煙草幼女の砂遊び
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は現在なされていない.詳細は下記説明を熟読すること.

説明:SCP-XXX-JPは,日本語のSCP報告書に関して発生する特異な現象である.通常,研究データの報告書は様々なルールに縛られ執筆される.それらは,一見して一般の人には読みにくいとされる文書とされる文体かも知れないが,それぞれに明確な理由があって制定されており,このようなルールとなっているのであって,財団における報告書のような文書には,このルールを守るべきであると執筆者は考える.

例えば,SCP報告書には句読点にカンマピリオドを使わない.これは通常,国際ルールとして句読点にカンマやピリオドを使うルールがあり,それに従った伝統ではあるものの,主に報告書を読むであろう研究者にとって最も馴染み深いものであり,可読性を考えればカンマやピリオドを使う事が好ましいだろうことは想像に難くない.他にも,報告書は断定すべき事柄であり,「です.ます.」といった口調は好まれないはずである.など,様々な箇所に不親切で不適切な表記が見られる.しかし,現状それらルールを守った報告書は存在しない.なぜか? それこそがこのSCP-XXX-JPである.

SCP-XXX-JPは,日本語で書かれた財団のSCP報告書,また,それに関する付属資料等に発生するミーム効果である.そのミーム効果の影響を受けた財団職員は,なぜか「です.ます.」調などの,不適切な報告書の書式,文体を適切である.と誤認識するようになる.現状,あらゆる記憶処理はその効果を及ぼさない.そのため,適切なルールに従い報告書を執筆した職員にそれが誤りであると強く指摘するようになるだろう.どの時点でこのミーム効果を受けるかは不明だが,このミーム効果が明るみに出ない現状,o5評議員や日本理事を含めたほとんどの職員がこのミーム効果を受けていることが推定される.

このミーム効果は,時に報告書の可読性を著しく低下させ,収容違反を引き起こす原因となりうる.そのため,早期収容の要請と共にオブジェクトクラスをKeterに指定すべきであると進言する.

誰だ、こんなイタズラを書いたのは、私が書いていることになってるじゃないか、せめてちゃんと財団の報告書フォーマットにしないと――██博士