SCP-XXX-JP

警告

本報告書にはミーム的異常性を持った記録が含まれます。それらの閲覧には対ミーム処置"極夜"が必要です。
現在の本報告書にはミーム的異常性は存在しません。その為、閲覧に対ミーム処置は不要です。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: インシデントXXX-JP以降█年間SCP-XXX-JPの発生が確認されないことから、SCP-XXX-JPは無力化したものと判断されました。現在SCP-XXX-JP発生エリア内にてSCP-XXX-JPの発生原因の調査が行われており、詳細が判明した、或いは新たなSCP-XXX-JP類似事象の発生の危険が無いことが確認された段階で、日本政府との協力の下SCP-XXX-JP発生エリアの解放と住民の帰宅が行われる予定です。SCP-XXX-JP-T-1原本はサイト-8123の電子保管庫に収容しており、全SCP-XXX-JP-Tの内容は当該報告書に記録されています。

説明: SCP-XXX-JPは20██年~20██年の間、旧暦で毎年01/06に神奈川県██市██にて発生していた異常現象です。SCP-XXX-JP発生中には多数の異常実体が出現し、その大半がミーム的異常性を有していました。しかし、インシデントXXX-JP(補遺3を参照)以降、SCP-XXX-JPの発生は確認されていません。

SCP-XXX-JP-Aは、20██/02/14(旧暦20██/01/06)に██中学校屋上から飛び降り自殺した██ 晴樹氏(享年14歳)1に酷似している人型実体です。旧暦で毎年01/06午前8:30に同中学校屋上に出現し、当時と同様の自殺を実行しようと試みます。飛び降り後、地面にSCP-XXX-JP-Aが接触する直前にその肉体は複数羽のハシブトガラス(学名: Corvus macrorhynchos)の見た目をした実体に変化、SCP-XXX-JP発生エリアの上空へ飛び去った後消失します。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP全事象の中で唯一意志疎通が可能ですが、その発言にはミーム的異常性があり、また現在までSCP-XXX-JP-Aの自殺が阻止されたことはありません。

SCP-XXX-JP-Bは、SCP-XXX-JPやSCP-XXX-JP-Tのミーム汚染を受けた人間です。SCP-XXX-JP発生時以外は、██中学校内にて常に笑みを浮かべながら着席または直立しています。この状態のSCP-XXX-JP-Bとの意志疎通は不可能です可能ですが、SCP-XXX-JP-Bの発言にもミーム的異常性が確認されています(補遺2を参照)。SCP-XXX-JP-Aの消失直後、██中学校関係者であるSCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-C-2によって殺害され、それ以外のSCP-XXX-JP-Bは例外なく恐慌状態に陥り同中学校から逃走します。SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JP発生中に死亡した場合遺体からはグロリオサ(学名: Gloriosa)2が複数輪出現しますが、SCP-XXX-JP-C-8爆発と同時に消失、SCP-XXX-JP-Bはミーム汚染される前の身体状態で██中学校に転移します。また、SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP発生エリア外に移動した瞬間肉体がグロリオサに変化しますが、SCP-XXX-JP発生中に死亡した場合と同様、SCP-XXX-JP-C-8爆発と同時に消失、██中学校に再出現します。

SCP-XXX-JP-Cは、SCP-XXX-JP-AやSCP-XXX-JP-Bを除くSCP-XXX-JP実体です。SCP-XXX-JP-Aの消失後に出現または活性化し、SCP-XXX-JP-C-8の爆発によって消失または不活性化します。以下は、確認されているSCP-XXX-JP-Cの一覧です。

SCP-XXX-JP-TSCP-XXX-JP-T-1は██ 晴樹氏の自室より回収された、同氏が製作したと推定される定型詩です。全34連で構成され、基本7・7・7・5音の形を取っており、隠喩が多様されているという特徴があります。また、現在SCP-XXX-JP-T-1と同様の形式・性質の定型詩(SCP-XXX-JP-T-2)が確認されています(補遺2を参照)。SCP-XXX-JP-T-1及び2にはSCP-XXX-JP-C-3以外のSCP-XXX-JP実体よりも高いミーム的異常性が確認されており、対ミーム処置無しに閲覧した場合、対象は同様にSCP-XXX-JP-Bとなっていました。SCP-XXX-JP-T-1及び2はインシデントXXX-JP後に異常性を喪失、第4連が追加されました(補遺3を参照)。


補遺1: ██ 晴樹氏の自室からはSCP-XXX-JP-TSCP-XXX-JP-T-1以外にも非異常性のイラストや文書が多数発見されています。以下はその一部です。

  • SCP-XXX-JP-C-2と思われるイラスト。タイトルは「わるいこおじさん6」。
  • SCP-XXX-JP-C-3と思われる落書き。晴樹氏の自室の床や壁に赤いマーカーペンで多数描かれている。
  • オスのカラスを主人公とした未完の短編小説。内容は[削除済]。
  • 無数の黒い死という字で構成される似顔絵。同氏の母親を描いたものと思われる。

同氏のパソコンからは保守系・右翼系・反米系サイトへのアクセス履歴や書き込みも多く発見されており、また、メモリーからは旭日旗の画像が発見されています。このことから、SCP-XXX-JP-TSCP-XXX-JP-T-1は反米思想を歌った詩であり、SCP-XXX-JP-C-3は旭日旗及び大日本帝国の象徴であると推測されています。晴樹氏のインターネット上の友人の証言により確定しました。以下は、証言に基づくSCP-XXX-JP-T-1の解釈です。


██市教育委員会の調査によると、入学から自殺まで同氏は担任教師やクラスメイトらによるいじめを受けており、また家庭では父親からの暴行と母親からの精神的虐待を受けていたとの証言が得られています。しかし、父親の暴行以外の立証は現在までなされていません。このことが同氏の思想に影響を与えと思われ、SCP-XXX-JP発生の一因となったと考えられていますが、真偽は不明です。

補遺2: 20██/██/██、██中学校内部を機動部隊隊員が調査していた際、同隊員が家庭科室に侵入した瞬間SCP-XXX-JP-C-7が室内に出現しました。当時SCP-XXX-JPは発生していませんでしたが、SCP-XXX-JP-C-7は室内にて直立していた、かつてDクラス職員であったSCP-XXX-JP-Bにウイスキーを約3秒間飲ませた後消失しました。この直後、このSCP-XXX-JP-Bは同隊員に対し以下の内容を発言しました。録音のため発言を全て聞き終えた直後、同隊員がグロリオサに変化し以降SCP-XXX-JP-Bとなったことから、この発言にはSCP-XXX-JP-T-1と同様のミーム性があると断定され、SCP-XXX-JP-T-2に指定されました。


██ 晴樹氏の自室から回収された資料をもとに担当職員らが解釈を試みたところ、SCP-XXX-JP-T-2は財団、ひいてはO5評議会への警告文であるとの結果が出されました。しかし、その過程で対ミーム処置を施していたにも関わらず█名がSCP-XXX-JP-Bとなったことからこの結果の信憑性が疑われ、担当博士によるSCP-XXX-JPのKeterクラス引き上げの申請は却下されました。

補遺3: 20██/██/██、SCP-XXX-JP-Aの出現時に機動部隊す-138所属の██隊員が避難せず██中学校に残留、屋上へ上りSCP-XXX-JP-Aに対話を試みました(インシデントXXX-JP)。以下は、██隊員の携帯していたカメラに記録された映像記録の一部です。


インシデントXXX-JP後、SCP-XXX-JP-T-1に以下の連が追加されました。この連は他の連と異なり5・7・5音の形をとっていますが、その理由は不明です。

インシデントXXX-JP後SCP-XXX-JP-T-1及び2のミーム的異常性が消失したことを受け、担当博士の指示の下、回収された資料を参考にしてSCP-XXX-JP-T-2とSCP-XXX-JP-T-1第4連の解釈が試みられました。以下は、それぞれの解釈の結果です。