エージェント・ツチノコの乱雑ノート
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81██の食品保管ロッカーに収容されています。実験を行いたい場合、レベル3以上の職員2名以上か、サイト管理官の許可を得てください。実験以外でのSCP-xxx-JP-1の摂取は禁止されています。なお、SCP-XXX-JPで実験を行う場合、鬱の傾向がある者は被験者として相応しくありません。

説明: SCP-XXX-JPは陶器製のティーカップです。いずれも青い模様が入っている以外に特徴はありません。SCP-XXX-JPの特異性は6時・8時・11時・13時・15時・20時・24時に発揮され、この時間になるとティーカップの中が青い液体(以下表記 SCP-XXX-JP-1)で満たされます。内容物の成分を検査した結果、ダージリンティーの成分とほぼ一致しました。
SCP-XXX-JPはエージェント・ツチノコが███県███市北部の骨董品屋で発見、収容しました。なお回収後、骨董品屋の店主にはBクラス記憶処理を施しました。

このSCP-XXX-JP-1を摂取した被験者は自分の過去の過ちを懺悔し始めます。あるDクラス職員はこの施設に収容される原因となった連続殺人を、あるDクラス職員は親への懺悔といった様々な内容ですが、過去の出来事で自分自身が一番後ろめたい過ちについて自白すると思われます。それと同時に被験者の肌・眼球といった身体が青白くなる現象も確認されました。
日に日に、SCP-XXX-JP-1を摂取した被験者の青白く光る現象は収まっていきます。
なお、この症状は発症から懺悔が終わるまで続き、自白後数日間鬱のような症状がみられます。会話の内容もネガティブな内容になり、この日数はその被験者が摂取した量により変化します。
身体が青白く光る現象が治まると同時に、ネガティブな発言も止まり以前のような会話ができるようになります。

容物は時間をおいても温度は変わらず、90℃を維持し続けます。また、カップ内に違う液体を入れて放置しても時間が来るたびにSCP-XXX-JP-1で満たされます。

実験記録XXX - 日付20██/10/01

対象: D-63547
実施方法: SCP-XXX-JP-1を違うカップに入れ摂取
結果: 先述の症状は見られず、普通の紅茶だったとコメント。
分析:あのカップに何か秘密があるのかもしれない。

実験記録XXX - 日付20██/10/02

対象: D-63547
実施方法: SCP-XXX-JP内に牛乳を入れ摂取
結果: 先述の症状は見られず、普通の牛乳だったとコメント。
分析: SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1二つが必要とみられる。

実験記録XXX - 日付20██/10/03

対象: 実験用マウス
実施方法: カップ内にいれ密閉、周期まで放置
結果: マウスは跡形もなく消え去り、SCP-XXX-JP-1が生成されていた、このSCP-XXX-JP-1を飲んだ事のあるDクラス職員に飲ませたところ
前に飲んだ紅茶と同じだとコメント。
分析: この実験により内部の内容物すべてを変換することが分かった。

実験記録XXX - 日付20██/10/04

対象: D-63547
実施方法: 1日間SCP-xxx-JP-1を摂取させ続ける
結果: 青白い光が1週間続き、軽度のうつ症状。
分析: 摂取する量で持続時間、症状を重くさせることが分かった。


補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
このSCP-xxx-JPを使って弱みを握ることは推奨されていません
SCP-XXX-JP-1の自白効果を使い、捕えた要注意団体の構成員に、自白剤として使用される試みがなされています。