Nitro_365の砂箱
思いついたらタブどんどん足していきます

SCP-XXX-JP 置い手けぼり

Object class:Euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準的昆虫飼育施設に収容されています。SCP-XXX-JPの収容室内には2日おきに餌として植物性繊維を5kg配置してください。SCP-XXX-JPの個体数は最大30匹にとどめておくことが推奨されています。SCP-XXX-JPが14匹以上で繁殖イベントを開始した場合、卵鞘を1つ残して焼却してください。

概要:SCP-XXX-JPはオオカマキリ(学名:Tenodera aridifolia)によく似た生物です。成長段階においては通常の昆虫綱カマキリ目の生物と変わりません。SCP-XXX-JPの特異性はその繁殖方法にあります。まずSCP-XXX-JPは交尾をした後にメスがオスを捕食するという行為をしません。交尾後、SCP-XXX-JPは産卵に備えて大量の植物性繊維を摂取します。摂取した後、SCP-XXX-JPは体内で繊維を再構成し、軍手様の卵鞘を作ります。卵鞘を作る際、SCP-XXX-JPはアスファルトやコンクリートの上など太陽熱を蓄えやすい材質の上をよく好みます。一ヶ月で卵鞘内部の卵が孵化し、幼体のSCP-XXX-JPが12~15匹出て来ます。卵鞘を作る際に植物性繊維が不足している場合、SCP-XXX-JPは自身の足や羽を栄養分として使います。この場合、卵鞘は1.5倍程大きなサイズで作られ、孵化した幼体は[削除済]となります。この場合の危険性は栄養分として消費された足や羽の量に比例します。

20██/3/██/、SCP-XXX-JPの卵鞘が東京都██区で██個発見され、そのうち██個が巨大化した卵鞘でした。この現象の原因は都市開発による植物性繊維の不足によるものだとされています。現在、SCP-XXX-JPの全個体の駆除を目的とした作戦が立案中です。