コープレイのシンボーン

アイテム番号: SCP-XXX-JP-J

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Jの収容違反を防ぐため、機動部隊ろ-5("陰陽師")に所属している財団職員は宴会を開いたり、カラオケ店へ連れ立って行くことは禁じられます。

説明: SCP-XXX-JP-Jは、「機動部隊ろ-5の歌」という楽曲です。その作曲者・作詞者は判明していません。歌詞は以下の通り、財団に関する幾つかの機密情報を含みますです。

████が 今飛び立った
収容違反だ 急げ陰陽師
世界の平和 守るため
機動部隊 ろ-51

████が 今這い出した
収容違反だ 財団神拳
日本の平和 守るため
機動部隊 ろ-5

████が 今貝を出た
収容違反だ 鎮圧をするぞ
サイトの平和 守るため
機動部隊 ろ-5

機動部隊ろ-5("陰陽師")に所属している財団職員が、カラオケ機器があるカラオケ店やスナックに来店した時、その店のカラオケ機器のデータベースにSCP-XXX-JP-Jが発生し、SCP-XXX-JP-Jを歌えるようになります。そして、財団職員はSCP-XXX-JP-Jを流行している歌と認識し、最低1回は歌おうとします。これは、機密保持上の危険性や、SCP-XXX-JP-Jの異常性について認知していても発生することが判明しています。

SCP-XXX-JP-Jを聞いている一般人は、SCP-XXX-JP-Jを何の変哲もない流行している歌と認識します。しかし、財団の基本的情報を知っている人物は、SCP-XXX-JP-Jの歌詞にある機密情報をかなり認識し難くなりますが、ある程度は認識できるようです。

SCP-XXX-JP-Jは、少なくとも1970年代から存在していたと考えられます。20██年、民間の居酒屋で、当時入隊1年目だった██ ██隊員が、上司にSCP-XXX-JP-Jを歌うことを強いられたことで発見されました。

録画記録-XXX-JP-J-1

付記: 機動部隊ろ-5に所属している佐藤 ██隊員と倉地 ██隊員が財団フロント企業のカラオケ店に居るのを録画。2人はSCP-XXX-JP-Jの異常性について認知している。

<録画開始, 20██/11/07>

(佐藤隊員はタッチパネル式のリモコンを持っている。倉地隊員は外から2つのジュースが入ったコップを持ってきた。)

佐藤: じゃあ、何の曲入れる?

倉地: 「機動部隊ろ-5の歌」で。

佐藤: わかった。入れたぞ。

(倉地隊員はSCP-XXX-JP-Jを歌う)

佐藤: ところでさ。これってさ、SCP-XXX-JP-Jだよな。

倉地: そうだな。「機動部隊ろ-5の歌」だしな。

佐藤: 機密違反じゃないのか?

倉地: え? 機密違反? そうだな、だけど流行している歌だもんな。[TV局名削除済]の番組の主題歌だし。

<録画終了>

終了報告書: 録画終了後、佐藤隊員と倉地隊員は、SCP-XXX-JP-Jの歌詞が機密違反であることに気付かなかったと主張しました。また、カラオケ店のカラオケシステムにはSCP-XXX-JP-Jは登録されていませんでした。