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██████にて野外調査を行う筆者(写真奥) |
付箋だらけになった報告書の束
SCP-970 - The Recursive Room (再帰的空間異常)
→校正要、単位とか訳注とか、あとタイトル
SCP-411 - Ancient Precog(往古の預言者)
→Dr.█████とLyetacker博士っていうのが混じってる、Lyetackerって何て読むんだこれ!!
SCP-934 - Inland Lighthouse (内陸の灯台)
→見直し済
「そのほか」と書かれたクリアファイル
sparks of creativity
→なげっぱなs 見直す時にタイトル再検討
「検討中」と書かれたクリアファイル
→下書きへ
日本支部への転載?そのうちやります。
訳に自信が持てたらやるよ!
さきのばs
**非公式形式で報告書を発表するときの更新箇所リスト
□メニューの「翻訳済」
□オブジェクトクラス一覧★
□SCP全目録(0-999,1000番台,2000番台 etc. の該当するところ)★
□クレジット
名称変更は記事個別ページのほかに★の箇所も直さないと混在しちゃうんだぜ
**個人用基準による表記ゆれチェックリスト(よく忘れるので)
数字:基本的に半角アラビア数字、One-Milion等であれば百万って表記にするかも
日付:原文表記
単位:略称=略称、フルスペル=カタカナ表記 例:10kmだったらそのまま、5kilometerなら5キロメートル
人名:カタカナの方が字面になじむけれど、Jung(なにじんなの)やらLyetacker(なんてよむの)で悩んでいるからうーん。Dr.なんとか=なんとか博士 という表記にはするつもりでいる。
MTF:機動部隊アルファ-0(部隊名) 同様に事件や補遺などの後ろに付くハイフン数字は半角
全角英数殺すべし慈悲はない
いいわけはコメントアウト
*この記事のほんやくです*
親であるということ
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2004年6月5日 午後4時23分
件名: ビッグニュース!
やあ母さん!先月はメールを送らなくてごめんね。色々あってちょっと忙しかったんだ。だけど、すっごいニュースがあります!あなたはおばあちゃんになるんです!昨日マギーが妊娠していることがわかったので、僕らは客間を赤ちゃん用に模様替えしはじめたんだ!幸いなことに僕は先週昇給したんだ。今から赤ちゃんの事を考えなくちゃ!
お返事待ってます!
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2005年5月7日 午前0時38分
件名: 産まれたよ!
女の子だ!!!昨日の夜10時くらいに産まれた。マデリーンが寝室に向かうときに破水が始まったんだ。僕らは車でとっても急いで病院に向かったから、僕はもう少しで誰かを轢いちゃうんじゃないかと思ったよ!やれやれ、先生達に彼女を送り届けて待っている時間が何年にも感じられたよ。今、つまり僕がいまこれを打っている時点では、彼女は下の階にいて、マデリーンの腕の中ですぐに眠ってしまった。僕らは彼女をアビーと名付けた、この子は僕が今までに見た中で一番美しい。すぐに写真を送るよ。
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2006年5月8日 午後5時41分
件名: ごあいさつまで
やあ母さん。しばらく話をしてないね?そっちはどうしてますか?僕らは、ひとことでいえば、うまくやってるよ。僕はまた昇給したし、マディもデイケアセンターで働きはじめたんだ。 実際のところ、給料はまずまずだし、それに知ってると思うけど彼女は子供が大好きなんだ。彼女の心の中でアビーの代わりになるような子はもちろんいないけどね。それでね、昨日はアビーの初めての誕生日だったんだよ!ハワードとレイチェルも来てくれたんだ!彼らははじめて彼らの姪っこと対面したんだよ!フロリダからあなたと父さんが来られなかったのは残念だったな。アビーが大きくなったらそっちに会いに行くね。愛をこめて!
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2008年6月24日 午後8時14分
件名:
事故が起きた。僕らは公園にいたんだけど、あの子から1秒目を離した間にジャングルジムで頭から落ちたんだ。血が出ているのを見た。先生はあの子は快復すると言っているけれど眠れない。これは僕のせいだ。
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2008年6月25日 午前7時35分
件名: 神様ありがとう
病院から電話があって、アビーはあと数日間は入院しなければいけないけれど、あの子の治療は終わってどんどん快方に向かっていると言っていた。脳に障害が残るとかそういうことはなさそうだ。僕の赤ちゃんが無事だったことに本当に感謝するしかない。
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2008年7月2日 午後9時57分
件名: アビー
母さん、アビーに何かおかしなことが起きている。というのは、あの子は完全に元気になったように見えるしそうふるまっているんだけど、何かが正常じゃないことが僕にはわかるんだ。マデリーンも同じように感じると言っている。僕らがそう思うようになったのは、アビーが公園で怪我をしてからだ。僕らは医師達にあの子をまた診てもらったけれど、彼らが言う限りでは、アビーの怪我に起因する肉体的または精神的な後遺症はないという。だけど僕は今でもあの子に何かおかしなことが起きているのがわかるんだ。
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
送信日時: 2008年7月5日 午後10時22分
件名: アビー
ウィリアムズ博士からメールをもらった。肉体的および精神的なものではなくとも、アビーが問題を抱えていることが彼にはわかっていたそうだ。これはよくわからなかったんだけど、彼が言うには、彼があの子の近くにいるときに、おかしな気持ちを振り払うことができなかったとのこと。彼と一緒に働いているスタッフもこれに同意を示していたらしい。最初は僕とマディに心配をかけまいと僕らに伝えないようにしていたけれど、もう彼は黙っていることができなかったと彼は言っていた。
僕の娘に何が起きたんだ??
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
Sent: 2008年7月9日 午前9時30分
件名: アビー
僕はもう一度に数秒間しかアビーのことを見ることがてきない。There's something about her now and it just shouldn't be. When I'm around her I just get this awful, indescribable feeling. Like I'd rather be anywhere else but next to my own daughter. I try and limit my interaction with her as much as I possibly can. It's terrible, but being around her, it makes me wanna throw up. この子の中だ。この子の目に、肌に、この子に関するすべてに。
これがいったい何なのか僕にはわからない。
To: Thelma ███████ (█████████@hotmail.com)
From: Andrew ███████ (██████@yahoo.com)
Sent: July 10th, 2008, 8:26 am
Subject:
i touched her hand
it felt so wrong
wrong wrong wrong wrong wrong
madeline said she felt it too but shes infected it was INSIDE OF HER
im gonna kill them both im gonna kill that cunt im gonna kill that THING
it needs to die
回収ログ: SCP-053は2008年7月10日にペンシルベニア州の██████にあるアンドリューとマデリーン ███████夫妻宅から回収されました。地方当局はSCP-053と男女の遺体を同じ部屋で発見しました。███████ 夫人は███████氏の手による複数の刺傷で絶命し、███████氏はその直後に重度の心臓発作で死亡しており、これはSCP-053の超常的な影響によるものとみられています。Police who attempted interaction with SCP-053 also suffered from its effects, resulting in 5 additional casualties before implanted Foundation agents assessed the situation and properly secured the subject. Class-A amnesiacs were administered to all non-personnel involved, including Mr. ███████'s parents in Florida, as they had been exposed to information regarding SCP-053 through communication with Mr. ███████.
***ここまで訳したところで先を越されたので供養のためにのっけておく***
「博士」「博士」「博士」
「止めるようにあいつらには言ったんだよ」肩越しにブライトは無造作に言い放ちました。
「知ってる」がれきを片づけながらブライトはそう応じました。彼の数対の手は、大きながらくたを片付けるのに役に立っていました。その上、その常人より多い腕が彼のものであったことも非常に役に立っていましたし、彼が老人の姿であったことでさえも好都合でした。
「だけどあいつら聞きやしなかった!」ブライトは離れた所にあるコンピュータをつつく動作をしながら、そう続けました。チャットプログラムが反応して、ウェブカムが起動します、誰と通話するのでしょう…おっと、ブライトです、これはびっくり。彼はわめき続けながらも、みずみずしくて蠱惑的な胸部を露わにするためにシャツをずり下げたところでした。「もちろん聞かなかっただろうね、あいつらバカだもん」
ブライトはほうきにもたれかかり、ウェブカムの向こうにいる若くて愛らしい彼をにらみつけました。「ねーえ、 ここになまいきなおっぱいちゃんがあるわよ」ブライトは自分の頭頂部を(ごく軽く)はたき、がれきを身振りで示しました。「こんなの私に手伝ってもらわないと片づけられないわ!そんなことより、私未成年なの」
ブライトは座っていた椅子をくるりと回すとスクリーンを熱心に覗きこみます。 「未成年なのかい、私?」
「ええ、おっしゃる通り」自分の胸部をまさぐりながら、ブライトは応じました。「たったの13歳。なのに、Dを2つも持ってる!すごいでしょ、ふふん?」
ブライトは己にため息をつきました。一体どうしてこいつはこんなときにこんなふるまいができるんだ?まあ、それは彼だからでしょう。おや、今度は大統領執務室から通話の招待がきました!これは大変光栄なことですね。 「こんにちはブライト。あなたもおっぱいを見にきたの?」
ブライトは悲しげに首を振りました。「あいつらには言ったんだ、私が何をしたか君たちは知っているね」「知ってますよ、なぜなら私もあそこにいて、あいつらに言いましたから」「だけど、私はここにいる」「そしてどこにでもいる」「本当にどこにでも?」「本当に。どこにでも。コミュニティでさえ各個人から分断されてしまった」「ええと、にわかには信じられないのですが」濃い髭を生やし麦わら帽子を被ったブライトは画面から身を乗り出すようにして言いました。「信じろ。そのふざけた左の頬を差し出すんだ」
しかし、ブライトはそれはさておいて、といった身振りをしました。
「どうしてあいつらこんなことしなきゃならなかったんです?私の言うことをあいつらも聞き入れてくれると思いましたよね、一斉にですよ?」
同意を示す頷きとともに、ブライトは上の空といった様子で赤い電話の受話器を置きました。「2つのSCPのクロステストが良い結果に終わったことがあったか?ないだろ!」
「3つのSCPのクロステストは、その3倍たちが悪いぜ!」梁と梁の間にいるブライトが続けました。あら、今まで彼には気付かなかったけれど、誰かが照明をとりにいってやるべきでしたね。
地下室から這い出しながら、ブライトは息を整えるために立ち止まりました。先が割れた舌で喋るのはたいそう難しいことですが、やれやれ、彼はやってのけるでしょう!「しかし、5つだ!本当に5つなのか?その上あいつらはどんな事態が起きるか予想してなかったわけ?」
ブライトは一斉にため息をつき、同時に口にしました。「あいつらには言ったんだよ」