Practice
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在サイト81██の、三重のセキュリティによって封鎖された専用収容室に保管されています。収容室の中央には3つのボタンがあり、特殊強化ガラスによって覆われています。ガラスは必要に応じて通電させる事で不透明化が可能です。収容室の開放には担当研究員、主任研究員、サイト責任者がそれぞれ保管するパスワードが必要です。SCP-XXX-JPを使用した実験は現在、その特性が既に十分判明している事と、予期せぬ収容違反とそれに伴う重大の情報漏洩が起こる可能性を危惧して禁止されています。またその特性上、収容室の半径50メートル以内に携帯電話、ノートパソコン、キーボードの持ち込みは固く禁じられています。

説明: SCP-XXX-JPは一般的な押しボタンに発現する特殊な性質です。SCP-XXX-JPの影響下にあるボタンを視認した者は、それを押したいという衝動に襲われます。その衝動は非常に強力で、Dクラスを用いた実験の際には押せば銃殺すると脅迫を行ったにも関わらず、被験者はボタンを押す事を我慢出来ませんでした。ボタンが押された場合、SCP-XXX-JPは確認されている限り半径50メートル以内にある“押したら最も大きな被害、迷惑が生じるボタン”に転移します。また転移したボタンが破壊、あるいは電源との遮断によって機能を喪失した場合や、24時間以上そのボタンが押されなかった場合も同様に転移を行います。

SCP-XXX-JPは████/██/██、██県██市において駅や踏切に設置された緊急停止ボタンに対する悪戯が急激に増加している件に対して、不審に思った財団がエージェントを派遣し、その存在が確認されました。その後、海外からボタントリガー式の小銃を取り寄せる事でSCP-XXX-JPの転移先を誘導し、収容に成功しました。

補遺: ████/██/██、SCP-XXX-JPが専用収容室の付近にいた研究員█の携帯電話のボタンに転移しました。研究員█は自分の携帯を確認すると猛烈な勢いでボタンの操作を始めましたが、明らかに不審な振る舞いであった為すぐに別の研究員と警備員によって取り押さえられました。その後ボタン部分に布を被せた状態で携帯電話を操作した結果、研究員█は全く面識のない複数の人物へ向けて財団の活動内容や各サイトの所在地を暴露する電子メールを作成していました。その中には研究員█のセキュリティクリアランスでは知り得ない情報も記載されていました。またその後の調査により、メールの宛先に選ばれたのは要注意団体に所属する人物だと判明しました。

収容以前に重大な情報漏洩が起こらなかった理由は単に奇跡って訳じゃないと思うんだが、危険を冒してまで解明しなくちゃいけない事かは疑問だな。-研究員██

この性質を利用すれば逆に要注意団体の所在地の特定、制圧に役立つんじゃないか?SCP-XXX-JPを使用した新たな実験を提案する。-担当研究員██

君の提案は、敵と味方どちらに効果を及ぼすか分からない核兵器のボタンを押してみようと言っているようなものだ。実験は却下する。-主任研究員██

補遺2:SCP-XXX-JPは現在、サイト管理官██の端末に彼以上の役職の人物からの指令書を模した百件超のスパムメールが送信されるボタン、SCP-███-JPの特別収容プロトコルを[編集済み]するボタン、[編集済み]の[編集済み]に[編集済み]するボタンを24時間ごとに転移し続ける形で収容されています。これは収容の為に必要不可欠な措置です。これらのボタンを、例えSCP-XXX-JPの特性が発現していない物に対してであろうと、押そうと試みた者には厳罰が科されます。