kuzuimakotoの砂箱
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アイテム番号: SCP-XXX-JP 張り裂ける胸
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181嘱託医葛井博士の体内に寄生しています。
保護のためのオブジェクトおよび博士の胸部への扱いにはくれぐれも注意してください。宿主の死亡が確認された場合には速やかに新しい寄生対象を捜索してください。財団はSCPを体内に保有する博士の解雇及び保護を検討しましたが、これまでの実績と職務に支障がないことが認められたため処分保留としています。

説明: :

SCP-XXX-JPは不特定の成人男性に寄生する肋骨です。現在は宿主に健康診断を行った葛井医師に寄生しています。SCP-XXX-JPは寄生する際に伸長増大し、宿主の肋骨部分を捕食、その代替物として体内に取り込まれるところが確認されています。
詳細については現在葛井博士によって調査中です。過去に寄生された宿主(SCP-XXX-JP-1とする)は肋骨部分を失った状態での死亡が確認されています。SCP-XXX-JPは相手の胸部及び肋骨付近への敵対行動を確認すると対象を捕食、または殺害する防衛反応が確認されています。これまでに寄生対象となった人物の特徴は、いずれもスポーツ選手など筋肉質であったこと、腹筋がきれいに割れていたこと点が挙げられます。
これまでにSCP-XXX-JPの摘出や接触を試みた医師、占い師、祈祷師、エクソシスト、シャーマンはいずれも肋骨部分をうしなったのち死亡しています。宿主との意思疎通などは行うことはできませんがその「存在」を認知することができるようです。葛井博士のレポートによるとSCP-XXX-JPは生物学上で言うところの♀であることがわかっています。また保持者が宿主を負傷した際には肋骨部分のみを確実に保護するところが確認されています。

SCP-XXX-JP恋する乙女の募り募った思いがつまった骨です。

補遺:

補遺1:
インタビュー実験記録1 - (20██/09/██) 

対象: SCP-xxx-JP

インタビュアー:葛井博士
<録音開始>

葛井博士: さて君で最後だな。えーと、██████さんかな、私は新しく嘱託医として配属された葛井です。どうぞよろしく。まず最初に胸の音を聞くから服を捲りあげてくれるかい、、、、、うーん、実にいい腹筋だ。

██████:よろしくおねがいします。ありがとうございます。そんなこと言われたの初めてです。なんだかてれるな

葛井博士: 仕事柄いろんな人の腹筋を見ているが君のは特にすばらしい。聴診器をあてるから深呼吸してくれ。

何かが突き刺さる鈍い音。

葛井博士: ・・・これは・・・・・・・。私の体を、骨が貫いて・・・・・・取り込んでいる?いや食べているのか・・・・・・。

██████: ・・・・・・

葛井博士: ██████さん?

実験記録288-JP-6 - 日付19██/██/██

実施方法: SCP-XXX-JPを取り込んだ宿主の肋骨にナイフを突き立てる
結果:宿主の半身は捕食され、再び対象は胸部へ収納された。
分析:胸部への敵対行動を察知すると攻撃行動にうつり、対象を破壊しようとする

実験記録288-JP-6 - 日付19██/██/██

実施方法: SCP-288-JPと肉塊300gを同じ部屋に入れ、5秒間照明を落す。
結果:黒く焼き漕げた様な状態の肉塊が50g未満残る。
分析:残った牛肉は中心を除いて黒く焼けたように[検閲削除]されている。進行状況を推測すると、内部に没入した物体が[検閲削除]されるのと同等の速度の模様。表面を排除し調理したものをDクラスに食べさせたところ、「芯まで焼けているのに生」と回答。

補遺2:
SCP-XXX-JPは、保持者の肋骨以外には興味がないようです特定部分のみを守っているようです。
保持者が負傷した際、SCP-XXX-JP部分のみ傷一つなかったことが確認されています。