
SCP-XXX-JP-14
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはそれぞれ一つずつ専用の電子ダイアル錠がついたロッカーで保管してください。SCP-XXX-JPの実験時以外はロッカールームから持ち出さないようにしてください。SCP-XXX-JPの実験の許可はクラス3以上の職員二名の承認が必要です。SCP-XXX-JPの未確認の配置方法が判明した場合はその配置を実行せずに報告書に記載してください。ロッカールームにはSCP-XXX-JPが生成されていないかを監視するために監視カメラを設置し、担当職員2名が監視してください。また、SCP-XXX-JP-Pを生成させないために定期的に安全が判明している配置を担当職員が行ってください。事件報告SCP-XXX-JP-いより、これは効果を示さないことが判明したので、実験については前述を参照してください。SCP-XXX-JP-Pが生成された場合、ロッカールームを閉鎖して機動部隊か-4("宝石収集家")を呼んで対処してください。
説明: SCP-XXX-JPは███個の中心部に解読不明のシンボルが描かれた7cmほどの黒い宝石のようにみられる複数の物体(SCP-XXX-JP-1~SCP‐XXX‐JP-███)です。シンボルは植物とみられるものに囲まれており、一つとして同じマークは存在しません。宝石の構成物は現在の技術で傷をつけることが出来ないことから不明です。SCP-XXX-JPらはそれら単体では不活性です。SCP-XXX-JPを特定の組み合わせで並ばせる、または集めることでSCP-XXX-JPは活性化します。SCP-XXX-JPの特徴は主に二つあります。
一つ目の特徴はSCP-XXX-JPが活性化したとき、その時の配置で様々な現象を発生させることです。その場で500mlの水を発生させることから[編集済み]を発生させることまで様々な現象を発生させます。この配置方法はSCP-XXX-JPを利用しようとする人物に対して一つだけ直接脳内に理解させます。この時発生する現象も脳内で理解されます。この特長により、現在判明している組み合わせは███種類です。この特徴のメカニズムは現在判明していません。組み合わせについては実験記録を参照してください。これらの実験結果からSCP-XXX-JPの特性は何らかを召喚することに限定されていると考えられます。
SCP-XXX-JPのもう一つの特徴は、人型の生命体(SCP-XXX-JP-A)を定期的不定期に生成することです。SCP-XXX-JP-Aは身長が約180cmの人型で、黒くにごった泥で構成されているように見えます。SCP-XXX-JP-Aは生成された後にSCP-XXX-JPを配置しようとします。このときの配置は一定しておらず、現在のところ確認されている3種類の配置と未確認の2種類の配置が行われようとしました。SCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPの配置するのを妨害した時、敵対的になります。SCP-XXX-JP-Aは自身の腕を伸縮・変形させて妨害した者を行動不能になるまで痛めつけます。このとき妨害者は死亡する事は今のところありません。ですが既に█人の職員が再起不能になっています。このSCP-XXX-JP-Aの構成物を調べる試みはSCP-XXX-JP-Aの体液が無力化、崩壊してから数分で蒸発することから判明していません。また、SCP-XXX-JPの体液は蒸発、気化した後に肺の中に侵入した場合体が麻痺し、最悪の場合心臓が停止して死亡します。SCP-XXX-JP-Aの無力化は機動部隊か-4("宝石収集家")により行われます。
SCP-XXX-JPが回収された████県████市は不定期に起こる正体不明な生物の多数の発見情報や天候の突然な悪化などの現象から財団の監視が行われていました。20██/12/██にあった████県にある弥生時代遺跡の発掘調査時に、SCP-XXX-JPは2m×1m×0.5mの石棺から発見されました。発見当時、SCP-XXX-JPはいくつもの円が組み合わさったような配置で置かれていました。この地域では██████という王族が占いや儀式などで治めていました。おそらくその王族が使用していた物だと考えられます。発見時にその遺跡の発掘調査に参加していた人物全員にAクラスの記憶処理が行われ、回収は遺跡調査に参加していた財団職員により行われました。周辺地域からは王が黒い玉のようなSCP-XXX-JPを使い、水をあふれさせている様子が描かれた祭事用の土器が複数見つかっています。また、王が亡くなったとみられる時期以降の土器にはSCP-XXX-JP-Aとみられる人型が多数の武器を持った人間を追いかけているものも発見されました。これらは財団職員が資料として回収しました。
補遺:
実験記録SCP-XXX-JP-1-20██/02/██
実行者:Dクラス職員(D-7438-JP)一名
実験方法:SCP-XXX-JPから脳内に理解させられる配置とそれにより発生する現象を担当職員に報告。その後、実行を指示。
結果:SCP-XXX-JPの配置は12個のSCP-XXX-JPにより形成された円。発生した現象は円の内部での緑色の光の生成。現象の効果は十二時間の動体視力、瞬間反応力の向上。
分析:生成された光の原理は不明。この光は形成された円が崩されるまで続きました。
実験記録SCP-XXX-JP-3-20██/02/██
実行者:SCP-XXX-JP-1と同じDクラス職員(D-7438-JP)一名
実験方法:SCP-XXX-JPから脳内に理解させられる配置とそれにより発生する現象を担当職員に報告。その後、実行を指示。
結果:SCP-XXX-JPの配置は20個のSC-XXX-JPにより形成された星型。発生した現象は星型の内部での水の生成。生成された水の量は500mlだった。
分析:生成された水は一般的な純度が高いだけの水だった。
実験記録SCP-XXX-JP-9-20██/03/██
実行者:SCP-XXX-JP-1と同じDクラス職員(D-7438-JP)一名
実験方法:SCP-XXX-JPから脳内に理解させられる配置とそれにより発生する現象を担当職員に報告。この時D-7438-JPは戸惑っていたが、実行を指示。
結果:SCP-XXX-JPの配置は24個のSC-XXX-JPにより形成された六芒星とその内部にある小円。現象が発生する瞬間、D-7438-JPは突然倒れてもがき始める。その後十数秒で死亡。配置の中央には血で濡れた心臓が出現。死亡したD-7438-JPの解剖の結果、心臓が存在しなかった。
分析:聞かされていた現象は「心臓の召還」だった。まさか自分のものを召還されるとは思っていなかっただろうな。
実験記録SCP-XXX-JP-13-20██/03/██
実行者:████研究員
実験方法:SCP-XXX-JPから脳内に理解させられる配置とそれにより発生する現象をを担当職員に知らせずに配置を開始。担当職員が妨害しようとするも失敗。
結果:SCP-███-JPを召還。幸いSCP-███-JPはすぐに被害を出すようなものではなかったため被害者は無し。
分析:████研究員は早く自分の結果を出そうと焦っていた。この実験により████研究員はクラスを降格された。
実験記録SCP-XXX-JP-21-20██/04/██
実行者:Dクラス職員(D-7489-JP)一名
実験方法:SCP-XXX-JPから脳内に理解させられる配置とそれにより発生する現象を担当職員に報告。その後、実行を指示。
結果:D-7489-JPが報告した内容は[編集済み]。実験を即刻停止した。
分析:SCP-XXX-JPにより引き起こされる現象にはかなりの幅があることがこの実験から判明した。この実験以降実験を制限する。
事故報告SCP-XXX-JP-い-20██/10/██
内容:前回の実験からちょうど六ヵ月後、SCP-XXX-JP-Pが生成される。生成されたSCP-XXX-JP-Pがロッカーを破壊してSCP-XXX-JPを配置し始めた。このことに担当職員が気づき妨害に入るもSCP-XXX-JP-Pにより腕や足の骨を折られ無力化される。SCP-XXX-JP-Pは18個のSCP-XXX-JPを二つの並んだくの字に配置。これにより周辺地域の天気が急激に変化、大雨になる。騒ぎに気づいた戦闘員4名にこの後無力化される。この時、気化した体液を吸い込んだ一名が麻痺を起し、その後死亡した。死因は心臓の停止。この事件より、SCP-XXX-JPの実験は定期的に行われることが決定される。これ以降ロッカールーム周辺に複数台の監視カメラを設置。
事故報告SCP-XXX-JP-ろ-20██/07/██
内容:実験から六ヶ月経過していないにも関わらずSCP-XXX-JP-Pが生成される。この時監視していた担当職員が戦闘員に連絡、すぐに送られる。戦闘員二名が負傷、再起不能になるも配置を完了する前に無力化に成功。この事件よりSCP-XXX-JP-Pが生成されるのはSCP-XXX-JPが使用されないからではないことが判明した。
・生命体の魂?が常に見え続ける少年。
・強く意識した魂?への干渉。 例)手でつかむ→対象はすさまじい不快感 握りつぶして破壊→対象の突然死 等
・精神が目に見えて疲弊。カウンセリングも効果なし。
・目を閉じようとも手などで遮ろうとも見え続ける。 テンプレ臭を感じる…
・霧の参道
・聞いた曲のテーマを勝手に考えてそれをもとにした現象を発生させる音楽プレイヤー。
・冥鏡止衰 or 冥鏡屍水
・本体は製作された時代が不明である簡素な壺鏡。
・最初は視認した人物を殺す鏡だと思われていたが、生還者が出てきたため本質が判明。
・写った自分の姿を完全に視認した場合、意識のみ精神空間?に飛ばされる。
・精神空間は一面が水で満たされていて、所々から枯れ木や岩が出てきている。自分は水面の上に立っている。
・水面の下はおびただしい数の死体で埋め尽くされている。その死体はほぼ全て自分に関係する人物。
・その死体がしばらくすると浮かんできて水面に上がってくる。
・自分に対する恨み言を言いながら襲い掛かってくる。スペックは生きていたときとほぼ同じ。
・攻撃できるが数が多すぎてつぶされる。逃げよう。
・脱出地点がどこかにある。それは鏡だが、飛び込むことで元の体に戻れる。
・ただし鏡がなにかで覆われていると真っ暗になりでられない。これは実験で判明。
・つかまった人物は水底に沈められていく、底についてしまうと現実でも死亡。死因は溺死。
・収容中、鏡からいままでに鏡によって殺された人物が出てくることがあるようになった。
・これには攻撃がほぼ効かず、処理するためには体を四散させるような爆発が必要。
・収容部屋までには長めの通路、ここで爆発させるように。
Eucildでいけるかな。
・棒切り蟲
・体長50cm程の大きさの節足動物門鋏角亜門クモ綱サソリ目と酷似した姿。
・脚が存在せず、地面を未知の方法で浮遊しながら移動。
・全身を覆う甲殻は濁った赤紫色。
・破片となって本体から離れた場合、すぐに同色の未知の液体へと変化。
・鋏の刃と刃の間に収まる太さの物体であれば素材の硬度を無視して切断。
・鋏は自在に大きさを変化させることができ、鋏の両方の刃の先が入る隙間があれば全て切断。
・自身で切断した物質をさらに細かく切り分け、無機物であろうと摂食。
・この時摂食した量に応じて少しずつ大きくなる。
・またそれに応じて体温が上昇。現在は手で触れることが出来ない。
Safeでいけるかも?
説明:
回収日:████-██-██
回収場所:
現状:
アイテム番号: SCP-399-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-399-JPの性質から、世界中に存在するSCP-399-JP-1を収容することは非常に困難です。ですが、財団の情報が漏出する可能性が極めて高いため、各国に存在する携帯電波観測施設から特定の問答などに対する監視を行ってください。SCP-399-JP-1の可能性がある携帯電話を発見された場合、施設からコード404より速やかに携帯電話の機能を破壊した後、付近にいるエージェントよりAクラス記憶処理を実行してください。
説明: SCP-399-JPは携帯電話を媒介して感染するウイルス(SCP-399-JP-A)より引き起こされる現象です。SCP-399-JPに感染した携帯電話(以降SCP-399-JP-1)は感染している間、他の携帯電話とつながりづらくなります。現在、SCP-399-JP-Aは財団の作製したアンチウイルスソフトにより処理することが出来ます。SCP-399-JP-Aの起源は不明です。
SCP-399-JPはSCP-109-JP-1を利用して通話した人数が██人に達した後に通話を試みた時に発生します。SCP-399-JP-1は本来の通話相手とは繋がらず、まったく異なる人物(以降SCP-399-JP-B)に繋がります。この時、携帯電話を切る、電波を妨害するなどの通話の中断、妨害は未知の力により行うことが出来ません。ただし、SCP-399-JP-1自体の全ての機能を何らかの方法で破壊した場合のみこの通話を終了させることができます。SCP-399-JP-BはSCP-399-JP-1を利用している利用者に一方的に次のことを話します。
1. あなた(利用者)は自分(SCP-399-JP-B)に1つの質問をすることが出来る。
2. 自分はほぼ全てのことについて答えることが出来る。
3. 質問に答えた後、あなたは自分の1つの質問に答える。
SCP-399-JP-Bは利用者の様々な質問のほぼ全てに答えて見せます。現在のところ答えられなかった質問は1つ2つのみです。SCP-399-JP-Bは質問に答えることが出来なかった場合、その質問をカウントしません。利用者が質問を行った後、SCP-399-JP-Bは利用者に一つの質問をします。質問の内容は様々で、現在のところ質問に法則性は確認されていませんが、全てにおいて難題です。この質問について、利用者のそばにいる人物などと協力することは可能です。この質問には制限時間がついており、質問されてから██分以内に答えなければなりません。質問の答えを間違える、または制限時間以内に答えられなかった場合、利用者にそのことを伝えた後、SCP-399-JP-1の電源が切られ利用者が消失します。消失した利用者は今のところ一名を除いて発見されていません。答えられた場合、SCP-399-JP-Bはそのことを伝え、SCP-399-JP-1の電源が切られます。SCP-399-JP-1の電源が切られたとき、SCP-399-JP-1内に存在していたSCP-399-JP-Aも消失します。この時、SCP-399-JP-1内には送信者不明のメールが残されます。
SCP-399は財団職員の希望者に対する電子機器の整備を行っている時に、繋がりにくくなったという職員の携帯電話から偶然発見されました。発見当初は未知のウイルスとしてコピーされた後にアンチウイルスソフトが作製され、職員の携帯電話から処理されました。その後、携帯電話で通話をしていた人間が突然消失したという噂が確認され、消失したという人物の携帯電話から同様のウイルスが確認されたことから、このSCPの存在が発覚しました。
追記:SCP-399-JP-AはSCP-399-JP-1と通話を行った携帯電話に感染することが実験記録399-JP-10により確認されました。現在のところ感染する確率は██%です。SCP-399-JP-Aのこの性質から、現在SCP-399-JP-1は世界中にかなりの数が存在すると考えられます。世界中に存在するSCP-399-JP-1の捜索は、各国に存在する財団の携帯電波観測施設により行われます。
実験記録399-JP-1
実行者:Dクラス職員(D-7514-JP)
実験方法:SCP-399-JP-Aに感染していると思われる携帯電話で用意しておいた複数の携帯電話に通話する。
結果:SCP-399-JP-Bと思われる人物に繋がる。D-7514-JPに好きな質問をさせた後に、SCP-399-JP-Bの質問に答えさせた。質問の内容は「あなたが住む惑星の寿命は正確にはどれだけ残っているか。」というもの。D-7514-JPに現在のところ判明しているところまでの答えを伝えて答えさせたところ、SCP-399-JP-1の電源が切れ、D-7514-JPが消失。D-7514-JPは未だに発見されていません。
分析:消失したことから、答えが間違っていたと考えられる。ただ、もっと詳しく答えなければならなかったのか、そもそも完全に違ったのかはわからない。 SCP-399-JP-1内には復元不可能なまでに壊れたメールが残されていた。
実験記録399-JP-6
実行者:Dクラス職員(D-7596-JP)
実験方法:SCP-399-JP-Aに感染していると思われる携帯電話で用意しておいた複数の携帯電話に通話する。質問をするとき、SCP-399-JP-Aの起源について質問させる。また、質問された内容には答えさせない。
結果:今回までの実験と同じようにSCP-399-JP-Bに繋がる。D-7596-JPがSCP-399-JP-Aの起源について質問すると、「その質問については制限により答えることが出来ない。」という返答が帰ってきた。その後のSCP-399-JP-Bからの質問は「今現在人間は何人いるか。」というもの。D-7596-JPは質問に答えず、そのまま██分が経過したところ、D-7596-JPが消失。D-7596-JPは未だに発見されていません。
分析:質問に対する返答から、SCP-399-JP-Bには上位の存在がいる可能性が出てきた。また、質問に制限時間があることも判明した。今回もSCP-399-JP-1内にはメールが残されており、一部のみ復元することに成功した。
「ご██████████が███ざ█████。 -██████」
実験記録399-JP-10
実行者:Dクラス職員(D-7599-JP)
実験内容:SCP-399-JP-Aに感染していると思われる携帯電話で用意しておいた複数の携帯電話に通話する。質問をするとき、SCP-399-JP-Aはどのように感染するのかを質問させた。
結果:今回までの実験と同じようにSCP-399-JP-Bに繋がる。D-7602-JPが感染経路について質問すると、「我々が発信する電波の受信と感染したものとの通話。」という返答が帰ってきた。その後のSCP-399-JP-Bからの質問は「霊魂の消滅とはなにか。」というもの。D-7599-JPはしばらく悩んだ後に「存在の否定」。数秒間の無反応の後、電話は切られた。
分析:質問の返答から、世界中に広がっている可能性がとても高く、早急に回収する必要がある。機動部隊の配置を要請する。また、このDクラス職員を頭の発想の良さから正式に財団のエージェントとして正式に雇用する手もありそうだ。残されていたメールはほぼ壊れていないものが見つかった。
「ご利用いただきありがとうございます。次回の[データ削除]にご期待ください。 -願望の社」
実験記録399-JP-15
実行者:Dクラス職員(D-7618-JP)
実験方法:SCP-399-JP-Aに感染していると思われる携帯電話で用意しておいた複数の携帯電話に通話する。質問をするとき、「SCP-399-JPの全世界からの除去方法」について質問させる。これに答えられなかった場合、「SCP-682の完全で永久的な殺し方」について質問させる。また、質問された内容は答えられる場合答えても良いこととした。
結果:今回までの実験と同じようにSCP-399-JP-Bに繋がる。D-7618-JPが、「SCP-399-JPの全世界からの除去方法」について質問すると、「その質問については制限により答えることが出来ない。」という返答が帰ってきた。次に、「SCP-682の完全で永久的な殺し方」について質問すると、しばらくの沈黙の後に[データ削除]と帰ってきた。その後のSCP-399-JP-Bからの質問は「生物の死とは何か。」というもの。D-7618-JPは質問に答えられず、そのまま██分が経過したところ、D-7618-JPが消失。D-7618-JPは未だに発見されていません。
分析:当初からの予想通りSCP-399-JPに関する質問は答えられないようだ。それに加えて、SCP-682-JPの終了方法について答えが得られたが、現在の財団の有する全てを使っても再現ができそうに無い。残されたメールは復元できず、加えて携帯電話本体にも一部不具合が発生していた。
事故報告SCP-399-JP-い-20██/11/██
内容:採用されたばかりのエージェント・██(元D-7599-JP)の所持する携帯電話が勤務中に同僚のエージェントに個人的な用事でかけた時に発生。SCP-399-JPの説明が始まったためその場に居た研究員にこれからの内容の記述を指示。エージェント・██は「次の質問の答え。」を質問。しかし、前回と違い「その質問については制限により答えることが出来ない」と返答が帰ってきた。エージェント・██は激しく動揺しその理由を質問したが、返答は動揺していたためうまく聞き取れなかったが、その後即座に質問に移った。その質問は[データ削除]。エージェント・██、及びその時現場に居た財団職員は誰一人として答えることができず、制限時間が経過。SCP-399-JP-1の電源が切れ、エージェント・██は消失した。残されたメールには以下の内容が記されていた。
「ご利用いただきありがとうございます。利用者番号3████様は優秀な方であったため、対価として回収した後に過剰部分をご返却します。これを読んでいる方々も、是非ご利用してください。-願望の社」
補遺:この事件以降、財団職員がSCP-399-JPの被害を受けるようになりました。残されていたメールとあわせて考えると、財団職員を狙って行われている可能性が高いです。幸い前兆は同じであるため、財団職員には定期的に携帯電話の回収検査を行ってください。
実験記録399-JP-18
実行者:Dクラス職員(D-7645-JP)
実験内容:SCP-399-JP-Aに感染していると思われる携帯電話で用意しておいた複数の携帯電話に通話する。質問をするとき、[データ削除]について質問させた。
結果:これまでの実験と同じようにSCP-399-JP-Bには繋がらず、違う人物と繋がる。