アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPはその異常性と近隣住民への影響から財団職員による観測のみ行います。
また、各都道府県にエリア81██を設置しSCP-XXX-JP-1を分散させるとともに、文書閲覧規制条例を公布しSCP-XXX-JP-2の汚染拡大を抑制してください。
説明: SCP-XXX-JPは東京都███区████丁目に存在する████████と呼ばれる建造物です。SCP-XXX-JPは思想、性的趣向に影響を与える波長を発しており、この波長は人間にのみ影響し、これのを受けた人間をSCP-XXX-JP-1と呼称します。
SCP-XXX-JP-1は表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの作品に興味を示し、一部個体は作品を作り始めます。その作品をSCP-XXX-JP-2と呼称します。
SCP-XXX-JP-2には精神汚染効果と中毒性があり、SCP-XXX-JP-2に汚染を受けたSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2を日常的に閲覧するようになります。
SCP-XXX-JP-1個体全てがSCP-XXX-JP-2に汚染を受けているとみられます。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1によって物々交換、あるいは経済的交換を行われ、拡散していきます。
SCP-XXX-JP-2にも個体差はありますが、SCP-XXX-JP-2を閲覧すればするほど、精神汚染は進行していきます。
SCP-XXX-JP-1、およびSCP-XXX-JP-2は、一般市民から嫌悪感を抱かれる傾向にあります。
一部のSCP-XXX-JP-1個体によってSCP-XXX-JP-2がインターネット上に流出されていることが確認されています。
フェイズ1 | フェイズ2 | フェイズ3 | |
---|---|---|---|
進行度合 | 軽度の精神汚染 | 重度の精神汚染 | 末期の精神汚染 |
個体数 | 全体の約80% | 全体の約15% | 全体の約5% |
除染 | 可能 | 困難 | 不可能 |
SCP-XXX-JP-1は現実の異性に対する興味が薄くなり、嫌悪感を抱くようになります。このとき、性欲を向ける対象がSCP-XXX-JP-2上の異性へと変化し、特に外見が█歳から██歳程度のSCP-XXX-JP-2上の少女に性的興奮を覚える個体が多くの割合を占めることが確認されました。精神汚染が進行すればするほどその傾向が強くなり、フェイズ3に達するとは現実の異性に対する興味が完全に無くなり、SCP-XXX-JP-2上の異性にしか興味を示さなくなります。
この汚染はフェイズ2までは記憶処理を施すか、現実の異性との身体的、精神的接触により緩和、完治することが確認されています。
SCP-XXX-JP-1フェイズ3個体はSCP-XXX-JP-2に危機が迫るとそれをどんな手を用いてでも保護しようとします。
現在、SCP-XXX-JP-1は日本国人口の██%、世界人口の█%を占め、その個体数はここ数年間で███万人増加しています。
SCP-XXX-JP-1は精神汚染濃度が高まるとSCP-XXX-JPへ進行し始めます。不定期なSCP-XXX-JPへのSCP-XXX-JP-1の進行を防ぐためのダミーとしてエリア81██を設置、運営し有効活用してください。
SCP-XXX-JPは一月に数回活性化し、半年の周期で最も活性化することが確認されています。活性化時には自らのもとにSCP-XXX-JP-1を呼び寄せることが確認されています。この時、エリア81██程度ではSCP-XXX-JP-1を引き留めておくことはできませんでした。
活性化時には近隣住民の混乱やSCP-XXX-JP-1の暴動を未然に防ぐためにエージェント数百名を動員するとともにカバーストーリー”祭典”を流布してください。
活性化は三日間続き、この時のSCP-XXX-JPでは一部のSCP-XXX-JP-1が通常より汚染効果の遥かに高いSCP-XXX-JP-2を作成し展示します。このSCP-XXX-JP-1個体はSCP-XXX-JPによって規則的に決定されているようです。
ここ数年でSCP-XXX-JPの元に辿り着くSCP-XXX-JP-1の個体数が増加するとともに、活性化時に販売されているSCP-XXX-JP-2の個体数、汚染力も増加傾向にあることが確認されています。
また、SCP-XXX-JP-1フェイズ1の一部個体が脅迫や暴行、野外や公共機関での生殖行為を行う等の一般常識に欠ける行為を行っていることが確認されるようになりました。この個体を確保し様々な検査をした結果、知能指数が過去の同年代の平均値を大幅に下回っていることが確認されました。
現在、著作権の非親告化を推し進め、SCP-XXX-JP-2個体数を減少させ、SCP-XXX-JP-1の精神汚染の進行を食い止め、SCP-XXX-JPを事実上弱体化させることが可能であると判断され、実験的に導入する準備が開始されています。