Murasaki
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アイテム番号: SCP-076-JP

オブジェクトクラス: Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-076-JPは愛知県███市███町████████に位置する、私立███学園の高校三年█組です。各々の実験よりSCP-076-JPは収容不可能と判断され、現在もなお、それに準じた損害が生じているかどうかは不明瞭です。 20██年現在に於いてSCP-076-JPは、もはや効力を発揮することはありません。かつてSCP-076-JPの効力を発現させていたと思われるSCP-076-JP-Aは消失したか、依然行方を眩ませています。しかし、20██年3月██日付を最後に発見された、SCP-076-JP関連資料-14に封入された書簡より、私立███学園の高校3年█組にて、効力が発現することは、もはやないと断言できます。
 SCP-076-JP関連資料-1~14は、SCP財団日本支部が買収した岐阜県に位置する太陽光発電施設をそのまま流用し偽装したサイト172の資料保管庫にて、厳重に管理されることになっています。関連資料自体に、SCP-076-JPに随伴する効果はありませんが、行方不明になったと思われる14名の生徒への弔いとして、損傷・劣化の起こすことのない様、極めて丁重に保管されています。アクセス請求を行えば、クリアランスレベル2以上の職員なら誰でもデジタルデータを閲覧することができますが、現物での閲覧、また鑑定・研究に関しては、サイト172所属、美濃瀬みのせみつる管理官の許可を受け、美濃瀬管理官の指令を元に、資料の損傷を最小限に抑えるようにしてください。

説明:  SCP-076-JPは愛知県███市███町████████に位置する、私立███学園の高校三年█組です。19██年から20██年にかけて、卒業式の午前零時に教壇の中にSCP-076-JP-1,2(以下、『SCP-076-JP関連資料』と呼称)が出現し、そこにはSCP-076-JPの効力により行方不明になった生徒の書簡が封入されています。

 SCP-076-JP関連資料は、計14封の保存袋(SCP-076-JP-1-1~14)、及び、その中に同封された4,5枚のA4コピー用紙(SCP-076-JP-2-1~14)で構成されています。保存袋はそれらしき製造元が確認できず、しかし、一般に流通する保存袋と大きな差異は見られず、いたって通常の保存袋として使用されています。SCP-076-JP-3-1~14(以下、『書き手』と呼称)が同級生一人一人に向けて書いたと思われるメッセージが明朝体で連ねられた、それぞれ、19██年から20██年の一四年間で、の教壇の中から、卒業式当日またはその翌日に一封ずつ発見されており、SCP-076-JP-3(以下、『書き手』と呼称)のものと思われる名前が学年クラス出席番号とともに、コピー用紙の一枚目、右上に手書きで添えられています。
 SCP-()-2に示された書き手の名前は、学園ないし戸籍上にすら存在せず、また、その書き手の物と思われる出席番号は、現実ではその書き手の後に続く学生がそれにあたり、つまり、現実の出席番号は、全てに於いて書き手によって記されたものと異なり、出席番号が書き手の存在を抜いた状態で、ずれていました。
 この現象は20██年を最後に止み、20██年現在、██年に渡ってこれらは確認されていません。

 SCP-076-JP関連資料-1は、19██年の卒業式の翌日、3年█組の教室の整理をしていた担任が発見しました。その存在を聞き入れ疑念を抱いたエージェントが念を押して破棄されたSCP-076-JP関連資料-1を回収して簡易鑑定に回した所、SCP-076-JP-2-1の四枚目のコピー用紙に付着していた血痕が本物で、さらに人間の物であると判明し、また卒業生・在校生・教師にそれと思わしき外傷がなく、学園近隣の監視カメラに、SCP-076-JP関連資料-1を教卓に入れた部外者が特定できなかったことから、SCP-076-JP関連資料-1は不服が残る物品、また事案として本部に報告されました。しかし、SCP-076-JP関連資料-1自体にはSCPに認定されるような不可解な能力・現象が確認されなかったために、保留、監視継続という形で事実上受理されませんでした。それ以後一年間、SCP-076-JPは無き物として認知されませんでしたが、翌年の卒業式の朝、教員が生徒の前でSCP-076-JP関連資料-2を教卓から発見し、当時清掃員として校内に潜入していた、過去にSCP-076-JPの第一報を入れたエージェントの迅速な報告から、財団はSCP-076-JP関連資料-1の事例を受けて回収命令を出し、学校規模の記憶処理作戦が直ちに計画され、生徒及び教員が卒業式退場後に各教室へ戻った直後、財団職員によるクラスAの記憶処理が実施され、無事、SCP-076-JPの存在は隠匿されました。それ以降は、あらかじめ財団職員が、卒業式の前夜から警備員として校内に潜入し、現在もなおSCP-076関連資料を回収しています。20██年から、SCP-076-JPの能力は発現しなくなり、それ以降も警備員を模したエージェントの監視は続きましたが、発現しなくなってから十年で、監視継続は中止されました。

 SCP-076-JPを行使したとされるSCP-076-JP-Aは、相貌は確認されていませんが、SCP-076-JP特別資料1より、ヒトに近い精神構造を持つと思われ、嗜虐的また孤高な一面が見られます。現在、SCP-076-JP-Aは20██年を境にSCP-076-JPを行使せず、行方を眩ませており、同じくSCP-076-JP特別資料から再び██学園3年█で効力を発揮することは恐らくないだろうと推測されます。

実験記録:SCP-076-JPが無力化する依然に行われた実験の内容を以下に列挙。

報告書

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]