takenamaco SCP案などメモ書き

(ベタ打ち中、執筆途中です)

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-███内にある施錠された███施設内に収容されています。保管する際は、施設内中央に配置された楽譜台の上に表紙が見える状態で固定してください。SCP-XXX-JPに直接触れることができないよう、透明のビニールで完全に覆うことを忘れないでください。セキュリティレベル5以上の職員の許可なくSCP-XXX-JPの施設内に入ること、覆われているビニールを外すことは禁止されています。

SCP-XXX-JPが置かれている部屋は監視カメラで常に監視されています。監視カメラは施設内に3台、入り口に1台配置し、死角がないようにしてください。監視は2人1組で行い、1時間ごとにSCP-XXX-JPの状態を██博士へと送信してください。持ち去られないよう最大限の注意を払ってください。

SCP-XXX-JPを使用した実験は凍結されています。追加で実験を行いたい場合はセキュリティレベル5以上の職員3人の許可が必要です。

説明: SCP-XXX-JPはB6サイズの本の形で存在しています。表紙、裏表紙ともに皮でできており、ペプチドマスフィンガープリンティング(PMF)によって調査を行った結果、99.9%の確率で人間の皮膚で装丁されていると結論づけました。現在SCP-XXX-JPからは42人のDNAが検出されていますが、サンプルを取得する度に別のDNAが検出されるため、実際に含まれる人数は把握できていません。42のサンプルのうち2つで我が財団職員との一致がみられたため、SCP-XXX-JPを活性化させた者の皮が使用されているのではないかと考えられます1。サンプルが一致した職員の身体検査を行いましたが、怪我や不自然に皮膚が剥けた跡は見られませんでした。

SCP-XXX-JPに被験者2が直接3触れると、表紙に被験者の名前が出現します。この状態をSCP-XXX-JPの活性化状態と言います。名前が出現した状態でSCP-XXX-JPを開くと少し黄色がかったページに文字が並んでいるのを確認できます。文字は赤黒い色をしており、万年筆で書かれたような筆跡をもちます。使用されているインクは我が財団に登録されているどの物質とも適合しませんでした。文字は肉眼でしか確認できず、映像機器の記録、印刷機を用いたコピーなど、人工物を通すと白紙として出力されます。記された内容は被験者が生まれてから亡くなるまで、あるいは特筆すべき出来事がなくなるまでの記録であり、追跡調査でその正確性は確かめられています(実験記録XXX-JP-B参照)。SCP-XXX-JP活性化後のページ数は触れた者によって変化します。

補遺: SCP-XXX-JPは東京都████区の路地に店を構えていた占い師から保護されました。正確な予言にSCP-XXX-JPの存在が示唆され調査を行ったところSCP-XXX-JPの発見に至りました。占い師にはインタビュー後クラスB記憶処理を行い、現在クラスC職員として我が財団で雇用しています。