改善予定
アイテム番号: SCP-090-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-090-JPはサイト8181の標準保管庫の金庫に、分解された状態で保存してください。実験時のみ使用され、持ち運びの際も分解されていることを確認してください。実験対象以外のSCP-090-JPに関わる人員の間で、何らかの確執が無いか確認することも望ましいです。
説明: SCP-090-JPは剣と盾を模った大型のキーホルダーです。剣の部分が盾の裏に装着されており、取り外すことでペーパーナイフとして使用できます。剣と盾が正しく装着された状態の周囲およそ10mで、生物が他者に敵意を持つ、不和が生じる、所属や思想によって対立した場合、それらを観測する人間の間で幻覚が発現します。この幻覚は、キーホルダーが分解されるか対立状態が解消されて1分程度続き、どこからでも観測できますが、電子機器を通すと無効になります。
この現象を発現するきっかけの対立において、どちらかが明確な殺意を持っていない場合、幻覚は、不確かなストーリー性を持った、空想的な世界観の一シーンの様なものです。詳しくは実験記録を参照してください。逆に殺意を持った対立の場合は、あらゆる行動が「漫画的」になり、残酷な事象は排除され、発言はおどけたコントのようになる幻覚が現れます。例として、対象らが取っ組み合いになると、濁った砂埃が立ち、そこから腕や足、黄色い星の形をしたものがとび出る、などです。これらの幻覚は視覚、聴覚、嗅覚以外には瞬間的に影響することがわかっています。例えば、幻覚上の剣に触ると切れる感覚がし、痛覚が刺激されますが、すぐ治まり、すり抜けます。砂埃が目に入ると実際に砂が目に入るように痛みが出てすぐ治まりますが、視界は砂埃に遮られたままです。これらによる健康被害は報告されていません。
実験記録090-1 - 日付████/██/██
状況: 村上研究員がSCP-090-JPを所持し、████博士に対し、自身の扱いについて文句を言った。5分後、████博士は日ごろの行為に筋が通っていることを証明し、村上研究員は納得した。
幻覚: 村上研究員が博士に近づいた途端、二人の服装は私服に変わり、研究員の右腕から「オーラ」が発せられた。二人の会話は「日常の中突然異常な力を手にし、望まない異形との戦いに身を投じることとなった村上(研究員)が、その力と何か関わりがあるが、村上を突き放し何かを隠している████(博士)を力ずくで問い詰める」という設定となっているようだった。村上研究員が意見を主張するたびにその右腕を使い████博士に攻撃を仕掛けるも、博士は反論と共にそれをあしらった。████博士が最後の一言を言う時に、研究員の攻撃をカウンターで鎮め、その2分後、幻覚は終了した。
補遺:████博士の言い分が有利だとわかっていてこのようなシナリオになったんでしょうか?あと流れ弾が結構痛いです。 - 函南研究員
おい!████ブレイカだかアブソリュート████だか知らないが、私のオフィスまで響いてきたぞ!収容違反かと思うし、うるさいし…… 聞いてて動悸が…… - ████博士
次から公式に実験する際は、防音された部屋で行われます。
実験記録090-4 - 日付████/██/██
状況: 柘植博士がSCP-090-JPを所持。SCP-████-JPの収容に関し、柘植博士、富山博士含む6人の職員が出席する会議が開始される。途中、柘植博士の提示した収容方法に、富山博士が強く反論する場面があったが、妥協の結果、予定時刻につつがなく終了した。
幻覚:柘植博士が、自身の収容方法に言及する際に開始。職員が囲むテーブルが丸く、重厚なものに変化し、会議室全体が暗くなり、 テーブルを中心に光源不明の明かりに照らされる。職員は全員軍服の様な服装になる。会議内容は[削除済み]で猛威を振るう[削除済み]をどのように制圧するかという内容になり1、内容不明のプロトコル、用語がみられた。富山博士が反論する場面で、富山博士の発言は暴力的になり、拳をテーブルに叩きつけるなどの行動も見られた。
補遺:富山博士は確かに体格が良いですが温厚です。こういうのに一人はいる筋肉……パワータイプ役にしたかったんでしょう。 - 函南研究員
実験記録090-5 - 日付████/██/██
状況: 家庭用ゲーム機で動作するロボット対戦ゲーム、████████のプレイヤーである職員二名にSCP-090-JPのある部屋で、実際にプレイさせる。彼等の背後に、監視用の窓を設置。
幻覚: ゲーム開始直後、二名の職員の周囲にそれぞれ小部屋が出現し、ロボットの内部のコックピットのような内装になり、前面に自身の操作するロボットの一人称の映像が映し出される。また小部屋の間に「空間のしきり」の様なものがあり、それぞれ別の空間に居るという設定にされているようだった。二名はコントローラーの代わりに、コックピット内の装置を操作し、時折その世界観に準拠した台詞をつぶやいた。どちらかの機体が撃墜されると、コックピットは強い光と熱に包まれた。内部で観測していた研究員からは「硝煙と鉄錆のにおい」がしたとの報告があった。
補遺:プレイした二人に詳細を話したら、コックピット内のデバイスが原作の設定と違うことに文句言われました。 - 函南研究員
実験記録090-6 - 日付████/██/██
状況: 実験記録090-5に続き、再度二名に同じ状況でプレイさせる。
幻覚: ほぼ実験記録090-5と同じだが、コックピット内の構造が、原作の設定と忠実になっていた。
補遺:やっぱ知覚してるんじゃないかな、こいつ。 - 函南研究員
実験記録090-8 - 日付████/██/██
状況: 狩りのできるイエネコ一匹と、ハツカネズミ一匹をSCP-090-JPのある部屋で放つ。ネコはネズミを追いかけ、捕獲した。しばらく弄んだ後、捕食。ネズミからは内臓が露出していた。
幻覚: ネズミを追いかける際、走るネコの足の残像が「渦巻状」に変化し、過剰なほど鳴き声をあげていた。ネズミが弄ばれている間、絶命まで二匹は砂埃の様なものに包まれた。ネズミの絶命時に、羽の生えた発光する輪が出現し、少し上昇したのち消滅した。また、内蔵の露出が確認できず、ネズミは最期まで無傷に見えた。
補遺:被食者、捕食者を増やすと、砂埃の範囲が広くなることが確認されています。 - 函南研究員
実験記録090-9 - 日付████/██/██
状況: 血気盛んで、故意に殺人を起こしたことのあるDクラス職員を二人用意する。片方にダミーの弾丸が入った拳銃を持たせ、相手を撃ち殺すように命令。SCP-090-JPは効果範囲内で、職員に持たせる。銃を持ったD-8901は、指示に従い発砲。狙われたD-7562は驚愕し、悲鳴を上げる。空砲だと気づいたD-7562は逆上し、D-8901と取っ組み合いを始める。幻覚を確認した後、SCP-090-JPを分解し、Dクラスを沈静化した。
幻覚: 発砲時に、拳銃からカラフルなテープと万国旗がとび出てくる。Dクラス二人は大阪弁でコントのような罵り合いをした後、取っ組み合いになる。その際、砂埃の様なものがあがり、二人が確認できなくなる。そこから二名の腕と足と思われるものと、星型の何かが見え隠れする。
SCP-090-JPは、█████路上無差別殺人として知られる事件の犯人グループから回収されました。現場で確保した後、犯人グループはSCP-090-JPの現象を熟知していたこと、それを観光地である██島の御土産屋で、中学時代の修学旅行で購入したことを認めました。同型のキーホルダーは現在製造中止となっていましたが、回収できたものでSCP-090-JPと同じ現象を発現するものはありませんでした。事件を肉眼で目撃した人は皆、「凝った仕掛けを施した、観客まきこみ型コントパフォーマンス」だと証言しました。実際は、ハンマーなどの鈍器による殴打を主とした行為が行われ、██人の死傷者がでました。これは事件発生現場を考慮すると、不自然な多さです。目撃者には、散布型の記憶処理が施され、表向きには、事件の凄惨さによる健忘、心神喪失とされています。
以下は、事件現場付近の記録機器からの音声の抜粋です。(……は不明瞭な部分)
<200█/██/██>
19:45 [最初の被害者(以下、被害者1)の絶叫]
被害者1: ……!助けてくれ!助けて!
[犯人グループの一人が発言しているが、意味が通らないことばの羅列]
[何人かの笑い声]
被害者1: ふざけ……!おめえらなんで笑って……!……あああ!
目撃者A:何だ何だ……。……珍しいな。ピコハンとか……。
被害者2:撮ってみよーぜ……。うわこっち来た![破壊音と悲鳴]
目撃者A:あ、ケータイが……。 ……ノリいいなーお前。
[先ほどより人数が多い笑い声]
19:51目撃者B:うわ!……ザまで巻き込んだぞ。
目撃者C:ヤバいんじゃね?あ、でもモクモク出てるし。
目撃者B:元々グルなんじゃね?
目撃者C:ははっ、今生足見えた。
20:15[うめき声と助けを求める声、困惑する声が目立つ。笑い声は聞こえなくなっている。]目撃者D:うわー、何も見えない。煙焚きすぎっしょこれ。
被害者██:これたぶん煙じゃないし……。……おかしいよ……。なんでケータイ持ってる人……悲鳴あげて……壊されて……。
[空白]
目撃者D:████(被害者██のあだ名)?
目撃者D:うわっなんか靴の裏べとべとする。████ー?どこー?20:17[財団の機動部隊が犯人グループを鎮圧]
終了
補遺: 被害者1、2はハンマーにより4、5回に分けて頭部を殴られ、被害者██は布状のもので首を絞められ殺害されていた。
[[collapsible show="+ 重力信仰" hide="- テキストを隠す"]]
アイテム番号: SCP-98-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-98-JP-1は、ブルーシートと大型のゴミ箱で覆われて、路地の入り口はフェンスで囲まれています。付近のフロント企業に常駐している職員が、監視カメラを通してそれらを確認し、侵入者は発見しだい、確保してください。侵入者がSCP-98-JP-Aとなっていた場合、サイト-8141に移送してください。
説明:
[SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺:
[SCPオブジェクトに関する補足情報]
お菓子はとりあえず砂箱限定にしておく
許され次第追加したい
食されようとするSCP-XXX-JP-J。 一口も食べていないのに既にSCP-XXX-JP-J-1がこぼれていることに注目 |
---|
アイテム番号: SCP-XXX-JP-J
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JP-Jは、サイト81██内のカフェテリアの冷蔵庫内で保存してください。レベル2職員の許可があれば、食べることが可能ですが、決して電子機器の近くで食べないでください。また、天然繊維でできた衣服を着た、もしくは体調不良、アレルギーのある職員は接触を許可されません。(実験記録参照)
説明:
SCP-XXX-JP-Jは、山梨県██████で回収された土産菓子です。この菓子は3切れの餅、それらを覆うSCP-XXX-JP-J-1から構成され,プラスチックの容器に入れられています。その上には、黒蜜の入った容器がのせられ、ビニールに包まれています。また、食べるための小さなへらも付属しています。196█年に発売されてから現在に到るまで、「こぼさずに食べることができた」という報告が無く、「こぼさずに食べると[削除済み]」という噂が横行したため、財団に回収されました。
SCP-XXX-JP-J-1は香ばしい香りのする黄色の粉です。SCP-XXX-JP-Jからこぼれたものは周囲を飛散し、テーブル、衣類に付着します。木製のテーブルや吸水性の強い衣類であった場合、水分を吸収し粘性を増す性質も助け、非常に取り除きにくくなります。検査の結果、成熟した枝豆を炒り、挽いたものであると確認され、これがSCP-XXX-JP-Jの摂食を困難にする原因であると確信されています。
同封されている黒蜜がSCP-XXX-JP-J-1の活動を鈍らせることは知られていますが、そのことを活用しても、こぼさずに食べることは困難を極めます。
実験記録:こぼさずに食べる方法の検討
日付: ████/██/██
対象: ████博士
手順: 通常通りSCP-XXX-JP-J一式内にあるものだけを使い食べる。
結果: 黒蜜を満遍なくSCP-XXX-JP-J-1に混ぜようとした際、SCP-XXX-JP-J-1がこぼれてしまった。ビニールを敷いていたため、被害は最小限に食い止められた。
日付: ████/04/██
対象: ████博士
手順: 同上。
結果: 黒蜜を問題なく混ぜ合わせることに成功したが、████博士の花粉症によるクシャミによりSCP-XXX-JP-J-1が広範囲に散布され、[削除済み]ハザードが発生。この影響で、████博士の衣服と付近の電子機器が汚染される。復旧に██ヶ月かかることになった
日付: ████/██/██
対象: エージェント████
手順: 容器ごと口にいれ、底を押しSCP-XXX-JP-J-1と餅を食べる方法を提案。
結果: SCP-XXX-JP-J-1がエージェント████の肺にはいりこみ[削除済み]。三ヵ月後、エージェント████は職務に復帰。 SCP-XXX-JP-JはEuclidに分類された。
日付: ████/██/██
対象: D-████
手順: SCP-XXX-JP-J-1だけをすべて取り除いた上で食す。
結果: そのようなことは愚の骨頂であると、対象含め実験参加者全員が同意したため実験は中止となった。
日付: ████/██/██
対象: ████研究員
手順: ビニールの上に中身をひっくりかえし、黒蜜をかけた後、包んで混ぜ、それから食す。
結果: 問題なく食すことができたが、こぼれたという基準を容器にするかビニールにするか、議論が続けられている。
意地でもこの食べ方を否定する職員もいるようだが。- エージェント████
日付: ████/██/██
対象: ████博士
手順: 付属のへらではなく、箸を使用する。
結果: 口に運ぶ際にこぼれてしまい、テーブルが汚染されたが、 ████博士舐めとられ、事なきを得た。
メモ: こぼれた、こぼれていないに関わらず、おいしいものであると確認。 - ████博士
████博士は、北海道で発見された以下のものをSCP-XXX-JP-J-甲と分類することを提案しています。
SCP-XXX-JP-J-甲(仮) |
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SCP-XXX-JP-J-1が見当たらないが、異常な食べにくさの噂は確かなようだ。実験後検討させてもらう。 -
日本支部理事-██
問題は自分が山梨出身ではないところかも
説明:████████の空のシャンプーボトル。水を入れると十倍に希釈された当製品を何度も使用できる。
回収日:████-██-██
回収場所:████県の民家
現状:行方不明。おそらく職員が所持していると思われる。
投稿完了
SCP
発見直後のSCP-022-JP。███氏が撮影。 |
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アイテム番号: SCP-022-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
SCP-022-JPの保管される部屋には、必ず温度計と湿度計、除湿機が置かれ、常に温度は20℃以下になるようにし、SCP-022-JP電源を供給し続けてください。最低でも12時間に一度は、担当職員がSCP-022-JP内部を確認し、二日に一回は掃除してください。SCP-022-JP-1の発生を確認した際は、野菜室は分離できないため、ポンプで吸い上げ、同量の水道水と混ぜ合わせた後、野菜室を清潔な布で拭いてください。レベル3クラスの職員の立会いの下、飲用することができますが、必ず全て消費し、一週間は監視下におかれてください。万が一、SCP-022-JP-2が発生した場合、任期の近いDクラス職員二人に、無力化、処理を行わせ、復帰可能と判断した場合、記憶処理を行ってください。
説明:
SCP-022-JPは、██████社製の一般向けの冷蔵庫です。冷凍庫部分には異常はありません。冷蔵庫の扉にはいくつか、水道工事店の広告のマグネットが貼られていますが、未知の力で固定されていて剥がすことは不可能です。それ以外の構造上の異常は見られないにもかかわらず、冷蔵庫内部の野菜室からは、4日から8日の間隔でSCP-022-JP-1が発生します。
SCP-022-JP-1は、透明な水のような液体で、発生直後は超純水とほぼ同等の性質です。電源の有無、そして冷蔵庫、および野菜室に何か物質があったとしても発生し、冷蔵庫から漏れ出すこともあります。SCP-022-JP-1に何も施していない場合、「腐敗」し続けます。塩素を投入することで、多少「腐敗」を遅らせることができますが、冷蔵庫内でそれを行うと、SCP-022-JP-1の発生の頻度を速めます。他の液体(通常の水も含まれる)と一定量混ぜあわせることで、通常の水と同じものとなります。また、現在のところ、飲用したものが異常な性質を発現させる事はありません。一定期間以上「腐敗」させ続けた場合SCP-022-JP-2が発生します。高い温度や湿度、冷蔵庫内の不潔は「腐敗」の速度を著しく早めます。SCP-022-JP-1及び時間経過により出現するものはすべて、野菜室の底から発生していることがわかっています。
起動中の冷蔵庫内での「腐敗」のプロセス
発生から1日以内 | 純度の高い水と同等の液体。完全に無害で、試飲したDクラス職員や研究員からは、「おいしい」と評価されている。 |
---|---|
1日~2日後 | 時間経過共に質が低下する。具体的には塩類、微生物の残骸が混じり、味も「少し錆が混じった」ようなものになる |
3日~5日後 | 茶色い汚泥が発生した後、藻や生きた微生物が増加し、腐臭を放つようになる。この段階には、未知の物質が含まれており、それがSCP-022-JP-2の元であると考えられている。 |
6日以降 | SCP-022-JP-1は緑色の藻に包まれたようなドロドロの液体になり強い腐臭を放つ。 SCP-022-JP-2が、冷蔵庫内から自力で脱出するようになる。 |
SCP-022-JP-2は、未確認の生物らしきもので、楕円球の本体と、四本の足を持っています。発生直後は、腐敗過程で出た藻に包まれていますが、本体は埃状の繊維に包まれた肉塊です。その肉は、主に豚、牛、鳥、そして少量の犬、猫のものから構成されていることがわかってます。その内部には、拍動する臓器が存在し、それが停止した直後[削除済み]が起こります。自立して動きますが、直接危害を及ぼす事はありません。しかし、付近にいる生物に、致命的ではない体の異常を発生させます。例として、軽い胃潰瘍、既存の傷口の化膿、一時的な視力の喪失、です。それらを放置すると命に関わるでしょう。無力化する事は、焼却や圧殺などで容易にできますが、その過程と残骸は[削除済み]。
SCP-022-JPは、愛知県██████にある██████というアパートで、所有者の███氏によって発見されました。203号室に住んでいた学生である██ ███の引越しが完了した後、室内に置いてあったと証言しました。██ ███と担当した引越し業者に連絡をとったが、心当たりが無かったため、███氏宅の倉庫に移動されました。その二日後、倉庫から何か叩く音を聞き、中を確認したところ、倉庫から這い出ようとするSCP-022-JP-2を発見。███氏は警察に通報し、現地に来た警察によってSCP-022-JP-2は無力化された。後に到着した財団のエージェントにより後処理が行われ、SCP-022-JPが回収されました。無力化を実行したと思われる警官の一人は、自身の口に発砲し、自殺。おそらく近距離でSCP-022-JP-2が処理されるところを目撃した警官は、極度の緊張状態のまま発見されました。後者はそのまま回復する事はありませんでした。目撃者全員(処理に携わったエージェント含む)に記憶処理及び精神鑑定、███氏とその家族には、体内に正体不明の腫瘍が確認されたため、治療され、これらはカバーストーリーとして利用されました。
発見当初、SCP-022-JPの扉の表面には、回収可能なマグネット付きフックと、それにかかったルーズリーフがありました。ルーズリーフには何も書かれていないようでしたが、裏には「修理お願いします」とだけ書かれていました。SCP-022-JPからは、███氏以外の人間の痕跡は何も残っていませんでした。ルーズリーフ及びマグネットはSCP-022-JPとは別に保管されています。
発見直後のSCP-022-JP。███氏が撮影。 |
---|
アイテム番号: SCP-022-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
SCP-022-JPの保管される部屋には、必ず温度計と湿度計、除湿機が置かれ、常に室温は20℃以下、湿度は可能な限り低くなるようにし、SCP-022-JPの電源を供給し続けてください。最低でも一日一度は、担当職員がSCP-022-JP内部を確認し、二日に一回は掃除してください。SCP-022-JP-1の発生を確認した際は、野菜室は分離できないため、ポンプで吸い上げ、同量の水道水と混ぜ合わせた後、野菜室を清潔な布で拭いてください。レベル3クラスの職員の立会いの下、飲用することができますが、必ず全て消費し、一週間は監視下におかれてください。万が一、SCP-022-JP-2が発生した場合、任期の近いDクラス職員二人に、無力化、処理を行わせ、復帰可能と判断した場合、記憶処理を行ってください。
説明:
SCP-022-JPは、██████社製の一般向けの冷蔵庫です。冷凍庫部分には異常はありません。冷蔵庫の扉にはいくつか、水道工事店の広告のマグネットが貼られていますが、未知の力で固定されていて剥がすことは不可能です。それ以外の構造上の異常は見られないにもかかわらず、冷蔵庫内部の野菜室からは、不定期でSCP-022-JP-1が発生します。最低で二日、最高で八日の間隔で発生しています。
SCP-022-JP-1は、透明な水のような液体で、発生直後は極めて純度が高いです。電源の有無、そして冷蔵庫、および野菜室に何か物質があったとしても発生し、冷蔵庫から漏れ出すこともあります。SCP-022-JP-1に何も施していない場合、「腐敗」し続けます。SCP-022-JP-1の「腐敗」は、通常物が腐敗するプロセスとは逸脱して、たとえ無菌状態だとしても「腐敗」が進みます。しかし、通常の腐敗と同様に、微生物の増殖しやすい高い温度や湿度、冷蔵庫内の不潔は「腐敗」の速度を著しく早めます。塩素を投入することで、多少「腐敗」を遅らせることができますが、冷蔵庫内でそれを行うと、SCP-022-JP-1の発生の頻度を速めます。他の液体(通常の水も含まれる)と一定量混ぜあわせることで、通常の水と同じものとなります。また、現在のところ、飲用したものが異常な性質を発現させる事はありません。一定期間以上「腐敗」させ続けた場合、SCP-022-JP-2が発生します。SCP-022-JP-1及び時間経過により出現するものはすべて、野菜室の底から発生していることがわかっています。別の容器に移した場合に関しては、まだ解明されていません。
冷蔵庫内での「腐敗」のプロセス
条件:室温20℃、湿度45%、冷蔵庫内5℃
発生から1日以内 | 純度の高い水と同等の液体。完全に無害で、試飲したDクラス職員や研究員からは、「おいしい」と評価されている。 |
---|---|
1日~2日後 | 時間経過共に質が低下する。具体的には塩類、微生物の残骸が混じり、味も「少し錆が混じった」ようなものになる |
3日~5日後 | 茶色い汚泥が発生した後、藻や生きた微生物が増加し、腐臭を放つようになる。この段階には、未知の物質が含まれており、それがSCP-022-JP-2の元であると考えられている。 |
6日以降 | SCP-022-JP-1は緑色の藻に包まれたようなドロドロの液体になり強い腐臭を放つ。 SCP-022-JP-2が、冷蔵庫内から自力で脱出するようになる。 |
常温下では、一日で「腐敗」しきる場合があります。
SCP-022-JP-2は、未確認の生物らしきもので、楕円球の本体と、四本の足を持っています。サイズは「腐敗」したSCP-022-JP-1の量によって可変します。発生直後は、腐敗過程で出た藻に包まれていますが、本体は埃状の繊維に包まれた肉塊です。その肉は、主に豚、牛、鳥、そして少量の犬、猫のものから構成されていることがわかってます。その内部には、拍動する臓器が存在し、それが停止した直後[削除済み]が起こります。自立して動きますが、直接危害を及ぼす事はありません。しかし、付近にいる生物に、致命的ではない体の異常を発生させます。例として、軽い胃潰瘍、既存の傷口の化膿、一時的な視力の喪失、です。それらを放置すると命に関わるでしょう。無力化する事は、焼却や圧殺などで容易にできますが、その過程と残骸は[削除済み]。
SCP-022-JPは、愛知県██████にある██████というアパートで、所有者の███氏によって発見されました。203号室に住んでいた学生である██ ███の引越しが完了した後、室内に置いてあったと証言しました。██ ███と担当した引越し業者に連絡をとったが、心当たりが無かったため、███氏宅の倉庫に移動されました。その次の日、倉庫から何か叩く音を聞き、中を確認したところ、倉庫から這い出ようとするSCP-022-JP-2を発見。███氏は警察に通報し、現地に来た警察によってSCP-022-JP-2は無力化された。後に到着した財団のエージェントにより後処理が行われ、SCP-022-JPが回収されました。無力化を実行したと思われる警官の一人は、自身の口に発砲し、自殺。おそらく近距離でSCP-022-JP-2が処理されるところを目撃した警官は、極度の緊張状態のまま発見されました。後者はそのまま回復する事はありませんでした。目撃者全員(処理に携わったエージェント含む)に記憶処理及び精神鑑定、███氏とその家族には、体内に正体不明の腫瘍が確認されたため、治療され、これらはカバーストーリーとして利用されました。
発見当初、SCP-022-JPの扉の表面には、回収可能なマグネット付きフックと、それにかかったルーズリーフがありました。ルーズリーフには何も書かれていないようでしたが、裏には「修理お願いします」とだけ書かれていました。SCP-022-JPからは、███氏以外の人間の痕跡は何も残っていませんでした。ルーズリーフ及びマグネットはSCP-022-JPとは別に保管されています。
アイテム番号: SCP-090-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-090-JPはサイト8181の標準保管庫の金庫に、分解された状態で保存してください。実験時のみ使用され、持ち運びの際も分解されていることを確認してください。実験対象以外のSCP-090-JPに関わる人員の間で、何らかの確執が無いか確認することも望ましいです。
説明: SCP-090-JPは剣と盾を模った大型のキーホルダーです。剣の部分が盾の裏に装着されており、取り外すことでペーパーナイフとして使用できます。剣と盾が正しく装着された状態の周囲およそ10mで、生物が他者に敵意を持つ、不和が生じる、所属や思想によって対立した場合、それらを観測する人間の間で幻覚が発現します。この幻覚は、キーホルダーが分解されるか対立状態が解消されて1分程度続き、どこからでも観測できますが、電子機器を通すと無効になります。
この現象を発現するきっかけの対立において、どちらかが明確な殺意を持っていない場合、幻覚は、不確かなストーリー性を持った、空想的な世界観の一シーンの様なものです。詳しくは実験記録を参照してください。逆に殺意を持った対立の場合は、あらゆる行動が「漫画的」になり、残酷な事象は排除され、発言はおどけたコントのようになる幻覚が現れます。例として、対象らが取っ組み合いになると、濁った砂埃が立ち、そこから腕や足、黄色い星の形をしたものがとび出る、などです。これらの幻覚は視覚、聴覚、嗅覚以外には瞬間的に影響することがわかっています。例えば、幻覚上の剣に触ると切れる感覚がし、痛覚が刺激されますが、すぐ治まり、すり抜けます。砂埃が目に入ると実際に砂が目に入るように痛みが出てすぐ治まりますが、視界は砂埃に遮られたままです。これらによる健康被害は報告されていません。
実験記録090-1 - 日付████/██/██
状況: 村上研究員がSCP-090-JPを所持し、████博士に対し、自身の扱いについて文句を言った。5分後、████博士は日ごろの行為に筋が通っていることを証明し、村上研究員は納得した。
幻覚: 村上研究員が博士に近づいた途端、二人の服装は私服に変わり、研究員の右腕から「オーラ」が発せられた。二人の会話は「日常の中突然異常な力を手にし、望まない異形との戦いに身を投じることとなった村上(研究員)が、その力と何か関わりがあるが、村上を突き放し何かを隠している████(博士)を力ずくで問い詰める」という設定となっているようだった。村上研究員が意見を主張するたびにその右腕を使い████博士に攻撃を仕掛けるも、博士は反論と共にそれをあしらった。████博士が最後の一言を言う時に、研究員の攻撃をカウンターで鎮め、その2分後、幻覚は終了した。
補遺:████博士の言い分が有利だとわかっていてこのようなシナリオになったんでしょうか?あと流れ弾が結構痛いです。 - 函南研究員
おい!████ブレイカだかアブソリュート████だか知らないが、私のオフィスまで響いてきたぞ!収容違反かと思うし、うるさいし…… 聞いてて動悸が…… - ████博士
次から公式に実験する際は、防音された部屋で行われます。
実験記録090-4 - 日付████/██/██
状況: 柘植博士がSCP-090-JPを所持。SCP-████-JPの収容に関し、柘植博士、富山博士含む6人の職員が出席する会議が開始される。途中、柘植博士の提示した収容方法に、富山博士が強く反論する場面があったが、妥協の結果、予定時刻につつがなく終了した。
幻覚:柘植博士が、自身の収容方法に言及する際に開始。職員が囲むテーブルが丸く、重厚なものに変化し、会議室全体が暗くなり、 テーブルを中心に光源不明の明かりに照らされる。職員は全員軍服の様な服装になる。会議内容は[削除済み]で猛威を振るう[削除済み]をどのように制圧するかという内容になり2、内容不明のプロトコル、用語がみられた。富山博士が反論する場面で、富山博士の発言は暴力的になり、拳をテーブルに叩きつけるなどの行動も見られた。
補遺:富山博士は確かに体格が良いですが温厚です。こういうのに一人はいる筋肉……パワータイプ役にしたかったんでしょう。 - 函南研究員
実験記録090-5 - 日付████/██/██
状況: 家庭用ゲーム機で動作するロボット対戦ゲーム、████████のプレイヤーである職員二名にSCP-090-JPのある部屋で、実際にプレイさせる。彼等の背後に、監視用の窓を設置。
幻覚: ゲーム開始直後、二名の職員の周囲にそれぞれ小部屋が出現し、ロボットの内部のコックピットのような内装になり、前面に自身の操作するロボットの一人称の映像が映し出される。また小部屋の間に「空間のしきり」の様なものがあり、それぞれ別の空間に居るという設定にされているようだった。二名はコントローラーの代わりに、コックピット内の装置を操作し、時折その世界観に準拠した台詞をつぶやいた。どちらかの機体が撃墜されると、コックピットは強い光と熱に包まれた。内部で観測していた研究員からは「硝煙と鉄錆のにおい」がしたとの報告があった。
補遺:プレイした二人に詳細を話したら、コックピット内のデバイスが原作の設定と違うことに文句言われました。 - 函南研究員
実験記録090-6 - 日付████/██/██
状況: 実験記録090-5に続き、再度二名に同じ状況でプレイさせる。
幻覚: ほぼ実験記録090-5と同じだが、コックピット内の構造が、原作の設定と忠実になっていた。
補遺:やっぱ知覚してるんじゃないかな、こいつ。 - 函南研究員
実験記録090-8 - 日付████/██/██
状況: 狩りのできるイエネコ一匹と、ハツカネズミ一匹をSCP-090-JPのある部屋で放つ。ネコはネズミを追いかけ、捕獲した。しばらく弄んだ後、捕食。ネズミからは内臓が露出していた。
幻覚: ネズミを追いかける際、走るネコの足の残像が「渦巻状」に変化し、過剰なほど鳴き声をあげていた。ネズミが弄ばれている間、絶命まで二匹は砂埃の様なものに包まれた。ネズミの絶命時に、羽の生えた発光する輪が出現し、少し上昇したのち消滅した。また、内蔵の露出が確認できず、ネズミは最期まで無傷に見えた。
補遺:被食者、捕食者を増やすと、砂埃の範囲が広くなることが確認されています。 - 函南研究員
実験記録090-9 - 日付████/██/██
状況: 血気盛んで、故意に殺人を起こしたことのあるDクラス職員を二人用意する。片方にダミーの弾丸が入った拳銃を持たせ、相手を撃ち殺すように命令。SCP-090-JPは効果範囲内で、職員に持たせる。銃を持ったD-8901は、指示に従い発砲。狙われたD-7562は驚愕し、悲鳴を上げる。空砲だと気づいたD-7562は逆上し、D-8901と取っ組み合いを始める。幻覚を確認した後、SCP-090-JPを分解し、Dクラスを沈静化した。
幻覚: 発砲時に、拳銃からカラフルなテープと万国旗がとび出てくる。Dクラス二人は大阪弁でコントのような罵り合いをした後、取っ組み合いになる。その際、砂埃の様なものがあがり、二人が確認できなくなる。そこから二名の腕と足と思われるものと、星型の何かが見え隠れする。
SCP-090-JPは、█████路上無差別殺人として知られる事件の犯人グループから回収されました。現場で確保した後、犯人グループはSCP-090-JPの現象を熟知していたこと、それを観光地である██島の御土産屋で、中学時代の修学旅行で購入したことを認めました。同型のキーホルダーは現在製造中止となっていましたが、回収できたものでSCP-090-JPと同じ現象を発現するものはありませんでした。事件を肉眼で目撃した人は皆、「凝った仕掛けを施した、観客まきこみ型コントパフォーマンス」だと証言しました。実際は、ハンマーなどの鈍器による殴打を主とした行為が行われ、██人の死傷者がでました。これは事件発生現場を考慮すると、不自然な多さです。目撃者には、散布型の記憶処理が施され、表向きには、事件の凄惨さによる健忘、心神喪失とされています。
以下は、事件現場付近の記録機器からの音声の抜粋です。(……は不明瞭な部分)
<200█/██/██>
19:45 [最初の被害者(以下、被害者1)の絶叫]
被害者1: ……!助けてくれ!助けて!
[犯人グループの一人が発言しているが、意味が通らないことばの羅列]
[何人かの笑い声]
被害者1: ふざけ……!おめえらなんで笑って……!……あああ!
目撃者A:何だ何だ……。……珍しいな。ピコハンとか……。
被害者2:撮ってみよーぜ……。うわこっち来た![破壊音と悲鳴]
目撃者A:あ、ケータイが……。 ……ノリいいなーお前。
[先ほどより人数が多い笑い声]
19:51目撃者B:うわ!……ザまで巻き込んだぞ。
目撃者C:ヤバいんじゃね?あ、でもモクモク出てるし。
目撃者B:元々グルなんじゃね?
目撃者C:ははっ、今生足見えた。
20:15[うめき声と助けを求める声、困惑する声が目立つ。笑い声は聞こえなくなっている。]目撃者D:うわー、何も見えない。煙焚きすぎっしょこれ。
被害者██:これたぶん煙じゃないし……。……おかしいよ……。なんでケータイ持ってる人……悲鳴あげて……壊されて……。
[空白]
目撃者D:████(被害者██のあだ名)?
目撃者D:うわっなんか靴の裏べとべとする。████ー?どこー?20:17[財団の機動部隊が犯人グループを鎮圧]
終了
補遺: 被害者1、2はハンマーにより4、5回に分けて頭部を殴られ、被害者██は布状のもので首を絞められ殺害されていた。
ひでぶ 要改善!けど多忙!
↓戯言
ヤタガラスSCP既にあったな……
チャウダーとはいったい……うごごごご
SCPアイデア
夏冬に存在だけ定期的に消える桜と紅葉のきれいな山。人が埋まる
本当に病気が治るエレキテル。当然制限あり
御七夜を題材にする。
旅行好きな女性。旅行先を想像通りにする現実改変者。帰ると元通りになるがたまに残っちゃう。
無機物に衝突すると縮尺割の力でぶちまかすミニカー。人間には優しいようだが二次被害はしらん。
ケモいの改め鳥いの
ソウルジェムとかちょおちょおみたいな██████博士と密接に関わるSCP。下手するとdecommissionedだ…… そもそも許されるのか。
Joke
合成進化。キーアイテムとお金で人とか進化させます。進化後は服装規定に引っかかるので退化させられます
単純に財団が舞台のソシャゲーでいいかも
Tale
りぽぐら! かな文字の存在を消すSCPとの戦い。絶対ムズい
後引くような怖いのがつくれない……
布マスク愛好家としてマスク系SCPは創りたい
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