アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはデジタル機器用手順に沿って小物用ロッカーに収容されています。実験を行うには倫理委員会の承認が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは██████社製のディスプレイ搭載型音楽プレーヤー(SCP-XXX-JP-1)と█████████社製カナル型イヤホン(SCP-XXX-JP-2)です。各構成要素は記載されている同型番の物と外見が一致します。プラグ挿し込み部が完全に接着されているため、物理的な破壊無しでの構成要素の分離は不可能です。
異常性はSCP-XXX-JP-2を装着した上でSCP-XXX-JP-1内部に唯一保持されている再生リストファイルを再生することで現れます。再生リストは1999年に日本国内で発売された"█████・███"のベストアルバムに収録された楽曲を特定の順番で再生し、SCP-XXX-JP-2の装着者に合わせて各楽曲に要素を追加が行われるか、部分的にあるいは完全に書き換える形で改変され、再生されます。
トラックNo. | 改変内容 | 補遺 |
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01 | 楽曲を構成する2名の手拍子に第三者のものが加わる。この手拍子はSCP-XXX-JP-2の装着者の心拍と同期している。 | トラック02以降の再生終了後に毎回インタールドの如く再生される1。 |
02 | 用いられている全てのパートでギターの演奏音が歪められている。 | 演奏の波形を調べた結果、そのうちの1パートが装着者の心電図波形とリアルタイムで同期しており、残りパートは過去の装着者最新14人の当トラック視聴中の心電図波形と一致した。 |
03 | 楽曲中で用いられている演奏以外の音声が[削除済]に使われた旅客機の航行音とその犠牲者へのインタビューで構成されている。 | インタビューについては創作の疑い有。調査中。 |
04 | 儀式的殺人の録音音声をサンプリングしたと思われるパートが追加されている。 | 被験者のほとんどが、それが何の音かはわからないが不快であることを表明した。 |
05 | 楽曲に合わせた色彩の点滅を伴った映像がディスプレイに同時再生される。 | 色聴2を有する被験者全ての報告が映像ファイルと完全に一致している3。 |
06 | 楽曲は再生されず、[編集済]されている無音声の映像ファイルが再生される。加害者の姿は全身が黒いラバースーツで覆われているように見えるため、個人の特定が不可能。再生終了後、ストレージ内に視聴したファイルが生成される。 | 分析と調査から全ての映像は██県███市内で発生した事例を録画したものであると特定された。中には未発覚の事例も含まれている。採取された体液にはヒョウタン(Lagenaria siceraria var. gourda)の果汁が多分に含まれているが、被害者が聴取に非常に消極的であるため調査は難航している。 |
SCP-XXX-JP-1は同型番製品の仕様に沿ったメディアファイルの再生が可能ですが、自身が生成するファイルデータ以外の書き込みを行う事が不可能です4。
補遺: ここに補遺。
↑以上、下書き 以下、雑書き↓