むかぁしむかしのこと。はるか西の果てのお話です。
ちょうどそのころは、ある悪病の神が強い力を持っていたものですから、あちらでもこちらでも、ぱたりぱたりと人の命が消えていく時代でありました。
人間が弱かった分、魑魅魍魎は我が物顔で跳梁跋扈。人間など所詮怪物の餌でしかなかったのです。
そんな時代に、その竜は生きておりました。
父から貰った頑健なる肉体、母から受け継いだ聡明な頭脳。しかし、竜自らが持ち合わせていた唯一の物は、疲れ切った心だけでした。
彼はとても強い竜でしたが、同時に敵も多かったのです。不死身の竜の肉を食えば、不死身になれる――そんな噂が立つのは、古今東西、同じもの。
戦って、追われて、蹴散らして、傷ついて。はたしてそれを何度繰り返したことか、指が百本あっても数えきれないことは確かでした。
その日もまた、竜は傷つき、暗い洞窟で体を休めておりました。今回の戦いは、なんと二つの国掛かりで竜をとらえてようとするもので、さしもの竜も大きな傷を負ったのです。すたこらすたこらやっとのことで逃げ出し、身を隠せたのが、その洞窟でございました。

SCP-XXX-JP。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

SCP-XXX-JP。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8123の標準収容ロッカーに保管されています。対象は常に布でくるんで保管してください。対象を直接取り扱う場合、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得る必要があります。取り扱い時には化学防護服を着用し、対象が皮膚に直接触れることのないようにしてください。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持った頭蓋骨です。
SCP-XXX-JPの異常性は、人間の皮膚に3秒以上接触した場合に発露し、接触した人物の全身の骨を水1に変化させます。そのため、異常性の影響を受けた人物は即死します。この異常性は、布程度の厚みがある物によって対象をくるむことで容易に無力化が可能です。
SCP-XXX-JPの生前は、2013年2月4日まで収容されていたSCP-███-JPです。SCP-███-JPは人型オブジェクトであり、keter指定を受けていました。
アイテム番号: SCP-███-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-███-JPは千葉県沖600kmの太平洋海底に設置されたエリア-81██に収容されています。エリア-81██内の地下10m位置に標準人型収容室を設置し、その内部にSCP-███-JPを保管してください。対象は給餌、給水、排泄を必要としません。収容室内には監視カメラ、最低限の寝具と書籍および用具を配置してください。対象との事情聴取および対象の精神的安定のため、カメラを通して1日に1時間程度のカウンセリングを対象に行ってください。対象を取り扱う者は、必ず対象より5m以上の高さの位置を保ってください。レベル4以上の職員の許可を得ない限り、その位置より下で対象を取り扱うことは許可されません。
説明: SCP-███-JPは異常性を持ったアジア系の男性2です。対象は日本語を使用し、それ以外の言語は使用しませんが、外貌は[編集済み]人とよく似ています。対象は財団に確保される以前、「島」と呼ばれる地域で生まれ育ったと証言していますが、正確な地域は分かっていません。対象とのインタビューによれば、電気、ガス、水道といった設備は整っていた地域であると考えられています。
SCP-███-JPの主たる異常性は、対象を起点とした一定範囲内の人間の全身の骨を水に変化させるものです。ゆえ、異常性の影響を受けた人物は即死します。また、一定範囲内とは、「対象を中心に半径160kmの円×対象の頭上3m×対象から真下へ[不明]m」の円柱の形状をした範囲内を指します。他、対象の持つ異常性として、対象は通常であれば致命的になるような負傷をしてもすぐさま快癒し、食事や水分の摂取を行わずに生命を保ち続けています。これらの異常性の原因は不明です。
SCP-███-JPは、これらの異常性を突然発生したものと主張しています。他、対象は収容から即時の開放を常に しばしば たまに 稀に ごく稀に要求します。
SCP-███-JPの発見時期および地点は、1952年の千葉県沖182km地点です。1949年から同年にかけて、周辺海域にて不審な海上事故が多発しており、1950年から財団が調査を行ったところ、対象が発見されました。発見時、対象は小型の船で海上を漂流しており、事故の多発時期から推測する限り、2年以上その状態でいたと考えられています。SCP-███-JPの確保と収容、および研究は対象の異常性範囲の広大さによって困難を極め、正式な収容がなされたのは1954年のことです。
補遺: 2013年2月4日、SCP-███-JPは老衰により死亡しました。老衰がなぜ「致命的な負傷」として快癒されなかったのかは不明です。
死亡が確認されてから2分後、対象の遺体は突如消失を始め、最終的に頭蓋骨のみを残して完全に消失しました。頭蓋骨は異常性を有していたため、SCP-XXX-JPに指定されました。
(SCP-███-JPについての記述はここまで。)
補遺:
2013年1月17日から21日にかけ、SCP-███-JPは十数枚の文書を作成し、財団へ提出しました。それぞれはかつての研究主任や、現在の研究員に宛てられています。以下の内容は公開されている中の1枚です。
拝啓 皆様方
私はもう長くは無いでしょう。これは遺書のようなものとご考えくださって構いません。
私がここに来たのはもう60年も前のことでしょうか。貴方達と出会った日のことは、今でも昨日のように思い出すことができます。波間に揺られていた時に聞こえた、あの汽笛を。
私は人生の中、幾度となく絶望をしました。世界を憎悪し、我が身を呪い、貴方達に対して怒りを越え殺意さえ抱いておりました。癇癪を起こす赤子のように。その間の貴方達の忍耐には本当に頭が下がります。お詫びを申し上げることを、どうかお許し願いたい。このお詫びを申し上げることさえ、貴方達が私に文字を教えて下さらなければ、出来なかったことなのですから。
死ねないこの身を幾度嘆いたことか、数えようもありません。しかし、不思議なもので、何度なく望んだ「死」が、今目の前にあります。この不死性も、時の流れには勝てないのでしょう。
何千何万という人間を殺めた私に、以下のような言葉を言う権利は無いのかもしれません。しかし、どうか言わせていただくことをご容赦願います。
ありがとう。貴方達に出会えて、私は幸せでした。
敬具

非活性状態のSCP-XXX-JP。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの存在する旅館は、20██年現在、財団が管理しています。旅館への一般人の立ち入りは禁止してください。対象の存在する区域に入る場合、プロジェクトリーダーの許可を必要とします。
説明: SCP-XXX-JPは異常な現象の発生する██mの廊下です。対象は岩手県██市の旅館の1階に存在しており、奥にある部屋は発見当初使用されておらず、現在も何も配置されていません。対象は201█年8月29日に発見され、その異常性は旅館の記録を見る限り199█年から発露しています。しかし、対象の活性時間が短いことと、人的被害が発生していないことから、「寝ぼけによる勘違い」として宿泊者や旅館管理者に認知されていました。
SCP-XXX-JPはJST午前2時57分から午前3時までの3分の間、不定期に活性化します。活性状態の時間は非常に短く、約1秒です。活性化しない日も多くあり、その活性化傾向は調査中の段階にあります。
活性状態にあるSCP-XXX-JPの区域に人間(以下、被験者)の全身が存在している場合、被験者は消失し、1秒後に再び出現します。消失の際、カメラや携帯といった電子機器は消失しません。帰還した被験者は財団が確認する限り全て生存しており、障害を負ったようなケースも未確認です。以下は、被験者が消失中に体験したという状況を記述したものです。
「被験者は未知の空間に強制的に移動させられます。この移動は痛みや感触を伴わず、被験者が移動の瞬間を自覚することは困難です。
空間内は「どこまでも伸びている廊下」と報告され、一方方向には測定不能の距離を持つ廊下と、反対方向には通常時と同様の襖と階段が存在しています。被験者が空間内に入って数秒後、襖が開き、内部からSCP-XXX-JP-1が出現します。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
暗く、狭い、瓦礫の下。何も見えない、聞こえない。真の孤独。
「痛い……痛いよぅ……」
少女は呻いていた。誰に聞こえるはずもない呻きを。
全身を覆う痛みは、間断なく襲ってくる。指一本動かせない。そんなことをしたら、全身が壊れてしまいそうで。
どうしてこんなことになったのだろう?
いつものように学校に来て、いつものように授業を受けて、いつものように友達と話して――あの怪物が。
「うう……」
思い出してしまい、思わず悲鳴が漏れる。
最後に覚えているのは、窓の外に見えた、巨大な何か。映画と漫画の中にしかいないと思っていた、怪物。
覚えているのはそれきり。気が付けば、彼女は瓦礫の下。
……死んじゃうのかな、私……
絶望が思考を支配し、生存を放棄しようとする。
こんなに辛いなら――その時だった。
闇の中に光明。
小さな明かりがこちらへと近づいてくることに、彼女は気付いた。ぴょこぴょこと、明かりは跳ねるような動きでこちらへと近づいてくる。
その正体は……トカゲ?
トカゲは頭に小さな電球をつけており、闇を照らしている
「ん、生きとるね。あー、あー、聞こえるか赤村ちゃん、ボクや。瓦礫持ちあげてーな」
トカゲは顔の近くについた小さな機械をいじくりながら喋っている。
夢でも見ているのだろうか……彼女はぼんやりとそう思った。
そうだ、夢なら夢でいい。この悪夢が終わるならば好きにしよう。
「はー、もう救助活動とか勘弁してや。前線離れて随分やのにー……」
「ねえ、トカゲさん」
「わおっ!?」
ぶつぶつと独り言を喋っていたトカゲに向けて、彼女は話しかけた。
トカゲはひどく驚いたようで、素っ頓狂な声をあげて少女に顔を向ける。
「お、起きてたんかー……」
「うん、痛いけど……」
「あー、うん、そりゃ痛いやろ。じっとしててや」
養殖すべきだという意見を一笑した私を消し炭にしてやりたい。
人間がここを訪れなくなった。
人間どもは薬を開発し、病魔を祓うのに我らの果実を使う必要もなくなったからであろう。私たちはここから出ることはできない。
だからこそ、果実を奪いに来る人間を狩ることで、我々は生きてきた。
しかし、その人間はもういない。私は今、ようやく理解した。
私たちは人間に生かされていたのだ。取るに足らないはずの、はるかに弱い種族に。
廊下とほとんどの室内には白骨化した未知の生物の死体が散乱しています。> 人間がここを訪れなくなり、今日で[解読不能]年が経つ。
人間どもは薬を開発した。病魔を祓うのに我らの果実を使う必要もなくなったからであろう。
我々はこの城から出ることはできない。
だからこそ、果実を奪いに来る人間を狩ることで、我々は生きてきた。
しかし、その人間はもういない。私は今、ようやく理解した。
人に生かされていたのだ、
許可を得た方々へ
これは外来人が外来人の目線で妖怪を記述したものの原本です。
貴重な史料であると同時に、遺品となっているものもあります。
取り扱いは慎重に行いください。
(本サイトへは投稿しないものです。)
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは消滅したと考えられます。
(以前の収容手順)
SCP-XXXX-JPはサイト-81██に収容されています。SCP-XXXX-JPから半径25m以内を金網によって覆い、許可された人物以外の侵入を防いでください。金網の内部に入る場合、レベル3以上の職員の許可を得てください。また、SCP-XXXX-JPの半径15m以内に入ることは、Dクラスを用いた実験等を除き禁止します。その他、対象の半径15m以内に入る要件がある場合、サイト管理者に申請をしてください。
説明: SCP-XXXX-JPは異空間へと通じる穴です。対象の形状は三日月形であり、「空間に切れ目を入れたような」と報告されます。SCP-XXXX-JPは常に空中に固定されたように不動です。内部は目のような映像が多数存在し、空間の広がりの範囲は不明です。SCP-XXXX-JPの内部に入った物体は消滅します。取り付けられた発信機や、物理的なロープ等は消滅の瞬間に全て破損するため、どこへ消滅しているのかは分かっていません。SCP-XXXX-JPの周囲約8m以内に特定の生物種3が侵入した場合も異常性が発現し、対象によって"吸引"され、内部に引きずり込まれます。
SCP-XXXX-JPは20██年██月██日、サイト-81██の食堂に突如出現し、たまたまその場に居合わせていた財団職員[編集済み]人が対象の異常性によって消滅しました。その後、救出の為、自己志願者で構成された機動部隊1部隊が送り込まれましたが帰還していません。実験により送られたDクラス█名の安否も不明です。
典型的なブラックホール型のオブジェクトのようです。—██博士。
補遺1: 20██年██月██日、対象の内部から、財団職員、機動部隊、Dクラス、合計で[編集済み]人が"吐きだされ"ました。同時にSCP-XXXX-JPは消滅し、現在まで出現をしていません。その後、帰還者に対して行われたインタビューによって、SCP-XXXX-JP内部には多数の超常的な存在が生息していたことと、SCP-XXXX-JPの発生要因は内部で解決されたことが判明しています。
補遺2: SCP-XXXX-JPの消滅から█年が経過し、再出現の様子が見られないことから、対象はNeutralizedへ再分類されました。
補遺3: 帰還した人物の一部はSCP-XXXX-JP内部で非公式のレポートを作成し、サイト-81██へ持ちかえっています。他、オブジェクト内部で作成されたいくつかの非公式レポートおよび文書を、帰還者が持ちかえっています。それらのレポートは同サイトに保管されているため、参照したい場合はレベル2以上の職員の許可を得てください。
以下は財団データベースに公開されている一部のレポートです。非公式レポートであり、公式レポートの形式・文体と異なる部分が存在しますが、可能な限り当時の状態のままに保管されています。
アイテム番号: SCP-006-HA。非公式レポートです。執筆者-██ ██
オブジェクトクラス: Euclid(推定)
特別収容プロトコル: [空白]
説明: SCP-006-HAは██歳ほどに見える日本人の女性です。オブジェクトは名前を[解読不能](漢字による名前)と名乗り、日本の巫女服のような服装を好んで着用しています。しかし、服の拵えは通常の巫女服と異なり、脇部分が大きく開けた珍しい形状のものです。
SCP-006-HAの異常性は、中空に浮かび上がることが可能である点です。なお、この異常性はSCP-XXXX-JP内ではさほど珍しいものではありません。しかし、オブジェクトおよびオブジェクトと親しい超常存在は「SCP-006-HAの浮遊は、通常の浮遊とは異なる」と述べています。(筆者本人の観察では相違点を発見できませんでした。)
SCP-006-HAはSCP-052-JPと似た形状の札と大型の針を使用し、投擲による攻撃を行います。他、未知のエネルギーを利用し、光球やレーザーを作成して攻撃を行う、"弾幕"と呼ばれる技術を使用します。"弾幕"はSCP-XXXX-JP内では標準的な攻撃方法のようであり、ほとんどの超常存在は、程度の差はあれどこの攻撃方法を使用することが可能です。
補遺: SCP-006-HAはSCP-XXXX-JP内において、極めて重要な人物のようです。
アイテム番号: SCP-003-KI。非公式レポートです。執筆者-██ ██
オブジェクトクラス: Euclid/Safe(推定)
特別収容プロトコル: 私を閉じ込める方法なんてないぜ!4 落書きしないでください。これも魔法とやらですか?
説明: SCP-003-KIは大きく二つの構成要素で形成される超常存在です。
SCP-003-KI-1は██歳ほどに見える日本人の女性です。オブジェクトは名前を[解読不能](漢字による名前)と名乗り、「西洋の魔女」を思い起こされる白黒の服装を好んで着用しています。SCP-003-KI-1は自身を「普通の魔法使い」と自称し、未知の技術を身につけています。また、彼女はほとんど常にSCP-003-KI-2を保持しています。
SCP-003-KI-2は八角柱の形状をした黒色の物体です。SCP-003-KI-1は対象を「█████」と呼称しています。SCP-003-KI-2はその表面に光熱を発生させます。この際、明らかに物理的な法則を無視しているように見えます。対象の"火力"はSCP-003-KI-1の手によって調節することが可能であり、最小で一般コンロの弱火程度、最大で[解読不能]。また、SCP-003-KI-2は極めて頑強であり、未知の金属によって構成されています。
SCP-003-KIはSCP-003-KI-2を使用し、発生した光熱によるレーザーの"弾幕"を用いて攻撃を行います。戦闘の際、SCP-003-KI-1は「箒」に乗って飛行しますが、箒そのものに異常性はなく、あくまでSCP-003-KI本人の技術によるもののようです。
アイテム番号: SCP-009-CHI 非公式レポートです。執筆者-██ ██ 収容協力-SCP-006-HA。
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-009-CHIは常に拘束した状態でヒトザト5の[解読不能]室内に収容されます。オブジェクトの周囲には常にSCP-006-HAの作成した"霊符"と私のライターを適切に配置してください。配置方法は別紙に記述されています。(クリップされた別紙には[解読不能]室内の間取りと思われる図が描かれている。)室内には最低2名の人員を設置します。SCP-009-CHI背部の氷柱の形状が巨大化した場合、ただちにライターを点火してください。
説明: SCP-009-CHIは2█歳ほどの████人種に見える未知の生命体です。身長は約170cm、体温は非常に低く、おそらくは0℃未満であると考えられます。
SCP-009-CHIの異常性は、オブジェクト自身の意のままに、一定範囲内の空間の温度を低下させることが可能である点です。温度の低下速度は極めて急激かつ迅速であり、████平方m全域を数秒で凍結させます。
SCP-009-CHIの背部には約1mほどの氷柱が常に浮遊しており、その原理は不明です。またSCP-009-CHIの精神状態や体調、体力に応じて形状が変化するため、氷柱の形状を観察することでSCP-009-CHIの状態をある程度推測することができます。
SCP-009-CHIは自らを「強大な存在」と言ってはばからず、自ら以外の存在を軽視し、極めて傲岸不遜な態度をとります。その気性と能力の危険性から、(私の主観的な判断ではありますが)対象はketerに分類されました。
オブジェクトは熱にやや弱い傾向を見せ、特に"機器による火"を非常に苦手とします。SCP-006-HAの作成する"結界"と組み合わせることで、オブジェクトの収容に成功しています。
補遺1:オブジェクトと親しい超常存在、およびSCP-006-HAは、「本来のSCP-009-CHIはこのような性質ではなかった」と述べています。何らかの要因が考えられ、調査が継続されています。
補遺2:SCP-██████-████-1の無力化に伴い、SCP-009-CHIの危険性が大幅に減少したことで、対象はEuclidに再分類されました。(こんな小さな子供だったとは……)。また、SCP-XXXX-JP内の慣例に伴い、オブジェクトは解放されています。
空白