sigureni

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準人型収容セルにて常時可視光線および紫外線に極力暴露しないようにして収容してください。SCP-XXX-JPと接触する際には専用装備で武装し、警備員2名以上を帯同することが推奨されます。担当職員はSCP-XXX-JPが要求した場合もしくは職員が処置が必要と判断した場合、SCP-XXX-JP-Aの摘出を行ってください。採取されたSCP-XXX-JP-Aは採取した部位、形状を記録した後、廃棄してください。

説明: SCP-XXX-JPは30代前半の日系の男性のように見えます。SCP-XXX-JPはその特異性のために全身に創傷を負い、容姿へのコンプレックスと症状の緩和のため全身を黒い衣服で覆い、同じく黒色の頭巾をかぶっています。SCP-XXX-JPの表皮は可視光線や紫外線、圧迫などの刺激を受けたとき腫瘍を形成します。この腫瘍は速やかに肥大化し、SCP-XXX-JP-Aに指定される鉄製のさまざまな形状をした鋭利な器具となりSCP-XXX-JPの体に突き刺さります。このときSCP-XXX-JPの体重はSCP-XXX-JP-A分増加しますが、いかなる原理によってSCP-XXX-JP-Aが形成されているかは不明です。

SCP-XXX-JPは20██/██/██に体から手裏剣が生えてくる浮浪者として地元警察に拘束された事から財団の興味を引きました。対応にあたった警察官の証言によると、当初SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aを投擲するなどして激しく抵抗しましたが、関節部を中心に発生したSCP-XXX-JP-Aによる失血によって衰弱し、およそ15分ほどで失神したところを拘束されました。その後、危険な状態と判断されたSCP-XXX-JPは警察病院に搬送され財団が確保するまでの2日間処置を受けていました。この間に発生したSCP-XXX-JP-Aは確認されているだけで536個にのぼり、うちいくつかはSCP-XXX-JPの自重によって押し込まれ主要な臓器を傷つけるなどしていました。

現在SCP-XXX-JPは足裏のSCP-XXX-JP-A発生頻度が比較的低い関係上、1日のほとんどを睡眠中も含めて直立した体勢のまま過ごしています。SCP-XXX-JP-Aの発生は現在のところ1日当たり1個以下で推移しています。

補遺: 20██/██/██に滋賀県█████市の廃屋からSCP-XXX-JPに関連するとおもわれる書類が発見されました。その中にはSCP-XXX-JPとおもわれる男性のイラストが描かれていましたが、実際の彼とは異なりSCP-XXX-JP-Aは体表に張り付く形で表現されていました。そのイラストの下部には小さく

※このイラストはイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。

と記載されていました。