから、SCP-XXX-JPを接種させる。その後、肉体に攻撃を加える。
結果: 銃撃によって両腕が筆記不能になるまでの間、クロスワードパズルを解き続けました。D-XXX-JP-02は銃撃に対し「痛いからやめてくれ」と落ち着きながら返答しました。肉体に対する痛みよりも、血液によってパズルが汚れることに不快感を示しました。約7分後に死亡が確認されました。
実験記録SCP-XXX-JP-9 - 日付████/██/██
対象: D-XXX-JP-03
実施方法: 卵を地面に立てるよう指示をしてから、SCP-XXX-JPを接種させる。その後、肉体に攻撃を加える。
結果: 接種時、D-XXX-JP-03は激昂し反抗の意思を見せました。██研究員が誤ってその状態でSCP-XXX-JPを接種させてしまい、██研究員を含むスタッフ三名が負傷しました。D-XXX-JP-03は頭蓋に銃撃を受け終了されました。
メモ: 興奮した状態が”維持”されれば鎮圧は少し困難になるが、新しく腕が生えてくるわけでもない。██研究員には有益な経験になっただろう。 ―██博士
補遺: SCPの収容につき決死隊が必要となるケースに、SCP-XXX-JPを使用する方法が考えられています。捕食等、収容の対象によるSCP-XXX-JP摂取のおそれがないと判断されれば、申請は許可されます。
本家になくて日本にありそうな要注意団体に医療法人ってアリだと思います。技術持ってそうだし、人の命が関係してるし、血なまぐさいし。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPはサイト8125のsafeクラス保管用ロッカーに被覆して保管されています。実験の際には担当レベル2職員の許可を得てください。SCP-XXX-JP-1はDクラス職員以外によって視認されるべきではありません。 20██/██より、実験を含むSCP-XXX-JP-1の視認は許可されていません(補遺-XXX-乙を参照してください)。
説明: SCP-XXX-JPはB0サイズのポスターです。全体として白地で、上部に大きいゴシック体で「あなたの視力、落ちていませんか?」という記述があり、中央にSCP-XXX-JP-1が印字されています。右下下部に、「視力回復は、薄暮会の視力回復センターへ!」という記述と、連絡先と思しき住所が記載されています。SCP-XXX-JP-1を除いて、異常な特性は見受けられません。
SCP-XXX-JP-1はランドルト環と認められる何らかの記号です。直径はおよそ7cm、太さは1cm程度と推測されています。このランドルト環の切れ目を確認する試みは、現在まで成功していません。
SCP-XXX-JP-1は、本来であれば切れ目を判読できる距離から判読できる視力で視認された場合、視認した者の視力を「判読できない」ものにまで低下させます。この近視は永続的なものであり、至近距離からSCP-XXX-JP-1を視認すると、著しい近視・弱視に陥ります。これらの視力低下は軸性近視によるもののため、急激な眼球の変形により網膜剥離などの病気を併発する危険性があります。カメラなど焦点を合わせる機構が存在するものでSCP-XXX-JP-1の撮影を行うと、その機構部分が破損します。結果的に撮影されたデータでのランドルト環はぼやけたままになりますが、撮影されたSCP-XXX-JP-1に異常な特性はありません。
SCP-XXX-JPは通勤中の財団職員が███駅において発見したものです。当職員は良好な視力を持っていましたが、SCP-XXX-JP-1を接視しようとしたため、現在も完全な回復に至っていません。SCP-XXX-JPはすみやかに回収されましたが、駅員はこのポスターの存在について情報を持っていませんでした。回収される前にSCP-XXX-JPの影響を受けたと思しき市民(現在判明時点で6名)については、簡易の治療とAクラス記憶処置が行われました。
補遺-XXX-甲: SCP-XXX-JPに印字された住所を調査したところ、パチンコチェーンの店舗のみが確認されました。これらの店舗に異常は見受けられませんでした。
補遺-XXX-乙: SCP-XXX-JP-1に影響を受けた職員が当該住所を訪れたところ、「『薄暮会』と書かれた病院が確認できる」と発言、店舗に近づいた瞬間に消失しました。所有していた携帯電話のGPSも消失したままで、現在も職員は発見されていません。SCP-XXX-JP-1を撮影したカメラによって近辺を撮影したところ[削除済]、即座に破棄されました。現在SCP-XXX-JPを用いた実験は許可されていません。
SCP-仮-JP-A-02 |
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アイテム番号: SCP-仮-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-仮-JPはサイト8181のsafeクラス保管用ロッカーに収容されています。SCP-仮-JPを取り扱う際には、かならず特殊運搬用の手袋を着用し、決して直接人体に接触させないようにしてください。収容時発見されたSCP-仮-JP-A郡は同ロッカーに保管しています。実験目的以外で、SCP-仮-JP-Aをアクリル製の毛糸と接触・接合させないようにして下さい。
説明: SCP-仮-JPは赤い球状の飾りが付いたまち針です。SCP-仮-JPが生命体に突き刺さり、出血させるほどの傷を与えた場合、その傷口を起点として生命体をSCP-仮-JP-Aに変換させます。速度はおよそ█kgにつき一分で、傷口部分を切断することによって変換プロセスを停止することは可能です。この他にSCP-仮-JPに異常な特性はありません。
SCP-仮-JP-Aの化学構造はアクリル製の毛糸と完全に同一です。しかし、ヒトなどの知的生命体を元として生成されたSCP-仮-JP-Aは、その知性を何らかの方法によって維持しています。SCP-仮-JP-Aは、接触している生命体に対してテレパシーのような形でコミュニケーションを行うことが可能です。インタビューによれば、弱められながらも周囲を知覚し、五感を維持していることが確認されています。しかし、それ以外は全くアクリル製毛糸と同質であり、SCP-仮-JP-Aは行動せず、物理的な反応を示しません。
SCP-仮-JPは███県██████市において、子供たちから「████がほどけた」という通報を受けた救急隊が発見し、当該地区を担当していたエージェント████によって回収されました。その際の関係者にはBクラス記憶処置を行いました。同時に回収されたSCP-仮-JP-A-01は、同ロッカーに保管されています。
SCP-仮-JPが発見された住居は洋風の廃墟であり、周囲の小中学校生から「変な声が聴こえる」「お化け屋敷」と噂されていました。住居内を捜索したところ、多数のSCP-仮-A-JPが発見・回収されました。当該住居を所有していた人物の消息は不明で、現在調査が行われています。
補遺-A:記録されたSCP-仮-JP-A一覧
番号 | 種類 | 備考 |
---|---|---|
仮-JP-A-01 | 毛糸の塊(18kg) | SCP-仮-JPの発見と同時に回収されたものです。困惑した男児の声を聞き取ることが可能です。 |
仮-JP-A-02 | 赤と淡黄色のアクリルたわし | 住居の台所で回収されました。単なる接触に対しては反応しませんが、これを利用して洗い物をすると、鈍くうめくような声を聞き取ることが可能です。こちらからの呼びかけに対し、有意な返答は得られていません。 |
仮-JP-A-03 | 淡黄色のニット帽 | 住居のタンスの中で発見されました。接触すると、耳鳴りに近いような甲高い悲鳴を聞き続けることができます。こちらからの呼びかけに対し、有意な返答は得られていません。 |
仮-JP-A-04 | 使い古された足ふきマット | 住居の脱衣所で発見されました。踏みつけると泣きわめくような声を聞き取ることができます。こちらからの呼びかけに対し、有意な返答は得られていません。 |
仮-JP-A-05 |
XXX-JP-A-4 | 桃色のマフラー | 住宅のタンスの中で発見されました。接触している間、若い男性のような声を聞き取ることが出来ます。比較的精神状態がよく、コミュニケーションを取ることが可能です。 |
XXX-JP-A-5 | 花の描かれたカーペット | 住宅の居間で発見されました。中心の花がら部分では子供の啜り泣く声、ふちの赤い部分では男性の絶叫、中心とふちの間の幾何学模様では引きつったような女性の声を聞き取ることが可能です。 |
XXX-JP-A-6 | 毛糸の塊(約10m) | マウスを元に生成されました。一切の反応を示しません。実験後焼却され、灰に異常な特性がミられないため破棄されました。 |
XXX-JP-A-7 | 毛糸の塊(約40m) | イエイヌを元に生成されました。生成から██時間はイヌの鳴き声を聞き取ることができましたが、それ以降はあらゆる刺激に対しても反応を示しませんでした。実験後焼却、破棄されました。 |
XXX-JP-A-8 | 毛糸の塊(約170m) | メリノヒツジを元に生成されました。生成から█時間後、一切の反応を示しません。毛糸の成分はウールではなくアクリルでした。実験後焼却、破棄されました。 |
XXX-JP-A-9 | 毛糸の塊(約160m) | D-XXX-JP-3を元に生成されました。実験後焼却、破棄されました。 |
XXX-JP-A-10 | 毛糸の塊(約180m) | D-XXX-JP-4を元に生成されました。焼却後焼却、破棄されました。 |
XXX-JP-A-11 | 毛糸の塊(約210m) | D-XXX-JP-5を元に生成されました。実験後焼却、破棄されました。 |
XXX-JP-A-12 | 毛糸の塊(約200m) | D-XXX-JP-6を元に生成されました。実験後焼却、破棄されました。 |
補遺-B:インタビュー記録-XXX-JP-A-4
対象: XXX-JP-A-4
インタビュアー: ███博士
付記: 録音当時、SCP-XXX-JP-Aとの接触による影響が不明だったため、D-XXX-1に接触させることで間接的に███博士とのインタビューを行っています。
<録音開始, 19██/███/██>
███博士: こちらの声は聞こえますか? と伝えて下さい。
D-XXX-JP-1: そこからでも、直接聞こえると言ってるよ。
███博士: それなら都合がいい。名前を教えて下さい。
D-XXX-JP-1: █████ █████だそうだ。今年は何年だ、って聞いてきてる。
███博士: 19██年です。あなたはどうして今のような状況になっているのか覚えていますか?
D-XXX-JP-1: ……よく覚えてないって言ってる。それにしても、気持ち悪いな。
███博士: XXX-JP-4と、必要ないコミュニケーションは行わないで下さい。
D-XXX-JP-1: そう言うがよ、こいつ、さっきからうるさいんだよ。
███博士: XXX-JP-4はどのように言っているのですか?
D-XXX-JP-1: 俺のことを巻いてくれって。
<録音終了>
終了報告書: 発見時、SCP-XXX-JP-Aとの接触に何らかの影響があるか不明なためDクラス職員を経由させましたが、経過観察の結果問題ないことが判明したため、これ以降のインタビューは███博士ほか数名が直接接触し、筆記したものになります。
対象: XXX-JP-A-4
インタビュアー: ███博士
付記: ███博士のほか、情報の正確性を図るため研究員が二名XXX-JP-A-4に接触し、一名が速記する形になっています。
<インタビュー開始, 20██/███/██>
███博士: XXX-JP-A-4、聞こえますか。XXX-JP-A-4: 聞こえます。あなたはお医者様ですか?
███博士: いいえ、医者ではありません。君は現在自分がどうなっているか理解していますか?
XXX-JP-A-4: ええ、私はマフラーです。巻いて頂けませんか?
███博士: ……今は夏です。流石に時期に合わないです。
XXX-JP-A-4: 確かにそうですね。それでは何が入用なのですか?███博士: あなたは人間だったのでしょう?
XXX-JP-A-4: [数十秒の沈黙]……おそらくは。でも、今となってはほとんど曖昧になってしまいました。もう、タンスの中でどれだけの時間が経ったのか、私には判断することができませんでした。もちろん、私はマフラーですから、動くことも出来ませんでした。身体を動かせるということ自体、もうどんな感覚だったのか、私は覚えていないのです。
███博士: あなたの思い出せる、人間だった頃の話を聞かせてもらえますか?
XXX-JP-A-4: [沈黙]
███博士: XXX-JP-A-4?
XXX-JP-A-4: 思い出したくありません。
███博士: それは何故ですか?
XXX-JP-A-4: 人だったころを思い出した所で、今の私はマフラーなんです。もうそれ以外の頃の思い出なんて、何の意味もないでしょう? 私を使う気がないのなら、すぐにしまって下さい。マフラーはそもそも、話したりなんてしないんです。<インタビュー終了>
補遺-C:実験記録-XXX-JP-A
実験記録XXX-JP-A-1 - 日付████/██/██
対象: XXX-JP-A-9
方法: 細切れに切断する。
結果: XXX-JP-Aのテレパシー能力は切断時に質量の多い側に転移するものと判断できる。痛覚は弱く、XXX-JP-Aは「どんどん失われていく」感覚を覚えたと報告。最大質量が180gを下回った時点で認識能力が大幅に低下し、およそ60gで完全に反応が消失。焼却によって破棄した。
実験記録XXX-JP-A-2 - 日付████/██/██
対象: XXX-JP-A-10
方法: 市販のアクリル毛糸と接合する。
結果: 接合した部分についてもXXX-JP-Aと同様の反応が現れた。市場に流通するアクリル毛糸への汚染・収容違反が考えられ、収容プロトコルが改定された。また、元のXXX-JP-A部分を小分けに切断し、完全に市販部分のみとなっても、反応が維持され、元のXXX-JP-A部分が通常のアクリル毛糸と全く変わらないことが確認された。この時点でXXX-JP-A-10は激しく当惑。焼却によって破棄した。
実験記録XXX-JP-A-3 - 日付████/██/██
対象: XXX-JP-A-11とXXX-JP-A-12
方法: XXX-JP-A-11とXXX-JP-A-12を接合する。
結果: 接合を行うと、数分間反応が著しく減少。その後、XXX-JP-A全体として一体となった反応を示しましたが、支離滅裂な言葉の羅列のみが確認された。一ヶ月後、反応に変化が見られないため焼却によって破棄した。
補遺-D: SCP-XXX-JP-A郡の焼却処分について、倫理委員会内で不当であるとの意見がありました。人体と認識しうる生物に対する不必要な処分であり、規約に違反するという趣旨の要請書が提出されました。それに対して担当の赤座博士はアクリル毛糸による物体との接触による汚染と収容違反の可能性に言及、また、生理学的機能の不存在や直接的な意識の存在の立証の不可能性などから規約に該当する知的生命体または人型生命に類しないという反論を行いました。それらを受けた審議では、特に収容違反による汚染拡大の可能性と、収容違反の感知の困難性から、処分方法改訂に必要である過半数の賛成に至りませんでした。
miraiPCとパクリ臭いので封印中、パクリ臭くなくなる方法を模索中 空かない箱とも被ってた……
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
説明: 何かヤバイのを封じているよ。それはヤバイのが一定確率で出現することを利用して、その現象が発生しない未来を強制的に観測することで封じているよ。また、この装置が破壊されない未来も同時に観測しているよ。でも経年劣化で不可避的に故障して、ヤバイのが出現しちゃうから、修理方法や破壊方法が背面に書いてあるよ。背面を見る試みは今まで全て失敗しているよ。
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: ベルだよ。鳴らすと鳴らした人以外の可聴域内にいる動物全部の精神をランダムに入れ替えるよ。何回も繰り返せば理論上は戻せなくはないかもしれないけど、それ以外の方法による戻し方はわかってないよ。ロールズだいしゅきなのぉ。
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: 道順だよ。あらゆる道で、ある一定の通り方を、ある一定の時間帯に、ある一定の物を持ちながら行うことで、[削除済]だよ。これらは偶然に起こる可能性は著しく低かったけど、カルト宗教団体に用いられて[削除済]が多発したよ。結果的にその街はゴーストタウン化しているけど、道としての最低限の要素を備えていればどこでもできるよ。
補遺: [削除済]の中身を考えてないよ カルト宗教団体の創始者は出任せで言ったのに偶然起こったあたりから、自分がトリガーとして生まれたんじゃないかとかそんなことを考えた日記を残していたよ。日記系の文章メインに据えていく形で
非常に人種差別的であると倫理委員会からのガチ停止命令間違いないので作成はしない
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 三毛猫だよ。それぞれ白・茶・黒色の体毛が地球上の白人黒人黄人の人数とリンクしているよ。下手に毟ると第三次大惨事だよ。
補遺:
名前: 五条 高慶(ごじょう たかよし)
セキュリティレベル: 2
職務: 宗教関連のSCP研究による出世 研究補助による出世 雑務による出世 出世
所在: サイト81██。外出は許可されません。
人物: 両親の死後████県███市で寺を継いで住職をしていた所、SCP-███による認識災害によって汚染され、財団による隔離保護を受けました。災害時、██████████の影響により野良猫の一匹として扱われ、去勢されています。また、現在も認識汚染の後遺症により歳男にはその年の干支のように認識されます。そのため、現在もサイト81██からの外出は許可されていません。精神検査などによりその他の障害もなく、レベル1職員として雇用。大変研究熱心なため████年にレベル2に昇格されました。
財団職員として雇用されてからの五条研究員の出世欲は、性機能障害の回復が目的であることは明らかです。しかし、現在のところ理性的で研究熱心なため、ある程度の報酬を期待させておくことが推奨されます。後遺症の回復度合いによっては、外出許可を出すことも有効な動機付けとなるでしょう。
補遺: SCP-███による認識災害は███████████、██████████████のため、被害者の中で五条研究員が███████████████の干支ではなく猫として認識されたことについて、今のところ理由は不明です。
都市伝説という言葉。誰もが嘯いては恐怖し、その刺激に浸って楽しむためのもの。
一方で、財団にとって時には収容対象となり、命をかけなければならないものにもなりうる。不可知不可思議理解不能の存在あるいは不存在。それを確保し収容し保護するのが財団の存在意義。
しかし、そうはいっても財団も人の集まり。財団の中にも、ただ楽しむだけの都市伝説がある。
その一つが、五年前に亡くなったエージェント沙悟浄(蔑称)がこよなく愛したと言われる、一本の酒。
Anomalousアイテムとして回収された、『栓を開けるたび形状を変える瓶』の中にあるそれは、SCP-9█4やらSCP-29█やらSCP-1█9やらの、決して使ってはいけないようなものをふんだんに使用した逸品。
エージェントスキンヘッド(蔑称)が残した金庫の中で眠っているとされるその酒瓶。エージェントハゲ(蔑称)の倉庫の大量の酒瓶の中に眠っている。
しかし、その現在の形状を知るものは居ない。だからこそ都市伝説。それゆえに噂。
「……あれって単なる噂ですよね? 特にSCP-2█4とか、黙って使えるわけ無いじゃないですか」
「意外とセキュリティが緩かった時期があったのよ。ほら見て」
・医療法人を名乗っているが、当然非公認。保険は降りない。
・方針は「本人に望ましい人生(の終わり)を」、逆に言えばそれを実現させるためになんでもやる。
・まずは(何が何でも)病院に来てもらい(マーケティングは重要ですからね)、そこから人生のコンサルティングを(勝手に)行っていく。
・太く短くも細く長くも全力で対応する。
・敵対団体に対しては警戒心が強い。敵対的と判断されてからは(財団だけでなく国や他敵対組織からも)徹底して不干渉の姿勢を貫き、技術として認識操作が得意。(病院はいつでも中立でなくてはならない! 患者以外に一切の考慮はされるべきではない!)
・患者には出来る限り優しいが、患者にもう人生設計が期待できない(端的に言えば明らかに送り込まれてきたDクラス)なら、普通に捨て駒にするけど、出来る限りの要望には答える。
敬称略
御客様番号: 団体-〇〇一
接待分類: 最上
特別対応手順: 団体-〇〇一の有する知識によって特殊な性質と判断される物体・現象を定期的に差し上げます。場合によっては社員が誠心誠意を尽くし団体-〇〇一の行為を支援あるいは妨害する必要があります。集団より高次あるいは危険だと考えられるものを与えることにより、団体-〇〇一が有する観測能力を最大限に発揮させる必要があります。
説明: 団体-〇〇一は、観測能力を有する者によって組織される集団です。団体-〇〇一が我々の存在を無意識的に知覚あるいは認識することによってのみ、我々が存在していることが判明しています。それに対し、我々は団体-〇〇一の望むものを提供し続ける必要があります。団体-〇〇一は特に特別な手順によって収容することの出来るものを好みます。それらを奉仕することによって、団体-〇〇一はより活性化します。
補遺:
████年時に奉仕した品目-███の収容手順設計の不備により、██████が崩壊し、我が社の保有する████と███大陸、また███████文明が失われる結果となりました。
これらの問題に対し、現在取締役会の約3割が団体-〇〇一を解消させ、我々への認識をより行いやすい方法(つまり█████年前の方式に戻す)によってより安定した御持て成しをすべきであるという意見が現れています。
現在の会長の方針に基づき、████年が経過した。彼らはより良い知的活動に勤しみ、彼らは常に前進し続けることによって、█████年前とは比べ物にならないほど良い生活を送っている。今団体-〇〇一は『財団』として、我々の与える至上のサービスを心から楽しんでいる。たとえ我々の存在が危ぶまれようととも、我々が行うべきなのは、彼らが最も望む最上級の御持て成しであると、私は確信している。もはや彼ら以外に我々の有する客はいないのだ。-████取締役
メモ:財団は『お客様』であり、それなしにあらゆるSCPは存在し得ないという立場。財団が提供するのはSCP-001-JP(『財団』を除くすべて)であり、SCP-001-JPが提供するのは『財団』の存在意義である。
財団がSCPってのはあったから、メタ視点ならいっそ『財団以外のすべて』という形を採ったらどうだろうか、という予定だが、一周回って逆にお互いの存在があやふやになったり、財団以外側の行動がようわからんくなったりするので、どう料理するか考え中
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 見ないほうがいいよ
説明: 肖像画で見ると涙腺が機能しなくなって外科的手術などの手段なしには自然と目玉がぼろぼろになっちゃうよ。
補遺: SCP-XXX-JPには製作者のものと思われる記述と、その下に乱暴な筆致の記述が存在します。
もはや誰もお前の為に泣くことはない
ばあか。おかげさまで、こいつらは血の涙を流してくれるんだ
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Normalized
特別収容プロトコル: 現在は全て無力化されているよ。発生したSCP-XXX-JP-2の原本を閲覧したいなら、野辺川博士が所有しているから、借りるといいよ。
説明: 1987年から毎年1998年までの8月31日に活性化していたよ。活性化すると、SCP-XXX-JPを中心として円形におよそ200m^2くらいの範囲内の人間の精神年齢を9歳まで落し、影響を受けた人物たちは相互の外見などを9歳のものと認識するようになるよ。幻覚発生時に影響を受けたもののみが認識できる小学四年生の幻影(SCP-XXX-JP-甲)が出現するよ。
やりたいこと: おおよそ5・6回に分ける。Dクラスのインタビューや録音、補遺と映像、トドメに無力化時にランドセル内に出現させる『夏休みの友』の日記部分を書きたい。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: 音声テープだよ。「読書の習慣を付けましょう」という小学生女子の声が入っているよ。これを聞いた対象のうち、紙媒体による文書を一週間以内に読んでいない場合、それ以降見る・聞く問わず、全ての情報を「本によって得た」として思い出してしまうよ。この事実について認識することはできるけど、クラスΩ記憶処理によってしか回復できないよ。研究者の仮説では「本というものを忘れるから」というのが回復の理由だとされているよ。
補遺: lol臭いけど、どっかの博士が文書を読んでいるはずなのに影響を受けたとして、研究内容の偽造・研究員への強制を理由に更迭処分になるとかは面白いかもとは思う。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 容器の中に210ml以上の液体を入れたまま蓋をしめないでね。
説明: 500mlの空のペットボトルだよ。液体を入れたまま蓋をしめると面の内側の一つに口が出現するよ。液体を飲ませると[削除済]。
補遺: 削除済の中身が思いつくまで先のばs
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 収容場所が決して『地下三階』になってはいけないよ。
説明: 階段の絵が書かれた巨大な絵画だよ。『地下三階』に置かれると階段の向こうから[削除済]。
補遺: 削除済の中身が思いつくまで先のばs
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 移動するものにくっつけなきゃだいじょうぶだよ。
説明: 窓だよ。移動するものにくっつけておくと、その窓の向こうにある光源に[削除済]な特性が負荷されるよ。
補遺: 思いつかん
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 感染した患者の情報は常に手に入りやすい状態にし、必要だと思われればその限りにおいて必ず知らせるようにしてね。特にJP-12については必要最低限の情報であれば一般人に知らせることも許されるよ
説明: 病気だよ。感染すると感染した人物が「存在する」ことが困難になるよ。人物が「存在する」ためには最初のうちは名前や顔を知っている人物が一人でもいるだけでいいけれど、症状が進行すると趣味趣向などを把握されているか多数の人物から本人が知られていないといけないよ。末期症状ではその人は常に観測され続けるだけではなく、その人物の情報が莫大な人数によって認識されていなければならないよ。その情報は正確である必要があるよ。
補遺: JP-12はSCP-XXX-JPに感染していると同時に、自己認識障害があって、自分という存在の範囲を正確に定めることができず、その範囲は軽く地球を超えるよ。特殊プロトコルによって歴史上の人物として彼の情報を散布しているよ。