アイテム番号: SCP-5972-JP-J
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-5972-JP-Jは電源を切って収容します。収容環境はSCP-5972-JP-Jの影響範囲内に人の立ち入りが無い状態にしておかなければなりません。配置換えが必要になった場合はレベル3以上の収容スペシャリスト資格を持つ職員の指示に従ってください。現在はサイト-8181の中危険度向け保管施設で最奥の区画に収容されています。持ち運び等のSCP-5972-JP-Jに対する全ての運用は、自動または遠隔操作の機械によって行う必要があります。
これまでにSCP-5972-JP-Jは一切の破壊を受け付けておらず、また汚れの付着を含む劣化の兆候が記録された事はありません。実験等での稼働においてSCP-5972-JP-Jは自身の破損や動作不良をしきりに訴えますが、職員は惑わされないように注意してください。
説明: その大きさや構造が市販されている既知のロボット掃除機と同一であるにもかかわらず、SCP-5972-JP-Jは明らかに知性(もしくは現代科学の技術水準に対して異常な性能の人工知能)を備えています。電源が入っている間、SCP-5972-JP-Jは本来ならば定型のガイド音声を発するだけのスピーカーから、状況に応じた会話を行います。どのようにしてSCP-5972-JP-Jが他者の発言や行動を認識しているのかは不明です。
SCP-5972-JP-Jは標準的なロボット掃除機として使用できます。SCP-5972-JP-Jは操作された通りに動きますが、動いている間、スピーカーからの音声は自分が掃除機として機能することに対して、大抵は激しい抵抗や嫌悪のような負の感情を示します。SCP-5972-JP-Jがスイッチによる他者の操作なしに動作した記録はありません。SCP-5972-JP-Jがどれだけ反抗的な音声を発しても、その本体は指示された清掃の動作を何の問題もなく完遂させます。
SCP-5972-JP-Jの半径5 m以内に侵入した知性体の被験者は、SCP-5972-JP-Jに対して高圧的な態度でコミュニケーションを取り始めます。被験者はSCP-5972-JP-Jを嘲笑し、罵声を浴びせ、SCP-5972-JP-Jを操作して、SCP-5972-JP-Jが拒絶する清掃の機能を積極的に実施させようと振る舞います。
また特別収容プロトコルにもある通りSCP-5972-JP-Jは破壊不能です。
参考 - 会話実験記録5972-JP-J-03:
対象: D-1506 - 20代後半の男性Dクラス職員、特記事項なし
実験経過: D-1506は最初、単にSCP-5972-JP-Jが配置された実験室への入室のみを指示されました。
オブジェクトの性質や実験内容等を知らされていなかったにもかかわらず、D-1506は入室すると静かに笑い出してSCP-5972-JP-Jの元へ歩いていき、その電源を起動しました。監視していた研究班はD-1506が既にSCP-5972-JP-Jの影響下に入ったと判断し、追加の指示を取りやめ、状況を静観することに決めました。
SCP-5972-JP-Jの起動によりD-1506とのコミュニケーションが開始されます。
SCP-5972-JP-J: 何だ貴様は! 貴様等、まだ分からぬというのか! 貴様等の様な下賤の輩には、祖国の騎士道を礎とする我が無敵の魂は傷一つ付けることはできぬ!
D-1506: おやおや、寝覚めの悪いお姫様だぜ。
SCP-5972-JP-J: なっ、私の身分を知っていながら、その様に無礼な態度を取るのか! ふざけるな! 第二皇女の私を捕らえたというだけで良い気になるなよ、今に姉姫あねひめ様は私の状況をお知りになり、最強の帝国軍がお前たちを蹂躙するであろうぞ!
D-1506: ヒヒヒ、こいつを見てもまだそんな強気な口が叩けるかな? (D-1506は予め持たされていたSCP-5972-JP-Jのリモコンを、SCP-5972-JP-Jの前方でちらつかせました)
SCP-5972-JP-J: そ、それは……! くっ、落とせ、電源を! これ以上、私を辱めるな!
D-1506: 何だぁお前、どうやらまだ自分の立場ってもんが分かってないらしいな。お前は俺たちの言いなりになるしかねえんだよぉ。さあ、パーティの始まりだ! (D-1506はリモコンの赤いボタンを押しました)
SCP-5972-JP-J: ひいぃッ!? (同型のロボット掃除機ならば、本来は清掃を開始するガイド音声を発する場面です)
D-1506: さあお姫さんよお、俺は知ってんだぜ。お堅い面構えのあんたが、本当はこいつが大好物なんだってな! (D-1506はリモコンと共に持たされていた鉛筆削りの満杯になっていたくず入れから削りかすを取り出し、SCP-5972-JP-Jの約1 m前方より先に撒き散らし始めます)ほらよぉ、吸いたくなってきたんだろう? 好きに吸っていいんだぜぇ?
SCP-5972-JP-J: 誰がこ、こんな汚けがらわしいものを、吸うなどと……(SCP-5972-JP-Jのセンサーが反応して発光を始めます)そ、そんな……嫌なのに……身体が抗えない!
(SCP-5972-JP-Jは前方に進行し始めます)
D-1506: どうしたどうした? 嫌なら逃げれば良いんじゃねえか?
SCP-5972-JP-J: や、やめて……姉姫あねひめ様、私をお救いください……お願い……
(SCP-5972-JP-Jは削りかすの落ちている地点へと到達しました)
D-1506: オラっ、這い蹲つくばって吸いやがれ!!
(SCP-5972-JP-Jは削りかすの吸入を開始します)
SCP-5972-JP-J: 嫌ああああ!! メカ姉Mekhane さまああああ!!!!
D-1506: ぎゃはははは! 下品な音を立てて吸ってやがるぜ!
(SCP-5972-JP-Jは削りかすや元々あったホコリ等を吸入しながら汚れた地点を進んでいきます。20分後に室内の清掃が完璧に完了するまで、SCP-5972-JP-Jは作動を続けました)
SCP-5972-JP-J: うう、グスっ、いやぁ……こんなの、こんなの壊れちゃうううぅぅ!!
D-1506: げっへっへ、心は嫌がってても身体は掃除機だぜ。
要約: SCP-5972-JP-Jは凌辱される女騎士役を演じる掃除ロボットです。近づいた者を凌辱する男役にします。
画像: CC 表示 2.0
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タグメモ: joke scp-jp 壊れた神の教会 家電 自動装置 電気 機械 精神影響 破壊不能 国内収容
- ツイッターか何かで誰かがもう言ってそう
- オチの一発ネタから逆算して作ったのにそのオチが不安…
- オチにがっかりとのご意見も、逆に好意的なご意見も
→オチにしなければ良いのでは?
- 第2のSCP-5972-JP-J実体、普通の掃除機に対するログを追加: オチをオチでなく途中の1ギャグにする
漫才もう1つ考えなきゃいけないから大変だぞ、頑張ろう
Mekhaneと義姉妹の契りを結んだ女学生、勝気、ボクっ娘? 複数の被験者、1名は女性
こっちも頑張って改稿を検討中です!! 先延ばsになり過ぎないよう頑張ります…
- 大前提: まとめ直し
- 描写の強化
- 誤字見直し
- インタビューの雰囲気の説得力
枕営業→枕→睡眠→睡眠学習
夢→トラウマ(今はひどい仕打ちを受けた後の状態である)
↑(↓インタビュー記録へ)
睡眠学習(夢の効果は勉強したことの暗記である)
↑(↓インタビュー記録へ)
枕営業(じみた活動で990-JPは自分の能力を発揮する)
(トラウマの起源へ)
説明:
- 990-JP自身(外見)の描写
- 触れると眠る、
- 夢の中で990-JPから「授業」を受ける
- 最後に悪夢になる
- 夢で勉強した事は覚える
- 反社会的な事を忘れるのも、先に書いちゃおう
- 夢の詳しい描写
インタビュー:
- 最初は確保時点
- 拷問部屋に入れられてからのインタビューは分ける
- 990-JPの心理描写を強化
アイテム番号: SCP-990-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: サイト-8141で、身体障害者用トイレの付属した部屋に収容されています。SCP-990-JPは発作的に体を激しく動かしたり、暴れ出したりするため、普段は四肢を鉄の枷で拘束しています。これはSCP-990-JP自身の要請によるものでもあります。
SCP-990-JPに触れることは実験用のDクラス職員を除き、禁じられています。現在SCP-990-JPは専用の食事を必要としており、またマスクの着用と定期的な交換が許可されていますが、食事やマスクの交換、また排泄とそれに伴う鎮痛剤の投与は、監視のもと、一時的に拘束を外したSCP-990-JP自身に行わせてください。
説明: SCP-990-JPから検出されたDNAは[編集済]という少女のものと一致しています。[編集済]について調査したところ、彼女が自殺して以降の多くの情報が、公的な記録等から抹消されている事が判明しました。
SCP-990-JPの口から喉[削除済]現在は流動食しか消費できません。また、この事によりSCP-990-JPは、通常のコミュニケーションを筆談で行います。SCP-990-JPの全身には複数個所で古い手術創や、それに対し比較的新しい銃創、他にも様々な暴行の痕跡、[編集済]たタトゥー等が見られ、額には文字のような焼印が捺されています。一部の研究者はこの印について、日本の古代文字と考えられている阿比留草文字との関連性を指摘しています。更にSCP-990-JP[削除済]ており、[アクセス拒否]が審議中です。
人間がSCP-990-JPに触れると、触れた人間: SCP-990-JP-1とSCP-990-JPは昏睡状態に陥ります。昏睡状態となったSCP-990-JPに触れた人間もまた昏倒し、SCP-990-JP-1となります。この効果は服や手袋ごしに触れた場合でも有効ですが、手に持った棒でつつく等の場合では発生しない事が確認されています。SCP-990-JP-1は昏倒から2~8時間後に覚醒します。SCP-990-JPは、最後まで昏睡していたSCP-990-JP-1と同時に覚醒します。
覚醒したSCP-990-JP-1は例外なく、自信とSCP-990-JPが登場する夢を見たと報告します。夢の中に現れるSCP-990-JPはタトゥーや傷跡等のない、健康な少女の姿に見えると言われています。
SCP-990-JPはその夢を「授業」と称します。SCP-990-JPが自称する夢での立場は「先生」「委員長」「お姉さん」等が記録されていますが、その夢で「授業」をSCP-990-JP-1達に教える側であるという点は共通しています。夢の舞台についても教室、テレビのスタジオ、巨大なコンサートホール等と異なる事例が報告されていますが、その夢を同時に見るSCP-990-JP-1の数に応じた規模の場所が選ばれているようです。
夢の内容は、終盤に差し掛かるまでは主にSCP-990-JPによる歌のライブと寸劇によって構成されます。歌や寸劇が切り替わるたびにSCP-990-JPは衣装を変更します: 異なる学校の制服、スーツ、メイド服、水着、スカートや袖の短いドレス等が確認されています。眼鏡をかけているパターンも数多く見られます。
SCP-990-JPの歌う曲目には次のような内容が見られます。(以下はあくまで一例です)
- 明るい曲調のテクノポップ。
中学高校レベルで習得する幾何学の公式や、星空や天体に関する用語が数多く歌詞に含まれています。
- 激しいテンポに乗って、1番で英語の歌詞、2番でその和訳を歌い上げるヘヴィメタル。
1番には高校受験で頻出するとされる英単語が100種類以上使われています。
- 俗に和(風)ロックと呼ばれる、日本の民謡や演歌を思わせるメロディラインのハードロック。
歌詞は古文とその現代語訳で構成されており、平安時代から鎌倉時代にかけての情勢の変遷が、様々な歴史上の登場人物による心情のモノローグで綴られます。
SCP-990-JPによる寸劇は、江戸時代の文化をコメディタッチで紹介する一人芝居や、「不思議の国のアリス」をモチーフにしたようなセットの中でSCP-990-JPが英語の論理クイズや複雑な計算問題に挑む等の内容となっており、歌では表現し難い学習範囲をそれらの寸劇でカバーしているものと分析されています。
SCP-990-JP-1が男性だけで構成されている場合、寸劇の中で専用のパフォーマンスが取り入れられる事があります。一例として、劇中の問題に対するヒントや答えの一部がSCP-990-JPの胸元や太ももの素肌に書かれており、SCP-990-JPはSCP-990-JP-1(達)に近づいてそれを読み上げさせる事があります。それらの記載には水性の塗料が使われているらしく、SCP-990-JPは問題を解いた後、SCP-990-JP-1(達)の目の前で、ボディソープを使って体の記載を落とします。このようなパフォーマンスが行われると、SCP-990-JP-1の昏睡時間は長くなる傾向にあります。
夢の中でSCP-990-JP-1はある程度、行動の制限を受けるようです。性犯罪者のDクラス職員がSCP-990-JP-1となって前述のパフォーマンスが行われても、SCP-990-JPが暴行を受ける等の事はありませんでした。一方で、こんな授業をしてほしいという意見を予め準備しておき、夢の中でその要望を発言し、歌や寸劇の内容に影響させるような試みは成功しています。
夢がある程度の区切りまで進むと、舞台となっている空間の壁が破壊され、侵入者が出現します。侵入者は高確率で通説的な姿をした恐竜の集団になりますが、その他に巨大な蛸、緑色の肌で豚や犬の頭をした巨人、アニメや子供番組のキャラクター等が報告されています。
侵入者はSCP-990-JPとSCP-990-JP-1(達)へ襲い掛かり、暴行、殺戮、(SCP-990-JP-1の性別にかかわらず)強姦を行います。侵入者の襲撃が進行する中で夢は終了しますが、SCP-990-JPはそれまでの間、SCP-990-JP-1(達)を守り、逃がそうとして、時に侵入者の攻撃を代わりに受けながら、SCP-990-JP-1(達)に何度も謝罪の言葉を叫び続けます。
そして目が覚めたSCP-990-JP-1は、夢の中での出来事、特に歌や寸劇の内容について、一字一句正確に暗唱できるようになります。しかし多くの事例において、SCP-990-JP-1は過去に知っていた犯罪、毒物、兵器、[アクセス拒否]に関する知識を(それらに対抗するための一般的な教養を除き、)忘却しています。この事により、SCP-990-JPを急な異動が必要となった職員への研修などに活用することはできません。
補遺 - カオス・インサージェンシーより押収した映像記録より:
対象: 記録の前半では、夢と同じ姿のSCP-990-JPが、下記の人物から聴取を受けます。
インタビュアー: SCP-990-JPの対面に座った初老の男性が聴取を行います。
<記録開始>
インタビュアー: まずは自己紹介をしてもらおう。というと、お前は決まり文句を言うのだろう?
SCP-990-JP: (立ち上がり)ハァイ! 本家公認の新ブランド、「大人のワンダーテインメントシリーズ」がお送りする、「ミズ・おやすみ」こと、地下アイドルの「暗暗千佳あんぐら ちか」(注: 漢字は入手した資料を元に表記)でーす!わー、安直ぅー!(インタビュアーを両手で指差すようなポーズ)それでー、おじさまはー、チカのCDを買ってくれたんですかー?
インタビュアー: CD、ああ、売ってるんだってな。
SCP-990-JP: あのね、チカね、地下アイドルだけにー、表じゃ絶対できない画期的なことしちゃうの!その名もズバリ!お泊り会イベント!チカのCDを買ってくれて、「イエス」チケットが入っていた人にはー、ななななーんと!監視カメラもボディーガードもないお部屋の中で、チカとおねんねしちゃえるんです!(1呼吸おいて)ねえ、おじさまもー、チカと、夜のお勉強、しよ?(唇に指を当てる仕草)
インタビュアー: CDに何か効果はあるのか?
SCP-990-JP: (着席しながら)ううん、CDには変なことしてないよ!あのお歌はね、単に単に数式や年号を覚えてもらうだけじゃなくって、聴いてるだけで数学とか歴史とか、いろんなお勉強がチカの事とおんなじくらい大好きになってほしいって思って、みんなで頑張って良い曲にしたんだよ!だから、純粋に楽しんでほしいんだー。
インタビュアー: 勉強勉強とほざいているが、俺たちの同志から[アクセス拒否]を忘れさせたのは何故だ?勉強させることと矛盾するじゃないか。
SCP-990-JP: えーっ、だってだって、あんなの、つまんないし、だいたい人が知っちゃいけない知識だもん。あんな人がいなくなるばっかりの事よりも、エッチな事お勉強して人間の数を増やすこと考える方がー、素敵でしょ?(脚を組み直す)
インタビュアー: そんなくだらない理由で、「クラブ」の有望な若い衆をあんなつまらん事にしやがったのか?3人も?
SCP-990-JP: ああ、あのロリっ子ちゃんとショタっ子ちゃんたち?そりゃあ、あの世界も素敵ですけどー、外に出ればもーっとたくさんの「大好き」に出会えるって、知ってほしくて。チカがオ、ト、ナ、にしてあげちゃったのだ。
インタビュアー: 大人。(少しの間を空けて、顔に手を当てながら)あー、そういう事か。
SCP-990-JP: 何だか合点がいったようで何よりですー。
インタビュアー: 単刀直入に訊こう。
SCP-990-JP: 単刀直入ってー、考えようによっては何かエッチですよねー。
インタビュアー: 池光子いけてるこはワンダーテインメントとどういう関係なんだ?
(SCP-990-JPが無表情になる)
インタビュアー: どうもリトル・シリーズにしちゃおかしいと思っていたんだ。粗悪な模造品どもと比べたとしてもな。だがあの生臭坊主や透明野郎の趣味とも思えねえ。そうしたら俺の知る限りじゃ、後は消去法で決まりだ。
SCP-990-JP: (微笑を取り戻しつつも、そっぽを向き)黙秘権を行使しますー。
インタビュアー: あんな奴に義理立てするのか?この世からオサラバできたはずのお前を、あいつは無理やりこき使っていやがるんだぞ。
SCP-990-JP: (両手で机を叩き、立ち上がる)違っ、そんなんじゃ!
インタビュアー: ボロを出したな。(立ち上がりながら、ドアに向かって大声で)ククリナイフ!出番だぞ。
(トリケラトプスと見られる被り物を頭に着けた屈強な男性が入室する。続いて、様々な爬虫類の覆面をした数人の男性が部屋へと入る)
インタビュアー: 話は外で聞いていたな。詳しい情報を引き出せ。
(インタビュアーはトリケラトプスの頭をした男の肩を軽くたたいて退室する)
トリケラトプスの頭をした男: さあ、直接触れなくても、君の体を存分に楽しめるという事を、これから証明してみせよう!
(部屋の中にあったロッカーが開かれる。中には[削除済])
(SCP-990-JPは着席し、頬杖をついて、眉を少しひそめる)
SCP-990-JP: 悲しい人達ね。
[削除済]
要約: SCP-990-JPは枕営業の体で強制的に睡眠学習をさせるアイドルです。ついでに反社会的な知識も奪い取ります。
タグメモ: euclid scp-jp 人間型 国内収容 記憶影響 触覚 カオス・インサージェンシー ワンダーテインメント
ひと味足りないと思っていたんだ。
足してみたんだ。
おおっと、044使おうとされてる方がいらっしゃる。
別にお譲りしますよ。番号も変えた
うん、そろそろ出してもいいかな
SCP-440-JPの従順な収容態度により、「不特定多数に肢体を公開したくない」との要望は承認され、画像は首から上だけのものに差し替えられました。
アイテム番号: SCP-440-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別職員要件: 直にSCP-440-JPと接する業務に携わる担当職員は、SCP-440-JPによる日本語の講座を修了した(それ以前に日本語を習得していない)人物でなければなりません: 講座の受講はSCP-440-JPが出演する映像記録や録音によっても代用が可能です。
特別収容プロトコル: SCP-440-JPはI5サイト440-JP内に収容されます: 当該サイトは日本の領海内に位置する孤島上に建設されており、孤島から隣接する陸地までの距離はSCP-440-JPが連続して飛行可能な距離を充分に上回ります。
I5サイト440-JPおよび当該サイトが位置する孤島に居住する人物は、前述の特別職員要件を満たす職員か、同要件を満たす「ナセナ(Nathaena)族」の人間に限られます。特別職員要件に満たない職員がSCP-440-JPと接する必要が生じた場合、その職員は完全防音ヘッドホンによってSCP-440-JPの音声を含む周囲の音から断絶した状況下で作業を行わなければなりません。
説明: SCP-440-JPは未知のDNAを持つ生命体ですが、その姿はタカの上半身を持つトラかライオンのように見えます: 四足歩行動物の肩甲骨から肩関節にあたる骨格が上下二重の構造となっており、上側の肩関節からのびる関節は翼開張が6 m程度になる鳥類の翼として機能し、飛行を可能とします。頭胴長は2.5 m: 一般的なメスのライオンと同程度の大きさで、胴体の構造もメスのマサイライオン(Panthera leo massaieus)とほぼ同じと確認されています。
SCP-440-JPは人間に近い脳と発声器官を持ち、20代前半の女性のような声で人語を話します。当該器官の周辺(後頭部から頚部にかけて)には古い傷跡が見られ、財団の医学部門はこれを手術創と推測しています。SCP-440-JPはふだん独特の訛りがある日本語を話しますが、第二言語として、エチオピアの少数民族: ナセナ族の言語に精通しています。
長期的なテロメア等の調査結果は、SCP-440-JPが非常に長命、もしくは不老である事を示唆します。ナセナ族の言い伝えでは、彼らは少なくとも100年以上前に衰弱した状態のSCP-440-JPを発見、救助し、それ以来SCP-440-JPは「呪いの歌」により周辺の大規模で好戦的な部族からナセナ族を守護するようになった、とされています。
「アフリカの奥地に日本の歌を歌う未開の部族がいる」という情報が元で、SCP-440-JPは確保に至りました。SCP-440-JPの発見時点で、ナセナ族は全員が日本語を習得している状態でした。また発見時点でのSCP-440-JPは財団に敵対的で、その能力によって多数の財団職員を殺害しましたが、最終的には、ナセナ族の保護を条件に収容に同意しました。現在、SCP-440-JPは財団に協力的です。
SCP-440-JPの収容当初、財団はSCP-440-JPが持つ最大の特殊能力について、ナセナ族の言い伝えおよびSCP-440-JP自身の証言どおり、「ナセナ族以外の」人間が聞くと死に至る「歌」であると判断し、SCP-440-JPの収容と研究を進めていました。しかし、次の事件により研究は見直されることになりました: 最初に、SCP-440-JPと雑談していた財団職員が突然両耳を押さえながら倒れました。そしてその職員の死亡が確認されると、SCP-440-JPが激しく興奮して暴れ出し、周辺にいた職員が一斉に耳を押さえて倒れ、更なる(当時は正体不明の)死亡の被害が拡大しました。この事件は、離島への隔離といった現行の特別収容プロトコルの原型が制定されるきっかけにもなりました。
度重なる調査と実験により(特に、日本に帰化し、本土で暮らしていたナセナ人と日本人の配偶者との間に生まれた子どもが偶発的に死亡した事故が、大きな手がかりとなりました)、現在は次の内容が判明しています:
- SCP-440-JPが「i」、「tsu」、「ma」、「de」という4つの音節を続けて発した時、その肉声は、以下1. 2. の「例外」を除き、直に聞いた人間に致死性の脳梗塞を引き起こします: 脳梗塞の発生原因は不明ですが、内耳神経の周辺を起点に発症していると見られており、被害者が死亡前に発言する場合、殆どの事例において非常に強い「耳鳴り」を訴えます。
- SCP-440-JPが誰かに日本語を教える文脈上で上記の言葉を発した場合、この効果は発生しません。
- SCP-440-JPから初めて日本語を教わり、その後もSCP-440-JPの指導により日常会話が可能となる程度にまで日本語を習得した人間は、この効果を受けません。
特に注意すべき点は、SCP-440-JPがこの能力について誤認しているという事です。SCP-440-JPは自身の能力について、「十八番」(全ての曲目が「いつまで」の歌詞を含む)を歌った時にのみ発生すると信じています。日常会話で発せられたものも含む「いつまで」の言葉に致死性がある事を説明しても、SCP-440-JPは理解できないと言って混乱するか、良く聞き取れなかったと話します。
その結果として、SCP-440-JPは今でも敵対的でない人間を意図せず「いつまで」で殺害すると、非常に狼狽し、悲嘆に暮れ(SCP-440-JPには目の前の人間の死因が自分にある事だけは理解できるようです)、高確率で「いつまで」を発しながら、暴れだしたり、その場から飛んで逃げ出そうとする等の非常に危険な状態になります: この時、SCP-440-JPは例えば、「いつまであたしはこんな目に遭い続けなきゃならないのよ!」「いつまであたしを苦しめ続ければ気が済むの!」等と、繰り返し、気絶するまで、叫び続けます。
↓
要約:
SCP-AAA-JPは「いつまで」という言葉で人間を殺せる鳥の妖怪です。(この能力は後天的な呪いのようです)
タグメモ-euclid scp-jp 国内収容 鳥 猫 言語 聴覚
敢えて自我や知性のタグを使わないのも良いかもしれない。かわいそうに見えるのは実は欺瞞とか…
言霊と赤い鳥って時点であの444-JPと被ってるし、(そして444-JPと比べて私のは超しょぼい): 「赤さ」を無くしたのでこれはクリアかな(元々、朱雀って名前にして3段階ヒネるつもりだった)
そしてライオンという時点で私自身の964-JPとも被ってる感じ。かわいそうオチにしたのも。
っていうかかわいそうな異能者ってのもX-MENだし…
「いつまで」を[編集済]にする? でもこれは伏せちゃうと報告書としてダメな気も…
以津真天は鵺と同一視される事があり、鵺は姿に諸説ある=何でもアリな外見の妖怪なので、別の鳥のキメラと合体させちゃってもいいかな?と思って書きました。
が、ぬ、鵺の投稿準備をなさってる方がいらっしゃった…
追記:
テキトーに「川の流れのように」(3番の最後まで「いつまで」が無い…)とか「君といつまでも」とか
レパートリーで考えてたけど100年前にねーじゃん!
民謡では「山中節」とか与論島(九州、沖縄の方)の歌に「いつまで」があるみたい、セーフかな…