rainymetal

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその異常性から収容は難しく、付近住民

説明: SCP-XXX-JPは鳥取県██郡██町の████山に現れる

補遺:

対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]

インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]

付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]

<録音開始, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

インタビュアー: [会話]

誰かさん: [会話]

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了, [必要に応じてここに日時（YYYY/MM/DD）を表記]>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは35cm×20cmのろ過フィルターを取り付けられた水槽に保管され、サイト-██の収容室に収容されます。ケージ内部には水位8cm程の水道水を張り、浮き草と石が設置されます。直接の接触を避けるため、防護用手袋を着用した上で、ピンセットを用いて1日に1回ショウジョウバエを与えられます。現在[編集済]匹のSCP-XXX-JPが保管されています。

説明: SCP-XXX-JPは現行の1円硬貨に酷似した姿を持つ、遺伝的にナミアメンボ(Aquarius paludum)の近縁種と見られる雑食性の水生昆虫です。捕食時以外は、およそ通常の一円硬貨と同じ挙動や性質を示すため、科学的な分析無しでの判別は非常に困難です。

SCP-XXX-JPの異常性は、ヒトと直接接触した際に下顎の口針をヒトの皮膚に刺す事で表れます。SCP-XXX-JPに刺されたヒト(以下、SCP-XXX-JP-1)は多額の負債を持ったという記憶(クラスA記憶処理によって問題無く取り除かれることが確認されています)を植えつけられ、それに伴う慢性的な動悸や焦燥感と強い金銭への欲求を示します。

SCP-XXX-JP-1は初期段階において、自らの所持している物品を取り外す、片付けるなどの行動を執ります。この行為は「売却」と呼ばれ、「売却」はSCP-XXX-JP-1が「売った」と認識するだけに留まりますが、売られた物品(以下、SCP-XXX-JP-2)をSCP-XXX-JP-1に使用させる事は強い拒絶反応を引き起こします。最終段階では、売却対象に人体も含まれ、SCP-XXX-JP-1を十分に拘束していない場合、自力での腎臓や精巣の摘出を試みます。「売却」が行われてから徐々にSCP-XXX-JP-2には不明な方法でSCP-XXX-JPの卵が発生し、繁殖します。20~30分が経過すると通常のナミアメンボの外見を持つSCP-XXX-JP幼虫が産まれますが、SCP-XXX-JP-2を餌としてすぐに成体へ変態します。売られた物品の価値が高いほど卵の数は多くなりますが、その基準は調査中です。

SCP-XXX-JPは198█/07/██、██県で「橋の下に大量の1円玉が投棄されている」という情報を受けた財団エージェントによる調査で発見されました。この時[編集済]匹のSCP-XXX-JPに成虫が収容され、それらに覆われた男性の死体が実験目的のため保管されました。██県██市██町の██アパートに住んでいた男性の[編集済]から発生した卵が孵化したものと見られています。

+ 以下の実験結果はセキュリティクリアランス3以上の職員にのみ開示されています

補遺: 実験記録SCP-XXX-JP-7の後、サイト-██全体に測定不可能な数のSCP-XXX-JP個体が出現、中規模の収容違反が発生する事態が生じました。直ちに機動部隊わ-2(”取り立て屋”)によって対処されましたが、この収容違反で1名の博士と3名の職員がSCP-XXX-JPに暴露、この際に収容施設内部の研究目的の機械█台を含む物品がSCP-XXX-JP-2化しました。
D-00000への尋問の結果「にっちさっちも行かなくなったから、ここの土地を売った」と証言しました。
これを受けて過去に窃盗・強盗の前科を持つDクラスを実験対象とすることは禁止されています。

ページリビジョン: 12, 最終更新: 25 Nov 2015 20:33

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