
うめー

交接状態のSCP-868-JP
アイテム番号:SCP-868-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-868-JPはサイト-8174の特種物品用ロッカーに保管されます。生存しているサンプル数が規定数を下回った場合、プロトコル:
KE868-7Aにしたがってサンプルの確保を行ってください。
説明:SCP-868-JPは円錐形を呈し、高さ数cmから数m程度の、ロードコーンに酷似した形状を持った異常な存在です。サイズ、デザインなどはまちまちで一定の規則性は見出せません。
SCP-868-JPを視認した人物の約4割はオブジェクトを移動させたいという欲求にかられます。この欲求は強いものでは無く、容易に中断させることが可能で、数メートル程度のごく短距離の移動にとどまる場合が多いですが、車などを使用して超距離の移動を行う事例もあり、オブジェクトの拡散を招いています。また、その形状からSCP-868-JPが位置する地点を人間が通行しなくなるなどの副次的作用があります。
SCP-868-JP自身になんらかの意思がある可能性について現在協議中です。
SCP-868-JPは主にプラスチックなどで構成されているにもかかわらず、サンゴやフジツボなどといった固着動物的な振る舞いを見せ、成長と繁殖を行うことがわかっています。
おおよそ、高さ50cmほどまで成長した二体以上のSCP-868-JPを1メートル以内に接近させた場合、年に二回の周期で繁殖活動が行われます。周期が来るとお互いの先端部分から棒状の物質を伸ばして連結します。これは生物の交尾にあたる状況であると推察され、このイベントの12~20時間後に互いの最先端部から0.1mm程度の球状の物質を放出します。なお、人為的にオブジェクトを重ねた場合、棒状物質を発現させることなく、一番上にあるオブジェクトが球状物質の放出を行います。この球状物資は生物の卵にあたるもので、空気よりも若干比重が軽い為、空気中を漂い、約数日で高度100mほどの位置まで浮遊します。
この時点で「卵」は急激な変化を見せ、数mmサイズのロードコーン様の形態に変化、重量の増加に伴い地上に落下します。高度が十分でなかった卵はそのまま孵化することはありません。
SCP-868-JPは表面に付着したダニなどの微小な生物を捕食することにより年間に2~10%ほどの質量増加が見られ、おおよその年齢をサイズから判別することが可能です。多くの場合、高さが70cmから1mほどに成長した時点でそれ以上の成長および後述する繁殖活動は停止しますが、いくつかの固体ではその後も成長を続けています。なお総体積のおよそ20%を超える破損が発生した固体は成長を停止することが実験から判明しています。
SCP-868-JPは198█年、ロシアの████近郊の遺棄された工事現場で、同地にあった大小様々なロードコーンが増殖しているとの噂から、財団による調査により判明しました。
この工場の元の持ち主はすでに死亡しており、コーンの入手経路に関する情報も喪失していたため発生の原因は判明しませんでした。
その後の調査によりさらに16の国と地域でSCP-868-JPが発見され、さらに大規模な収容違反が発生していると見られています。
人類への脅威度は未知数ですが、全てのオブジェクトの回収に向けた対応が進められています。
補遺1:200█年現在までにオブジェクトの発見された地点は███箇所におよび、そのうちの45%は経営不振などによって遺棄された施設跡地、さらに20%が死亡者を伴う事故現場となっており、何らかの意図的な選択がなされた結果であるのか、オブジェクトの異常性の一環であるのか、研究が続けられています。
補遺2:財団施設████において
人柱SCP
アイテム番号: SCP-528-JP

沈没船内の様子
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-528-JPの物理的回収の是非については現在議論中です。現状においてオブジェクトは現地域から移動の兆候はありません。経過観察と周辺地域の物理的、情報的遮断を続けてください。
説明:SCP-528-JPは東経12█度4█分、北緯1█度██分の海底██メートル地点に存在する沈没船内で発見された異常存在です。外部から溶接され、完全に密封された船室内部に実体を持っており、周囲数メートルに侵入した人物に対して未知の技術によって日本語音声による会話を行います。会話は一方向なものであるため、SCP-528-JPへの返答には専用に開発した水中使用が可能な振動式スピーカーを使用します。また、この船室周辺部は他の構造体と違い、海水などによる腐食の兆候やフジツボなどの生物の固着が見られません。
これまでの調査により、オブジェクトの実体は身長約160cmほどの人型で約4mx8mx1.8mの室内にとどまっており、内部には大量の有害な化学物質が保管されていると主張しています。船は1944年頃に同地で沈没した旧大日本帝国海軍の艦船、██である事が判っており、SCP-528-JPは活動に栄養や酸素などを必要としていない可能性があります。これまでに6度に渡り内部の直接視認を目的とする穿孔機材を使用した調査が行われましたが、いずれも穿孔機の不可解な故障のため失敗に終わっています。
SCP-528-JPは発見地点からの移動を拒否しており、またオブジェクト喪失の可能性のためオブジェクトは現地域にとどめ、情報封鎖による封じ込め措置を行っています。
以下は財団エージェントによるSCP-528-JPに対して行われたインタビュー記録です。
対象:SCP-528-JP
>録音開始>
エージェント・███ もしもし、聞こえますか?
SCP-528-JP いつも聞いてるじゃないか兄ちゃん。だからな、何度文句言ったってな、大将さんの決定は変わらないんだって。
エージェント・███ あー、もしもし?私は███という者です。この中におられるのですか?
SCP-528-JP は!こっから一歩も出た事なんかあるか!俺ぁお前の言うとおりに・・・。ま、待て、なんだ?お前さん、この外にいるのか?
エージェント・███ ええ、聞こえていますね?私は特殊な装置を使って貴方に話しかけています。質問に答えていただけますか?
SCP-528-JP こいつは驚いた。ほんとに人が居たのかい。これは申し訳ない、私ぁ手っきり…。ええ、何でもいいですよ。
エージェント・███ まず一つ目です。失礼ですが貴方は人間ですか?次にあなたはどうしてここに?
SCP-528-JP あー、まぁ驚くのも仕方ない事ですなぁ。ええ、私は帝国陸軍の兵士で船舶工兵をしているもので、██と申します。幽霊じゃありませんよ。ははは。
エージェント・███ ありがとうございます。二つ目の質問は?
SCP-528-JP 人柱っちゅうもんですよ。私はここで、お船さまが沈まんように祈ってるんです。…沈んじまったのは判ってますがね、おかしいでしょう?
エージェント・███ いえ、感服いたしました。それで、貴方はそこにもう何十年も居る訳ですが…。
SCP-528-JP もうそんなになりましたか。それじゃぁ世の中はだいぶ変わってるんでしょうなぁ。日本はどうなりましたか?戦争は?
エージェント・███ 残念ですが、それについて話すことはできません。
SCP-528-JP はははは、何十年も音沙汰無いっちゅう事は、やっぱり日本は負けたんでしょう?貴方はどうしてここに?誰かの命令ですか?
エージェント・███ ・・・・ご理解が早くてありがたい。心中はお察しします。私がここに来たのは貴方の調査をするためです。食事などはどうされているのですか?
SCP-528-JP 道理ですな。沈没船に幽霊だなんて、そら恐ろしいですからな。はははは。食事は要らないんです。この中は結界になってますから、私は食べなくていいし歳も取りません。
エージェント・███ 結界・・・ですか?
SCP-528-JP ええ、結界です。ですけど、この結界のせいで船は沈んだみたいなもんですよ。結界のせいで、私の力まで閉じ込められちまったんですよ。
エージェント・███ ここから出ることは出来ないんですか?
SCP-528-JP ・・・いいえ、ここには爆弾がたくさんあって、開けたら爆発するようになってるんです。
エージェント・███ わかりました。質問は以上です。酸素が足りなくなってきましたので撤収いたします。もう一つだけ…これは個人的な質問です。ここから出たいとは思いませんか?
SCP-528-JP 人柱になったのは志願してです。この船には兄が乗っておりましたから。だから、私はここでこのまま兄と一緒にいます。
<記録終了>
補遺1:SCP-528-JPとの通話記録を元に調査を行った所、該当艦船に██船舶工兵は名簿上存在しませんでした。また、██の姓を持つ人物は複数確認されておりますが、いずれも兄弟は居ないか死別している事が確認されており、SCP-528-JPの発言の信憑性が疑われております。
SCP-528-JPへの追加調査を行った結果、SCP-528-JPの体の熱分布が非常に狭い範囲に100度を超える高温で集中している事、生体反応が存在していない事から、SCP-528-JPはなんらかの機械であるか、機械的性質を持った存在である可能性が議論されています。
補遺2:SCP-528-JPの乗船について記載のある、「ガ-負号第十六命令」と題された文章を入手しました。それによれば乗船していた██は旧日本帝国陸軍に所属する機関、通称号「負号部隊」の開発した「戦局を左右する可能性を持った極秘物資」の運用試験を行っており、なんらかの輸送任務を極秘裏に行っていた可能性があります。情報は非公式かつ断片的なもののため、SCP-528-JPとの関連性や経緯は不明なままです。
「負号部隊」のアイディアはtokage-otoko様のサンドボックスより
画像はTVfishTVfish様よりご協力頂きました
感謝いたします
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TVfishTVfish 19 Feb 2015, 22:45
作成に使用した画像は以下の通りです
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:7777_aquaimages.jpg
http://pixabay.com/ja/%E3%83%89%E3%82%A2-%E8%88%B9-%E9%87%91%E5%B1%9E-%E5%87%BA%E8%8D%B7-%E6%B5%B7%E6%B4%8B-%E7%B4%A0%E6%9C%B4%E3%81%AA-%E9%8B%BC-%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%81-%E6%B5%B7%E8%BB%8D-%E5%AE%B9%E5%99%A8-315138/
闘争紛紜サービス株式会社
アイテム番号: SCP-513-JP
オブジェクトクラス: Euclid keter?
特別収容プロトコル:
説明:SCP-513-JPは所在地、形態不明の組織的集団であると見られておりますが、情報が不足しており詳細は不明の状態です。SCP-513-JPlはインターネット上において、広告の形で表示され拡散しており、「係争・抗争承ります!すぐにお電話を」の文面で現れます。
上記広告には日本国内にて契約された電話番号が併記され、日本国内からのみ通話可能です。番号は不定期に更新され、逆探知を行った場合、ランダムな所在地を示し発信源の特定はできていません。記載された番号に電話すると男性の声で応答があります。
この声は「闘争紛紜サービス株式会社」のオペレーターを自称し、争わせたい二つ対象と「抗争強度」を強、弱の二段階から指定することを要求します。この要求に従って指定を行うと、実際に選ばれた対象同士の間になんらかの諍いが発生します。
対象として選ぶ事の出来るものは個人、組織、国家などで抗争強度は弱であれば争いは限定的となりますが、強を選んだ場合は両者にとって致命的な対立に発展します。
対立は直接的な暴力行為や口論、起訴、多数を巻き込む大規模な組織的戦闘まで多岐に渡りますが抗争内容の指定はできません。
時間止め島
アイテム番号: SCP-528-JP
オブジェクトクラス: ゆーくりっど?
特別収容プロトコル:ちかよらない
説明: SCP-528-JPは南緯2█度██分西経13█度██分に位置する面積42.92km2の無人島です。
現在、SCP-528-JP内部には一切の在来生物は存在していません。
SCP-528-JPに関連する最も古い記述では18██年、冒険家の男性により発見されたとの記述があり、その後19██年に非常に特異な生態系を持った島として民間の研究家による調査が行われました。当時の記録によれば島には巨大な地衣類、根を持ったコケ類に似た植物、目の無い小動物類などその全てが固有種で真洞穴性生物に似た特徴を持つことがわかっています。
同島の調査を行っていた民間人が行方不明となり、数日後に完全に風化した白骨遺体となって発見されたことから財団による調査対象となり、異常性が発覚しました。
SCP-528-JPその内部領域内、または内部領域内を除く全空間において不定期に時間異常イベントを引き起こしているものと推測されています。島内の地中に設置したプルトニウム原子時計を利用した年代測定実験により、イベント発生時、領域内では数百から最大で数万年の時間が経過していることが判明しています。
影響を受ける範囲は同島の陸地部分を中心にしていると思われ、上空及び地下の広い範囲に広がっていると見られていますが、計測の困難さから正確な範囲は解明されておりません。また、影響範囲には明確な境界が存在しており、ドローンを使用した実験では何らかの働きによってイベント中に島内部から領域外へ出ることが出来ない事が示唆されています。
尚、島内で発生するイベントの周期が特定されていない為、長期間の島内への滞在は禁止されており、主な作業はロボット及びDクラス職員を使用した限定的な物となっています。
1958年█月█日 528-E1
経過年数:不明
状況:島内地上部に置かれた機材の大部分は腐食が進み破損していた。島内環境に変化無し。
備考:三ヶ月間の調査により76種の地衣類、7種の葉緑素をもたないコケ類、その他、昆虫などの小動物87種、未知の菌類、既存の生物学的分類に帰属できない緩歩動物に類似した生物郡を確認。全て固有種と思われ、非常に乾燥に強い。この実験の後、島内に掘った穴にプルトニウム原子時計を設置し、定期確認するタイムカプセル方式が立案、採用された。
1960年█月█日 528-E█
経過年数:1100年
状況:島内に巨大な樹状の地衣類が発生。最大のもので高さ約45cmに達する。また、██エリアにおいて複数の淡水池が確認された。
備考: 新たに30種の地衣類を確認。いくつか滅んだ種もあるものと思われる。昆虫類はサイズが小さくなる傾向にある。
1963年 █月█日 528-E█
経過年数:約1800年
状況:島の中央に位置する火山を中心に新種のシダ類が発生。
備考:非常に深い根を持つ新種のシダ類が発生。地衣類の少ない火山部に大きく繁殖している。地熱、あるいはガスなどから栄養を得ているものと思われる。
1969年 █月█日 528-E35
経過年数:約5000年
状況:火山部に異変発生。山体の一部に変化が見られ、自生していたシダ類の50%以上が死滅。
備考:シダの張った根の影響で大規模な崩落があったと見られている。火山活動の形跡は見られなかったもの、素粒子透過試験では内部に大量のマグマ溜りを観測。
1980年█月█日 528-E█
経過年数:約8000年から10000年
状況:経過時間の長さにより原子時計での確認が限界に達する。島内環境に大きな変化、小型のげっ歯類が発生し島の多くの地域で地衣類及び昆虫類の種類が激減。
備考:調査の結果、発生したげっ歯類は前回調査時に誤って持ち込まれたハツカネズミを祖とする事が判明。体毛が長く、乾燥に強いが目が退化しており、小さな臼状の歯を持つ。
1998年█月█日 528-E47
経過年数:15000年から30000年。
状況:Dクラス職員による調査中にイベントが発生。Dクラス職員4名が行方不明。島内は完全に砂漠化。
備考:固有の生物類は完全に消失。発掘調査では20種のシダ類の化石を確認。なお、Dクラス職員は全員男性。
調査ナンバー528-E47以降、SCP-528-JPでは時間経過イベントは発生しておりません。
説明:
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:
説明:SCP-XXX-JPは自らを「アラッキーノ」と自称する人物で一般にピエロ、クラウンなどと呼称される道化師または大道芸人のような姿をしています。身長約165 cm 体重は68 kg、やや肥満の傾向が見られます。対象は食事や排泄を必要とせず、休息、睡眠も行いません。熱や痛みなどの外部刺激には反応を示しますが、傷などはすぐに修復されます。またその際には未知の原理で3衣服なども修復されます。SCP-XXX-JPは常に視覚による監視下において周囲の注目を引くような言動、不快感を与えるような独白などを繰り返すほか、パントマイム、ジャグリング、マジックバルーンといった芸を積極的に披露しようとします。監視をしていない状態では直立したままほとんど動きが無いことが収容室内のセンサーによって確認されています。
SCP-XXX-JPはターゲットに選んだ相手(以降被験者と呼称)に接触すると体に触れ、何かを抜き取るような仕草の後、風船のような性質をもったオブジェクト、SCP-XXX-JP-Aを生成します。SCP-XXX-JP-Aは様々な形状を取り、多くの場合生物の臓器の形状をしていますSCP-XXX-JP-Aを生成された被験者を検査した所、対応した臓器が体内から失われている事が確認されます。この異常は直接的には被験者の生命には関わりません。しかし、SCP-XXX-JP-Aがなんらかの原因で破裂、あるいは空気が抜けるなどした場合、実際に対象の臓器が破壊され、その結果として対象は死亡します。この異常は外科手術などでは防ぐ事ができません。これまでにSCP-XXX-JP-Aは任意の臓器、または人物全体の形状をとりました。大脳、脊髄、心臓、肺、腸、肝臓、胎児の入った子宮、チューブ状の人型、犬などが確認されています。SCP-XXX-JPは実験に対して非協力的かつ財団に対して敵意を持っているためSCP-XXX-JP-Aの研究は進んでおりません。
インタビュー記録:20██年3月08日
SCP-XXX-JP:ハハハハ!アラッキーノにまた会いに来たのかい?君は・・・まるでデッサンが崩れたような顔だね!██博士:質問をしていいですか、SCP-XXX-JP?
SCP-XXX-JP:僕の名前はアラッキーノだよ!ハハハハ!なんだい君、鼻の頭にほくろがあるね!しかも毛が生えてるよっ!気持ちわるうい!!
██博士:まず君はいったいどこから来たんだ?どこで生まれたんだ?
SCP-XXX-JP:あぁ、かわいそうなアラッキーノはこのハゲのまぬけ顔の気持ち悪い男の質問に答えるのか・・・ なんて屈辱なんだ・・・
SCP-XXX-JP:アラッキーノはフランスで生まれ育ったんだよ。ああ、なつかしのアンダルシア!
██博士:ここは日本で、君は日本語をしゃべっているが?
SCP-XXX-JP:ボンジュール!マドモアゼル!・・・グーテンターク!・・・・あー・・・ うん、本当は青森の生まれなんだ、フランス村がある。
██博士:本当に?
SCP-XXX-JP: 多分ね。そんなことより手錠を外してよ、君の顔より面白い芸をするよ!
██博士:やれやれ、君がどうしたら協力的になってくれるかを研究しないとならないな。
[記録終了]
取引が通用しない相手の尋問は非常に骨が折れる。しかもこいつは嘘しか言わない。これ以上のインタビューは不要であると思われる。-██博士
実験記録XXX-1:SCP-XXX-JPの収容室内にDクラス職員、D-2724と二人にさせました。SCP-XXX-JPはひとしきりのパフォーマンスを行った後、D-2724から心臓型のSCP-XXX-JP-Aを生成しました。D-2724はSCP-XXX-JP-Aを受け取り、退室。その後の検査によりD-2724の体内から心臓が欠落していることが判明。即座に行われた開胸手術の結果も同様に心臓部分が空洞になっていましたがD-2724は通常通りの生体反応を示しました。しかし、SCP-XXX-JP-Aは萎びていくにつれ脈拍、血圧ともに減少。SCP-XXX-JP-A生成から約47時間後に心不全により死亡しました。
事件記録XXX-3A
収容室内においてSCP-XXX-JPが拘束を外し、出処不明の球体をジャグリングしているのを発見。警備員二名が緊急時対処プロトコルに反して即座に突入しました。
二名の警備員はSCP-XXX-JPの攻撃を受け、銃撃をしたため収容室内の二機のカメラが破壊。警備員二名はいずれも内臓破裂により即死したと推定されます。その際、追加の警備部隊が到着するまでの45秒間、SCP-XXX-JPは収容室内から出ておらず、標準設置されていた感圧センサーの記録ではその場から移動していない事が判明。追加テストの後現在の収容プロトコルが確立されました。