Neunball
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPはサイト-8181の特殊物品ロッカーに伏せた状態で固定、安置されます。
SCP-XXX-JPはスチール製の箱の中に特殊樹脂と共に封入された上で、サイト-8181のレベル3特殊物品ロッカーに固定・安置されます。
現在O5レベルの承認なく移動・実験を行う事は許可されていません。

説明:

SCP-XXX-JPは██社製のスチール製食品用ドームカバー(いわゆるクロッシュ)で、最大直径42cm、高さ21cmのその形状と、使われている材質は流通している一般品と変わりありません。

SCP-XXX-JPは、大阪府にあるフレンチレストランにおいてその特異性に晒されたスタッフ3名が警察に通報し、
その後保護されたスタッフの証言の異常性により財団に報告が入った事で発見、収容されました。
関係者█名にはクラスBの記憶処置が施され、カバーストーリー「幻覚キノコ」が施されました。

スタッフの1人の証言では、SCP-XXX-JPを使って供した料理を食べた客(30代・男・黒のスーツ着用)が、テーブルを立つ際に「これ、開けたらびっくりするよ」と述べていたとの事で、現実改変能力者もしくは、要注意団体関係者の可能性から現在も足取りを追っています。

SCP-XXX-JPは、「内部を観測していない」状態から中空を開示すると、「対象が必ずびっくりする」存在を見せます。
この「内容物」は、対象が手を触れる、きっかり24時間が経過する、もしくは再び「内部を観測していない」状態になると消失します。
この特異性は開示の瞬間を見ている者全員に影響を与えますが、対象の視覚に入っている場合のみ発現します。
そして複数人が同時に観測した場合においても、その「内容物」は多くの場合同様ではありません。
カメラを通じた観測ではこの特異性は発現しません。

ガラステーブルや内部にカメラを挿入しての実験では特異性は見られません。
また、詰め物などをして中空を無くした場合においても同様です。
重犯罪歴(特に殺人、強姦などの犯罪歴)のある被験者が比較して強い驚愕を与えられる事からも予測されますが、発現した物の内容は非常に有意であり、対象の思考や過去を読み取っている可能性があります。

以下に具体的な性質を表す実験記録を記載します。

実験記録XXX-JP-4

対象: Dクラス職員3名
実施方法: ウレタンを敷き詰めた部屋。同様にウレタンで覆った木製テーブル上に伏せたSCP-XXX-JPの開示を指示。
結果: 対象は開示の瞬間悲鳴をあげ、SCP-XXX-JPを放り投げて後退った。
内容物(聞き取りによる): 顔が10個以上に分裂している、恐らくドブネズミ(Rattus norvegicus)
コメント:D-████は動物の中でも殊更ネズミが苦手だという事が聞き取りで判明しました。これは留意すべきだと考えます。

実験記録XXX-JP-6

対象: Dクラス職員3名
実施方法: 以前の実験と同様。D-████に開示を指示。
結果: 1名は悲鳴をあげて部屋の済に逃走。残りの2名は驚きの声をあげたものの、実験終了を指示するまで興味深く内容物を見ていた。
内容物(聞き取りによる): 悲鳴を上げた1名は「手が生えた人間の脳」、驚くに留まった2名はそれぞれ「壮年の小人」と「踊り狂う真紅のサボテン」を見ていた。
コメント:やはり、驚かせ方にも大きな差異があるようです。条件らしきものとしては、驚愕の大きい被験者は重犯罪歴がある様です。

実験記録XXX-JP-7

対象: Dクラス職員1名(大量殺人により死刑判決を受けている)
実施方法: 以前の実験と同様。
結果: 被験者は開示した瞬間硬直すると失禁、約5秒後に卒倒し、実験は中止された。
内容物(聞き取りによる): 被験者の心神喪失により聞き取り不能
コメント: 予想を裏付ける結果が出ました。次の実験では犯罪歴のない者を被験者にしましょう。D-███は治療の試みの後、終了済です。

実験記録XXX-JP-8

対象: Dクラス職員1名(犯罪歴なし。孤児)
実施方法: 以前の実験と同様。
結果: 被験者は内容物を開示した後、驚いた表情を見せたものの笑い出した。反応が落ち着いた後に実験終了。
内容物(聞き取りによる): 被験者が孤児院に居た頃、友人が書いた被験者の似顔絵。実物は既に失われている。
コメント: 犯した罪によって内容物が有意に変化する事は恐らく間違いありません。また、「思いもよらないものが出てきた」という証言から被験者の思考だけでなく、過去を読み取っているであろうという事もわかりました。

実験記録XXX-JP-12

対象: Dクラス職員1名(詐欺罪による逮捕歴あり)
実施方法: SCP-XXX-JPの中空を上に向け、床に安置。ドアを閉めた後にDクラス職員に開けさせる。
結果: 被験者は恐る恐るドアを開けると、悲鳴をあげ逃走。セキュリティに取り押さえられた。
内容物(聞き取りによる): 「目から謎の肉塊を垂らした、痩せこけた宇宙人みたいなの」多数。尚、ドア開放の瞬間を見ていたセキュリティ1名も「ドアの影から覗くぞっとするような女」を見ている。
コメント: どうやらSCP-XXX-JPの中身は拡張されるようです。特別収容プロトコルの改訂を申請します。

実験記録XXX-JP-17

対象: エージェント██(対ミーム訓練・精神安定措置を受けている)
実施方法: ウレタンを敷き詰めた部屋。同様にウレタンで覆った木製テーブル上に伏せたSCP-XXX-JPの開示を指示。
結果: SCP-XXX-JPの特異性を十分知らされていたにも関わらず、被験者は内容物を見ると僅かにたじろぎ、「お袋しか知らない筈」とつぶやきました。
内容物(聞き取りによる): 「全く個人的な内容」。詳しい聞き取りは拒否されました。
コメント: 聞き取り中に殴られかけた事は特筆すべきですが、エージェント██への処罰は求めません。SCP-XXX-JPの「驚かせる力」はかなり高度なようです。